「ミックスボイスってほんとにあるの?」
「ミックスボイスが存在しないと言われている理由は何なの?」
ミックスボイスを出す練習をしているものの実際に出すことができないことから、「実際にミックスボイスって存在するの?」と疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。
ミックスボイスが存在しないといわれていますが、実はミックスボイスは存在します!
本記事では、ミックスボイスが存在しないと言われている理由やミックスボイスに近づけるためのコツを紹介します。
この記事を読めば、ミックスボイスを出す練習に専念することができますよ!
なお、以下の記事でミックスボイスの出し方を紹介しているので、あわせてご覧ください。
目次
1.ミックスボイスは存在する
ミックスボイスは存在しないといわれることはありますが、実際はミックスボイスは存在します!
地声や裏声を出しているときと異なる感覚の発声方法があり、鼻腔共鳴が起こる発声方法がミックスボイスです。
ミックスボイスは存在しないと言う人がいる一方で、ミックスボイスを認識している人もいます。
認識している人の意見によると、ミックスボイスの特徴は以下の通りです。
- 鼻や頭に響きを感じる
- 裏声のように声が軽い
- 喉に無駄な力が入っていない
- 腹式呼吸でお腹に力が入っている
ミックスボイスを駆使して、数々のヒット曲を披露している歌手もたくさんいます。
- 桜井和寿(Mr.Children)
- 草野マサムネ(スピッツ)
- 稲葉浩志(B’z)
- 藤原聡(Official髭男dism)
- 椎名林檎(東京事変)
- 吉岡聖恵(いきものがかり)
- 広瀬香美
- LiSA
地声でも裏声でもない声を駆使して活躍しているアーティストもたくさんいるので、ミックスボイスは存在すると言えます!
なお、ミックスボイスを出すコツは以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
2.ミックスボイスが存在しないといわれる3つの理由
ミックスボイスが存在しないといわれる理由を紹介します。
考えられる理由は以下の3つです。
順に紹介するので、ミックスボイスに関して悩んでいる人が実際にいることも頭に入れておきましょう。
(1)ミックスボイスを出せずにいる人がいる
ミックスボイスが存在しないと言う人の多くは、ミックスボイスを出せずに消極的になっていることが考えられます。
ミックスボイスの習得を目指して、時間をかけて練習をしても一向に習得の気配がないことから、ミックスボイス自体の存在を否定したくなるのでしょう。
いくら練習をしても習得の気配がなければ、ミックスボイスは存在しないと諦めてしまう人がいても不思議ではありません。
ミックスボイスを出せずに挫折し諦めの口実にする人がいることも頭に入れておきましょう。
(2)ミックスボイスを認識していない人がいる
単純にミックスボイスの存在を認識していない人もいます。
ミックスボイスを練習しても出せない人がいる一方で、特に意識することなく難なくミックスボイスを出せる人がいるのも事実です。
無意識にミックスボイスを出している人は感覚的に声を出しているだけなので、ミックスボイスの概念自体がないと言えます。
ミックスボイスの概念がない人は、ミックスボイスが地声の高音域や裏声の低音域と認識している場合もあるので、そうした人がいることもミックスボイスは存在しないといわれる理由の1つでしょう。
(3)ミックスボイスを認めていない人がいる
ミックスボイスなのにミックスボイスと認めない人も一定数います。
発声にはミックスボイスだけでなく、ミドルボイスやチェストボイス、ヘッドボイスなどさまざまな種類があるので、ミックスボイスの発声方法でも他の発声方法と言い張る人がいるのです。
ミックスボイスを無意識に出している人とは異なり、ミックスボイスを意図的に出しているので、ミックスボイスの存在は認識しています。
しかし、ミックスボイスを他の発声と認識しているので、結果としてミックスボイスは存在しないと言うのでしょう。
3.地声をミックスボイスに近づける3つのコツ
地声をミックスボイスに近づけるコツを紹介します。
今回紹介するコツは以下の3つです。
いきなりミックスボイスを習得するのが難しくても、地声をミックスボイスに近づけることは可能です。
順に紹介するので、練習の参考にしてください!
なお、地声のようなミックスボイスを出すコツは以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
(1)地声を軽くする
地声をミックスボイスに近づけるには、声を軽くすることがポイントです。
軽い声とは、EXILEのATSUSHIさんや平井堅さんのように、裏声のような透明感のある声のことをいいます。
軽い声は聴く人に柔らかい印象を与えることができ、裏声に近い声なのでスムーズに裏声への切り替えが可能です。
声帯の使い方がミックスボイスに似ているので、ミックスボイスを出すコツをつかみやすくなります。
軽い声の出し方のコツは以下の通りです。
- 裏声をイメージする
- 力を抜いて息が漏れるような声を出す
- 地声を出そうとしない
ミックスボイスを習得するために、軽い声を出せるようになりましょう!
(2)裏声を鍛える
地声をミックスボイスに近づけるためには、裏声を鍛えることをおすすめします。
ミックスボイスは地声と裏声のバランスを調整する必要があるので、裏声を鍛えなければ自由に出すことができません。
裏声を鍛えるコツは以下の通りです。
- フクロウの鳴き声をイメージして「ホー」と声を出す
- 息を漏らすように声を出す
- 高めの曲を裏声だけで歌う
ミックスボイスを出せるようになるためには、声量のある裏声は必須なので、効率良くミックスボイスを練習するために裏声を鍛えておきましょう!
(3)換声点を意識して声を出す
地声をミックスボイスに近づけるには、換声点を意識して声を出すことが重要です。
換声点とは地声から裏声に切り替わるポイントのことで、ミックスボイスを使う音域でもあります。
以下の方法で換声点を調べることが可能です。
- 地声の低い音域で「アー」と発声する
- 音階徐々に上げていく
- 地声で出すのがきつい、または声が裏返ってしまうポイントまで上げる
声が裏返った部分が換声点なので、その部分を軽くした地声や裏声で歌ってみましょう。
安定して声が出せるようになれば、ミックスボイスの声質に近くなっていますよ!
まとめ
ミックスボイスは存在しないという声が上がっていますが、実際には存在します。
ミックスボイスを出せずにネガティブになっている人やミックスボイス自体を認識していない、もしくは認めていない人が存在を否定する声を上げているだけです。
練習すればミックスボイスを出すことができるので、今回紹介した地声をミックスボイスに近づけるコツを参考にして、ミックスボイスの習得を目指しましょう!
なお、以下の記事でミックスボイスの練習法を紹介しているので、あわせてご覧ください。