枯葉コードとは?コード進行や初心者が覚えておくべき4つの特徴

「枯葉コードってどんなコード進行なの?」
「枯葉コードはどのような特徴があるの?」

ジャズの練習曲として使われることで有名な枯葉進行ですが、実際にどのようなコード進行なのか知らない人も多いのではないでしょうか。

難しそうに見えるかもしれませんが、実はシンプルな流れになっており、初心者におすすめのコード進行なのです!

本記事では、枯葉コードのコード進行や特徴について紹介します。

この記事を読めば、枯葉コードを覚えておしゃれなコード進行が弾けるようになりますよ!

なお、コード進行の基礎的なルールについて以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください!

コード進行のルールとは?初心者におすすめの定番のコード進行3選

2020.11.28

1.枯葉コードとは

枯葉コードとは

枯葉コードとは、シャンソンの代表曲である「Autumn Leaves(枯葉)」で使われているコード進行のことです。

以下のコード進行を枯葉コードと言います。

枯葉コード

Cm7→F7→B♭M7→E♭M7→Am7(♭5)→D7→Gm7

セブンスコードになっており、初心者からすると複雑そうに見えるかもしれませんが、ジャズの練習曲としてよく使われています。

セブンスコードに慣れるためと思って、練習してみましょう!

なお、以下の記事でセブンスコードについて紹介しているので、勉強の参考にしてみてください!

セブンスコードの特徴とは?初心者が混乱しがちな2つのパターン!

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2.枯葉コードの4つの特徴

枯葉コードの4つの特徴

枯葉コードの特徴を紹介します。

押さえておくべきポイントは以下の4つです。

  1. B♭/Gmがキーになっている
  2. コードのルート音が5個ずつ下に降りている
  3. ドミナントモーションを使っている
  4. Ⅱ→Ⅴ→Ⅰ進行が使われている

順に紹介するので、枯葉コードの特徴を覚えて理解度を深めましょう!

(1)B♭/Gmがキーになっている

B♭/Gmがキーになっている

「Autumn Leaves(枯葉)」で使われているコード進行は、B♭/Gmがキーです。

「Autumn Leaves(枯葉)」の譜面には♭が2個ついているので、Cから2回半音分下げるとB♭になることからメジャースケールではB♭メジャーキーとなります。

ただし、「Autumn Leaves(枯葉)」は暗い印象があるので、メジャーキーよりもマイナーキーの方が適切なキーでしょう。

B♭メジャーキーは以下のようにGマイナーキーと同じダイアトニックコードです。

スケール名
B♭メジャーキーB♭CmDmE♭FGmAm(♭5)
GマイナーキーGmAm(♭5)B♭CmDmE♭F

コード進行がGm7で終わっていることからも、「Autumn Leaves(枯葉)」のキーはGmと言えます。

(2)コードのルート音が5個ずつ下に降りている

コードのルート音が5個ずつ下に降りている

枯葉コードはコードが展開するごとにルート音が5個ずつ下に降りています。

枯葉コードをルート音だけで並べたものが以下の通りです。

枯葉進行のルート音の動き

C→F→B→E→A→D→G

Cから順に音を下げていくと「C→B→A→G→F→E→D」となり、コード進行のCからFへの動きを見てみると、「C→B→A→G→F」と5個降りていることが分かります。

FからBにかけても「F→E→D→C→B」と5音下がっており、各コードの展開ごとに全て5音降りているのです。

セブンスや♭などが含まれているので、どうしても難しいと感じる人は、まずはルート音だけでコード進行を覚えてみましょう!

(3)ドミナントモーションを使っている

ドミナントモーションを使っている

枯葉コードはドミナントモーションが活用されています。

ドミナントモーションとは、ドミナントコードがトニックコードに向かおうとする性質のことで、不安定なコードは安定したコードに対して強い結びつきがあるのです。

ドミナントモーションを活用することをセカンダリードミナントと言いますが、セカンダリードミナントを活用することで、安定感のある印象にすることができます。

枯葉コードは少し暗い印象にもかかわらず、どこか落ち着く雰囲気なのはドミナントモーションを上手く使っているからです。

「Cm7→F7→B♭M7→E♭M7→Am7(♭5)→D7→Gm7」のコード進行の中で、ドミナントモーションになっている部分が2か所あります。

枯葉コードのドミナントモーション箇所

  • F7→B♭M7
  • D7→Gm7

2つのドミナントモーションの箇所に注目すると、FとB♭、DとGmはそれぞれⅤとⅠの関係なので、不安定から安定のコード展開が行われています。

ドミナントモーションを活用したコード進行はたくさんあるので、枯葉コードはセカンダリードミナントコード(セカンダリードミナントを活用して生まれたコード進行)の1つであることを覚えておきましょう!

なお、以下の記事でセカンダリードミナントについて紹介しているので、あわせてご覧ください!

セカンダリードミナントとは?初心者でも簡単に使う方法3ステップ

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(4)Ⅱ→Ⅴ→Ⅰ進行が使われている

Ⅱ→Ⅴ→Ⅰ進行が使われている

Ⅱ→Ⅴ→Ⅰ進行が使われているのも枯葉コードの特徴の1つです。

正式なコード進行は以下の形で、ジャズでよく使われます。

Ⅱ→Ⅴ→Ⅰ進行

Ⅱm7→Ⅴ7→ⅠM7

コードの機能で表せば、「サブドミナントコード→ドミナントコード→トニックコード」となり、逆循環コード(循環コードの途中から始まっているコード進行)の形式になっています。

一時的に不安定なサブドミナントコードから始まっているので、冒頭から最高潮の盛り上がりを見せ、リスナーをいきなりグッと惹きつけることが可能です。

枯葉コードでは以下の2か所がⅡ→Ⅴ→Ⅰ進行になっているので、チェックしてみてください!

枯葉コードのⅡ→Ⅴ→Ⅰ進行箇所

  • Cm7→F7→B♭M7(C:Ⅱ F:Ⅴ B:Ⅰ)
  • Am7(♭5)→D7→Gm7(A:Ⅱ D:Ⅴ G:Ⅰ)

なお、循環コードに関して以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください!

循環コードの仕組みとは?初心者におすすめのコード進行例3選

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まとめ

枯葉コードはジャズの練習によく使われています。

規則的なルート音の動きやセカンダリードミナントコード、逆循環コードなどさまざまな音楽的要素が詰まっているので、初心者だからこそおすすめしたいコード進行の1つです。

一見複雑そうに見えますが、使用しているコードはシンプルで使いやすいので、今回紹介した4つの特徴を頭に入れながら、弾けるように練習してみましょう!

なお、以下の記事で枯葉コード以外のおしゃれなコード進行をまとめているので、あわせてご覧ください!

コード進行をおしゃれにするには?おしゃれな定番のコード進行3選

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