「VTuberってなんで動くの?声はどんなふうに出してる?」
「VTuber配信を始めたいけど、絵のアバターと3Dのアバターどっちが良いのかな?」
VTuberのアバターが動く仕組みは、モーションキャプチャーとアテレコです。
しかし、VTuberのアバターには2種類あり、二次元のイラストが動くものと3Dグラフィックが動くものがありますよね。
この記事ではVTuberが動く仕組みについて解説した上で、VTuberのアバター2種のメリットとデメリット、VTuberを始める方法を解説します。
最後まで読めばVTuberの仕組みがわかり、今日から配信を始められますよ。
目次
1.VTuberはなぜ動く?仕組みを解説
VTuberはなぜ動くのか?どんな仕組みになっているか気になりますよね。
- モーションキャプチャ
- ボイスチェンジャーを使用したアテレコ(地声)
VTuberはどのような仕組みで画像を動かし、声を出しているのかを解説します。
(1)モーションキャプチャ
VTuberは中の人の表情変化や動きに合わせて、画像が動く仕組みを利用しています。
アバターはコンピューターグラフィックを用いた3Dまたは2D画像を動かしています。
人の動きに合わせてイラスト・3Dモデルを動かすのに使われるのがモーションキャプチャです。
Webカメラやヘッドセットを着用し、人間の表情の動きなどをデジタル変換し、キャラクターがその通りに動く仕組みになっています。
(2)ボイスチェンジャーを使用したアテレコ(地声)
VTuberの声のほとんどは中の人の地声をアテレコしたものです。
有名VTuberの中の人は声優が多いことでも知られていますが、ほぼ地声で活動しています。
ただし最近はボイスチェンジャーを使い、男性が女性の声を当てたりするケースも。
VTuberはアニメーションのアテレコのように、グラフィックの動きに合わせて中の人がアテレコする形で喋ります。
2.VTuberの種類とは?
VTuberの種類は2つあります。
- 2D VTuber
- 3D VTuber
アバターが2種類あり、それぞれメリットとデメリットがあるので、事前に知っておきましょう。
それではVTuberの種類について1つずつ説明します。
(1)2D VTuber
2DVTuberとは、二次画像を中の人の表情・動きに合わせて動かしたアバターです。
立体感はありませんが、3次元モデル特有のポリゴン感がなく、好きなイラストを動かせるなど自由度が高いのが特徴。
「にじさんじ」のVTuberは2Dアバターを使っている人が多いです。
ここから2Dアバターのメリットとデメリットを解説します。
#1:2Dアバターのメリット
2Dアバターのメリットは以下の通りです。
- 専用ソフトなどが不要でありコストがかからない
- イラストをそのままVTuberにできるため、イラストが綺麗
- PCとWebカメラ、マイクなど基本的な機材のみで配信が始められる
無料ソフトも多く提供されており、イラストだけ用意すれば2Dアバターが作れるのでコストがかかりません。
また好みのイラストをそのまま動かせるので、3Dと違って美麗なイラストがそのまま動くのもメリットです。
必要な機材もWebカメラやヘッドセット、マイクなど基本的な機材のみなので、手軽にVTuberを始められます。
#2:2Dアバターのデメリット
2Dアバターのデメリットは2つあります。
- 後ろ向きなど、動く範囲は広くない
- 歌やダンスなどの配信は難しい
2Dアバターは、二次元のイラストを用いるため後ろ向きにしたりするなど可動範囲は狭いです。
そのため歌ってみたをライブ画像で背景を合成して行いたい、ダンス動画を撮影したい場合は2Dは向いていません。
(2)3D VTuber
3D VTuberは三次元グラフィックを用いたアバターを使うため、立体的に自由にアバターを動かせます。
イラストよりも画面内に実際に存在している雰囲気が出やすいのが特徴です。
コストは2Dアバターよりも高くなりがちですが、ダンスやライブなどにも対応できます。
#1:3Dアバターのメリット
3Dアバターのメリットを4つ紹介します。
- 3Dアバターに対応したソフトやアプリが多く、作り込みの幅が広い
- 可動範囲が広く、ライブ映像やコラボなどにも奥行きがあり取り組める企画が多い
- 実際に画面内に存在している感が強く、ファンがつきやすい
- 3Dアバター専用のプラットフォームを利用できる
3Dアバターは現在主流の方法であり、対応ソフトやアプリは多く提供されています。
さまざまなソフトなどを試し、作り込んでこだわった世界観が再現できるのが最大のメリットです。
また稼働範囲が広く、ダンスやライブ映像などもリアルに作りこめ、企画の幅が広がるでしょう。
画面の中に実際に存在している感じが強いためファンが感情移入しやすく、熱狂的なファンがつきやすいのも特徴。
また3Dアバター専用のプラットフォームがあり、そのプラットフォームにはVTuberファンたちが集まるため、ファンが伸びやすくなります。
#2:3Dアバターのデメリット
3Dアバターのデメリットを紹介します。
- 配信機材が高く制作にも時間・費用がかかる
- PCやグラフィックについて専門的な知識が必要になる
- 3Dアバターのキャラ制作ソフトなどを使用すると、他のアバターと似通ってしまう
3Dアバターは専門の機材やソフトが必要であり、制作自体に費用も時間もかかります。
YouTubeチャンネルの収益化に時間がかかった場合は、赤字になってしまって資金だけ出ていく状態になりがちです。
またPCやグラフィックについての専門知識が必要であり、勉強する時間も必要になります。
3D制作のソフトなどはたくさんありますが、人気のソフトを使うと他のVTuberのアバターとキャラ被りしたり、個性が出しづらくなる可能性があるでしょう。
3.VTuberとして配信する方法
VTuberの仕組みを理解した上で早速VTuberとして配信する方法を知りたい方のために、2つの方法を解説します。
- スマホアプリを使っての配信
- PCを使った本格的な配信
すぐでにもVTuber配信を始めたい方はスマホから、3Dを使って本格的に始めたい方はまずは機材を揃えてPCで配信を始めましょう。
1つずつVTuberとして配信する方法を解説します。
(1)スマホアプリを使っての配信
VTuberはスマホアプリを使えば無料で簡単に配信スタートできます。
アプリに内蔵されているキャラクター設定を用いれば、好みのアバター作りから配信まで1つのアプリで可能。
スマホのみで配信開始できるため費用もかからず、すぐに始められるのがメリットです。
VTuber配信を始められるアプリについては、以下の記事で詳しくまとめています。
(2)PCを使った本格的な配信
3Dアバターを使って作り込んだVTuber配信をしたい方は、PCを使った本格的な配信がおすすめです。
ミドルスペック以上のPCとマイク、Webカメラは最低限必要。
3Dアバターを使用する場合は、アバター制作ソフトなども購入しておきましょう。
音質や背景画像などの設定も細かくできるため、より自分が思い描く世界観を作りたい方はPCでVTuber配信を始めてみてください。
VTuberに必要な機材については以下の記事でまとめています。
まとめ
VTuberは人の顔や動きに合わせてイラストを動かし、声を中の人が当てる仕組みです。
2Dと3Dアバターの2種類を選べ、気軽に進めたい方は2Dを本格的に配信したい方は3Dを選びましょう。
VTuberはスマホアプリでも始められるので、まずは費用を抑えてスマホ配信から始めるのがおすすめです!