MS処理の3つの効果とは?初心者におすすめのMS処理プラグイン3選

「MS処理って具体的にどんなことをするの?」
「MS処理をすることでどのような効果があるの?」

楽曲の編曲をしている人の中には、MS処理について詳しく調べている人もいるのではないでしょうか。

実は、MS処理は楽曲のクオリティを高めるための重要な作業で、するかしないかで楽曲の聞こえ方が大きく変わるのです!

本記事では、MS処理の概要や効果、MS処理をするのにおすすめのプラグインを紹介します。

この記事を読めば、MS処理を理解して、自分で作曲した楽曲のクオリティを格段と向上させられますよ!

なお、編曲のやり方について詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。

編曲のやり方の流れとは?作業前の重要な4つの準備と必須ツール4選

2020.06.29

1.MS処理とは

MS処理とは

MS(ミッドサイド)処理とは、左右に分かれたステレオ空間を作る際に、センターから聞こえる成分とサイドから聞こえる成分に分けることをいいます。

つまり、両方の耳から直接聞ける音と左右のどちらかでしか聞けない音に分けることです。

たとえば、イヤホンで音源を聞く際に、両方のドライバー(音が出る部分)から聞こえる音がセンター成分で、右と左のドライバーで聞こえる音が異なる音をサイド成分となります。

音の聞こえ方をセンターとサイドで分けることで、音を立体的にすることが可能です。

多くの楽曲で使われている処理なので、MS処理をできるようになっておきましょう。

2.MS処理の3つの効果

MS処理の3つの効果

MS処理の効果について紹介します。

主な効果は以下の3つです。

  1. 低音域を安定させる
  2. 異なる音源を共存させられる
  3. 音を左右に広げられる

順に紹介するので、MS処理をする意味を理解しておきましょう。

(1)低音域を安定させる

低音域を安定させる

MS処理をすることで、低音域を安定させることが可能です。

一般的に低音域よりも高音域の音の方が聞こえやすいため、高音域と重なると低音域の音がかき消されてしまいます。

高音域は低音域と一緒に聞くことでより印象的になるため、なるべく低音域も聞こえるようにしなければなりません。

そこで、低音域をセンター成分に、高音域をサイド成分に分けることで、低音域を高音域にかき消されないようにすることができるのです。

低音域をしっかり聞かせたいときに有効な手段であることを覚えておきましょう。

(2)異なる音源を共存させられる

異なる音源を共存させられる

センター成分とサイド成分で音を分けることで、異なる音源を共存させることができます。

MS処理でボーカルと楽器音を分ければ、各音源を印象的にできる点がメリットです。

たとえば、ボーカルをセンター成分に楽器音をサイド成分に区分することで、音域が重なってもどちらかの音源をカットせずに済みます。

ボーカルと楽器音を同じ成分にすると、ボーカルを強調するためには楽器音をカットしなければならなくなるので、各音源を共存させるテクニックとして覚えておきましょう。

(3)音を左右に広げられる

音を左右に広げられる

MS処理によって音を左右に広げることができるため、立体感を持たせることが可能です。

特にサイド成分を強調することで、左右に広がるような空間を演出することができます。

右と左で異なる音源を流すこともできるため、音のメリハリをつけたいときに有効です。

自分の耳で聞きながらMS処理をして、聞こえ方に工夫を入れていきましょう。

3.MS処理におすすめの3つのプラグイン

MS処理におすすめの3つのプラグイン

MS処理をするのにおすすめのプラグインを紹介します。

今回おすすめするプラグインは以下の3つです。

  1. Ozone 9
  2. WAVES CENTER
  3. CenterOne

順に紹介するので、プラグイン選びの参考にしてみてください。

(1)Ozone 9

Ozone 9

Ozone 9は、iZotopeが販売しているマスタリング(音質・音圧調整)用ソフトで、MS処理をするのにおすすめです。

AIを駆使したマスタリングが可能で、初心者でも適切な調整ができる点が特徴的といえます。

低音域の明瞭感や不要な高音域の調整を自由にコントロールできるため、イメージに近い完成度を目指すことができるでしょう。

MS処理によって楽曲のバランスを大きく崩すことも避けられるので、MS処理初心者におすすめのプラグインです。

料金(税込)14,960円
対応OSMAC OS X 、Win7 64bit以上
プラグインフォーマットAAX、VST2、VST3、AU、NKS

(2)CENTER

CENTER

Centerは、プラグイン販売の大手企業であるWavesが提供しているサービスで、人気が高いMS処理プラグインです。

台詞やナレーションを強調する機能があり、ミックス後のリードボーカルを強調することができます。

単一またはグループ演奏楽器のステレオ録音バランスの調整やステレオ感の広がりを調整できるので、自分の好みにあわせて変幻自在に楽曲を仕上げることが可能です。

価格も安く、初心者でも手を出しやすいため、低コストで導入したい人はCenterでMS処理デビューしてみてはいかがでしょうか。

料金(税込)3,850円
対応OSMAC OS 10.14.6, 10.15.7, 11.5.2, 12.0.1、Win10 64bit以上
プラグインフォーマットAAX・AU・VST3など

(3)CenterOne

CenterOne

CenterOneは、SONICWIREが提供しているプラグインで、最高品質のアルゴリズムを採用しているため、高度なMS処理が可能です。

サイド成分をレフトとライトで分けて処理することができ、音源の区分がしやすい特徴があります。

特におすすめポイントは、センター成分の細かい調整ができる点で、センターの特定帯域のみを整えることが可能です。

価格は高いですが、その分精密に調整できるので、本格的にMS処理をしたい人におすすめします。

料金(税込)22,924円
対応OSMAC OS 10.10,10.11、Win8 64bit以上
プラグインフォーマットAAX・AU・VST3など

まとめ

MS処理は、楽曲のクオリティを向上させる上で重要な作業です。

特にボーカルと楽器音を区分することで、特徴的な楽器音の中でもボーカルを強調することができます。

プラグインを使えば初心者でも簡単にMS処理ができるので、今回紹介した3つのプラグインを参考に、自分が使いやすいものを使っていきましょう。

なお、以下の記事で編曲のコツについて紹介しているので、そちらもあわせてご覧ください。

作業が停滞しがちな人の特徴とは?音楽初心者が編曲をする3つのコツ

2020.06.30

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