ミキシングは何のために行う?作業の重要性とやり方7ステップ

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「ミキシングって一体どんなことをするの?」
「ミキシングにはやり方があるの?」

楽曲制作を勉強している人の中には、ミキシングについて情報を集めている人も多いのではないでしょうか。

実は、ミキシングは楽曲制作において重要な工程で、やり方次第で曲の完成度を大いに高めることが可能です!

本記事では、ミキシングの概要や目的、やり方について紹介します。

この記事を読めば、ミキシングを理解した上で曲のクオリティを上げられるようになりますよ!

1.ミキシングとは

ミキシングとは

ミキシングとは、別々に収録した音源を一つにまとめる作業のことで、ミックスダウンやトラックダウンとも呼ばれます。

たとえば、別々に録音したボーカルやギター音源、ベース音源などを合成することをいい、ミキシングによって一つの楽曲として完成するのです。

別々に収録しているので、ただ複数の音源を合わせるだけでは、音ごとに聴こえ方に差が生まれます。

そのため、ミキシングをする際には、それぞれの音源の音量などを細かく調整して、違和感のないように楽曲を作り上げることが求められる作業といえるでしょう。

2.ミキシングの目的・重要性

ミキシングの目的・重要性

ミキシングは、各音源(パート)のバランスを整えて聴きやすくすることを目的に行い、楽曲のクオリティを上げる上で最も重要な作業といえます。

人によって音の感じ方は異なるので、ミキシングの調整具合に正解はありませんが、主に以下の3つの項目に焦点を当てて行われるのが一般的です。

ミキシングの項目目的
音の透明感音がはっきり聴こえるように音色を調節して、音が区別できるようにする
各パートの配置似たような音が交わらないようにどちらかの音源を部分的に消したり、ずらしたりすることで音の棲み分けを行う
音量ボリュームを大きくして特定のパートを強調したり、ボリュームを均一にしてハーモニーを作ったりする

ミキシングは感覚を頼りに行う作業なので、経験がものをいいます。

ミキシングエンジニアという専門職種があるほどなのでハードルの高い作業ですが、挑戦してみることが大切です。

初心者はミキシングのクオリティは気にせずに、ミキシングによってどのくらい楽曲が生まれ変わるのかを実感するために、以下で紹介するやり方を参考に取り組んでみましょう!

3.ミキシングのやり方7ステップ

ミキシングのやり方7ステップ

ミキシングのやり方を紹介します。

主な手順は以下の通りです。

  1. ミキシングの準備をする
  2. 各トラックの音量を調整する
  3. 不要な帯域をカットする
  4. ダイナミクスを調整する
  5. 音色を調整する
  6. 音の奥行きを調整する
  7. 完成形を確認する

順に紹介するので、この流れに沿ってミキシングに挑戦してみましょう!

(1)ミキシングの準備をする

ミキシングの準備をする

まずは、ミキシングの準備を行います。

ミキシングをするためのソフトを用意しなければなりません。

Renee Audio ToolsAudacityなどのフリーソフトがあるので、試しにダウンロードして使ってみましょう。

ミキシング用のソフトをPCにインストールしたら、使用するトラックごとに名前をつけて、どのトラックが何の音源なのか見てわかるようにしておくことがポイントです。

(2)各トラックの音量を調整する

各トラックの音量を調整する

準備が整ったら、各トラックの音量を調整しましょう。

ミキシングで重要な工程の一つで、この段階で楽曲のクオリティがおおまかに決まります。

曲で一番持ち上がるパートから順に行うのがポイントで、重要な音源以外のフェーダー(出力のレベルを調整、設定するために使用する機能)を徐々に下げて、一番目立たせたい音源の聴こえ具合を調整しましょう。

また、パン(音の左右の定位のこと)を調整して適度に音の間を作ることで、音源をクリアに聴こえるように音を分離させておくことも重要です。

この工程で妥協すると楽曲の完成度が低くなるため、少し時間をかけてでもしっかり行うことをおすすめします。

(3)不要な帯域をカットする

不要な帯域をカットする

ある程度トラックごとの音量の調整が終了したら、イコライザー(音声信号の周波数特性を変更する音響機器)機能で、不要な帯域をカットしてください。

30Hz以下の超低域の音は、再生不可能な帯域といえるので、わざわざ残しておく必要がありません。

そのため、30Hz以下のバスドラムやベース音はハイパスフィルタ(遮断周波数より低い周波数の成分を削減するフィルタ)でカットしておきましょう。

また、バスドラムとベース以外の音源は、100Hz以下の部分もハイパスフィルタでカットすることで、低域をクリアにして低音の音源を聴きやすくすることが可能です。

あとは、低域で残したいパートがあれば、好みで調節しましょう。

(4)ダイナミクスを調整する

ダイナミクスを調整する

次に、ダイナミクス(音の強弱)を調整します。

コンプレッサー(音を圧縮するエフェクター)機能によって、音量が大きすぎるとこは抑えて、小さすぎるところは拡大することで、音量を一定に保つことが可能です。

たとえば、ボーカルの声量を一定に保ったり、ドラム音を印象付けたりするときに使います。

一通り音源を聴いてみて、ボリュームが強い・弱いと感じた部分にコンプレッサーをかけてみましょう。

(5)音色を調整する

音色を調整する

続いて、イコライザーで音色を調整しましょう。

イコライザー機能を使って、パートごとに強調したい部分をブーストさせます。

特にボーカルの高音域にブーストをかけることで、よりクリアでノビのある歌声にすることが可能です。

聴いている人に強く印象を与えたい部分などにブーストしてみましょう。

(6)音の奥行きを調整する

音の奥行きを調整する

最後に、音の奥行きを調整します。

リバーブ(残響音)とディレイ(反射して返ってきたように聴こえる音)を上手く使い分けることで、奥行き感を出すことが可能です。

たとえば、ボーカルにリバーブをかけて歌声に深みを持たせて、ギター音などにディレイをかけて重厚感を出すといったように使います。

奥行き感を出すことで曲調が大きく変わるので、ロックやテクノポップなど盛り上がる曲に積極的に使っていきましょう。

(7)完成形を確認する

完成形を確認する

音の奥行きまでを調整したら、最初から通して聴いて確認します。

参考となる音源と聴き比べて違和感がないかチェックしてください。

もし、音量や音の強弱、音色など調整が不十分と感じたら再調整しましょう。

まとめ

ミキシングは、楽曲制作の中でも完成度を高める上で重要な作業です。

ミキシング次第で曲の聴きやすさが大きく変わります。

初心者には難しいと感じるかもしれませんが、誰でも簡単に操作できるフリーソフトが登場しているので、今回紹介した流れに沿ってミキシングに挑戦してみてください。

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