「作曲を始めてみたいけど、作曲に才能は必要なの?」
「作曲できる人とできない人の違いって何?」
このように、作曲を始めてみたいとは思いつつ、才能がないと作曲できないのかと不安に思う音楽初心者の方は多いでしょう。
実は、作曲を行うのに才能の有無は関係ありません。
今回は、作曲に才能は必要なのか、また作曲できる人とできない人の違いや音楽センスの磨き方を紹介します。
この記事を読んで、作曲を始めるためのモチベーションを高め、実際に行動に移してみましょう。
以下の記事では作曲をしたい人が準備すべきものを紹介しているのでぜひご覧ください。
目次
1.作曲に才能は必要?
多くの人から支持を受けるような、良い曲を作るには作曲の才能が必要な場合もあります。
しかし、作曲を始めるのに才能は必要ありません。
今まで音楽は聴くだけで、実際に作曲にチャレンジすることはなかった音楽初心者の方でも簡単に作曲を始めることは可能です。
また、作曲ができる人は努力や経験を重ねてきたからこそ良い曲を作れる能力を身につけたのであり、今現在あなたが作曲できるかできないかで才能の有無を決めつけるのは時期尚早とも言えるでしょう。
最初から自分には才能がないだろうから作曲も無理だろうと諦めるのではなく、まずは音楽ができる仕組みを知り、自分なりに作曲に挑戦してみることが大切です。
作曲は決して難しくなく、簡単な方法を活用すれば音楽初心者でもオリジナルソングを作って音楽をより楽しむことができます。
以下の記事では音楽初心者向けに簡単な作曲方法を紹介しているのでぜひご覧ください。
2.作曲できる人とできない人の違い
ここでは作曲できる人とできない人の違いを紹介します。
以下の3つを普段から意識し、作曲にも良い影響を与えられるようにしましょう。
- 物事を継続できるかできないか
- 逃げ口を作るか作らないか
- インプットやアウトプットの量の違い
順に紹介します。
(1)物事を継続できるかできないか
作曲ができる人とできない人の1つ目の違いは、物事を継続できるかできないかです。
どんなことにも言えることですが、何事もスキルを身につけるには努力を継続し続けるしかありません。
例えば作曲を継続し、キーのスケールやコードを覚えることで作曲をする度に調べ物をする必要がなくなり、作曲のスピードが上がり生産性が向上します。
また、相対音感が鍛えられることで脳内のインスピレーションをより詳細に曲作りに反映できるようになるでしょう。
最初は頭の中で思いついたメロディを実際に演奏したり曲として成立させるのは難しいため、モチベーションの低下を感じることもあります。
しかし、少しずつ作曲のコツや流れを理解し、小さな目標をクリアし続けることで作曲を継続できるようにする努力が大切です。
(2)逃げ口を作るか作らないか
作曲ができる人とできない人の2つ目の違いは、逃げ口を作るか作らないかです。
最初から作曲にはセンスが必要だと言い張って、結局作曲に挑戦しないのは最初から作曲から逃げているだけとも言えてしまいます。
センスが必要になる場面というのは、曲を人の前で披露するといったかなり上の段階に進んでからであり、人並みに曲作りをすることに限ればセンスではなく努力の方が大切でしょう。
もちろん、努力の方向を間違えてしまっては意味がないので、自分に合った方法で作曲を始めることが重要です。
逃げ口を作りたくなるような環境に自分を置かず、毎日少しずつでも続けられる作曲方法で経験を重ねていくことが大切でしょう。
(3)インプットやアウトプットの量の違い
作曲ができる人とできない人の3つ目の違いは、インプットやアウトプットの量の違いです。
作曲においてのインプットは、たくさんの音楽を聴くことです。
聴かず嫌いをせずに、様々な世代、様々なジャンルの音楽を聴いていくことで自分の視野を広げることができます。
また、これまでになかったような斬新なメロディを作るためにも、たくさんのメロディを聴いて差別化を図ることも重要でしょう。
逆に作曲においてのアウトプットとは、自分が作った作品を誰かに聴かせることです。
今はネットが普及しているので、SNSや音楽シェアサイトなどでいくらでも楽曲を公開することができます。
最初は自分が作った楽曲に自信がなく、なかなか公開できないということも多いでしょう。
しかし、アウトプットすることで情報や知識を定着させ、作曲技術の向上に繋げることもできますし、不特定多数からの反応を受けることで今後の改善点が見つかったり、その楽曲の聞こえ方が変わることも少なくありません。
インプットとアウトプットを繰り返すことで、新たな知識と技術を取り入れ、少しずつ自信をつけていくことで作曲のレベルを上げていくことができます。
3.音楽的センスを磨く3つの方法
ここでは音楽的センスを磨く方法を3つ紹介します。
以下の3つを参考に音楽センスを向上させ、作曲活動に活かせるようにしましょう。
- たくさんの音楽を聴く
- たくさんのことにアンテナを張る
- 音楽知識を学ぶ
順に紹介します。
(1)たくさんの音楽を聴く
音楽的センスを磨く1つ目の方法はたくさんの音楽を聴くことです。
先ほども記載しましたが、音楽センスを磨くには多くの音楽を聴く必要があります。
たくさんのジャンルの音楽を聴くことで新たな発見ができるのはもちろんのこと、今まで聴いてこなかったジャンルにも手を伸ばすことで凝り固まった音楽的感性をほぐすことも可能です。
また、音楽理論を学ぶだけではわからない、また自分だけでは思いつかなかったような発想を得るためにも、多くの音楽に触れることは必要不可欠と言えます。
一定の料金でたくさんの音楽に一瞬でたどり着くことの出来るサブスクリプションサービスなどは特におすすめです。
(2)たくさんのことにアンテナを張る
音楽的センスを磨く2つ目の方法は、たくさんのことにアンテナを張ることです。
これは音楽だけではなく、普段の生活のありとあらゆるものに対してアンテナを張り、物事を多角的な視点で見るということです。
基本的に音楽で表現しているのは普段の生活のことですよね。
例えば恋愛中のことや失恋後のこと、誰かへの感謝の気持ちやポジティブなメッセージなどを音楽に乗せて表現しているわけです。
一見これは歌詞で表現することと思いがちですが、メロディも感情表現には欠かせません。
アンテナを張るということはたくさんの事柄に目を向けて、いろいろな感情を体験しようということです。
感性を豊かにすることで、作曲のテーマが浮かぶこともありますし、より聞き手の心に訴えかけるような曲を作れるようになりますよ。
(3)音楽知識を学ぶ
音楽的センスを磨く3つ目の方法は、音楽知識を学ぶことです。
センスを磨くのに音楽知識を学ばなければならないのかと思う方も多いと思いますが、せっかく養ったセンスを曲に反映するにはどうしてもそれ相応の技術が必要となります。
簡単な作曲方法はいくつかありますが、それらの方法ではより深い情緒を音楽的に表現することは難しいのです。
例えばコードの種類に「セブンスコード」というものがありますが、これはよく利用されるメジャーコードというものより大人びていて都会的な響きを持っています。
このコードを知っているか知らないかでは、自分の感情をより詳しく表現できるかできないかという点にも影響を与えますよね。
最初から力を入れて音楽知識を学ぶ必要はありませんが、作曲が習慣化し、より音楽の幅を広げたいと感じた際には音楽理論の勉強を始めてみるのも良いでしょう。
なんとなく行っていた工程が、実は音楽理論の一部だったということもありますよ。
以下の記事では初歩的な音楽理論について紹介しているので、ぜひご覧ください。
まとめ
今回は作曲に才能は必要か否かについて説明しました。
作曲の才能というのは確かに存在しますが、それが直接作曲できるかできないかに繋がるということはありません。
最初から才能がないと諦めていては勿体ないですし、まずは行動を起こしてみることが大切です。
最初は決して作曲が競争だとは考えずに、自分が今まで以上に音楽を楽しむための娯楽だと考えて経験を積んでいくと無理をせずに作曲を続けられます。
自分のペースで、作曲の楽しさや音楽の奥深さを味わっていきましょう。
以下の記事では作曲の手順について紹介しているのでぜひご覧ください。