「バンドを構成する基本的な役割を知りたい!」
「パート選びはどうやって決めるべき?」
バンドには人数やパート(楽器の担当)などいろんな編成があり、初心者はどんなバンド構成にすればいいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
本記事では、バンドを構成する基本的な役割、向いている人の特徴を紹介します。
これから初めてバンドを組む人はパートのそれぞれの特徴を知って、自分に合ったスタイルでバンド活動を楽しんでください!
目次
1.バンドを構成する基本的な役割は5つ
バンドを構成する基本的な役割は5つあります。
バンドで使用する楽器には様々な種類があり、基本的にはそれぞれのメンバーがパートを一つずつ担当します。
ここでは一般的なバンドで使用される楽器と特徴、どんな人が向いているのかを紹介します。
順に紹介を行います。
以下の記事で、バンドの構成について詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
(1)ボーカルの特徴と役割
ボーカルは、バンドの花形的なポジションとして一番目立つ存在です。
ボーカルの雰囲気、歌声、容姿、カリスマ性などがバンドのイメージを決定付けるといっても過言ではありません。
男性ボーカルか女性ボーカルかでもバンドの雰囲気はガラッと変わります。
ボーカルはギターやドラムのように楽器を使わないため、練習するのも手頃にできることから初心者にとって始めやすいパートです。
しかしながらバンドの主役であるため、一番ごまかしが利かないパートとも言えます。
ボーカルは見ている人、聴いている人を魅きつける役割を担っており、そのためボーカルは「バンドの顔」とも言われます。
#1: ボーカルに向いているのはこんな人
ボーカルはバンド内で一番注目を集めるポジションですので、自己表現がしたい人が向いています。
最初は下手でも良いので、自分らしさを追及して自信を持って歌うことが大切です。
コピーバンドのボーカルに特に多いのが、コピーするアーティストや自分の好きなアーティストの歌い方を真似てしまうことです。
それぞれのアーティストは自分に合った歌い方をしているのであって、その歌い方をそっくり真似てもボーカルとしては魅力が半減します。
そのため自分のアピールポイントを追求して、常に自分らしさを忘れないようにしましょう。
ボーカルはライブ中のMCも担当することが多いので、話すのが得意な人なら尚良いでしょう。
以下ではミックスボイスの出し方について詳しく解説を行っているのでぜひ読んでみてください。
(2)ギターの特徴と役割
ギターは、バンドのイメージを聴いてる人に一番分かりやすく伝える名脇役的な存在です。
ハードロックにはエレキギター、弾き語りにはフォークギターを使うことが一般的です。
ソロパートではスポットライトを浴びてテクニックを披露するなど、楽器の中では一番目立つポジションでもあります。
ギターの音で曲の雰囲気やコード感などを伝えるため、バンドの世界観を決める重要な役割があります。
激しいロックバンドなのか、感度の高いジャズ的なバンドなのか、ギタリストの音作りによって曲の雰囲気が決まると言っても過言ではありません。
オリジナル楽曲の制作ではギターの担当者が曲全体のギターパートのコードを作り、その音源を残りのメンバーが聴いてアレンジを加えていくのがバンドでの曲作りの基本です。
以下の記事では作曲の方法について詳しく解説を行っているのでぜひ読んでみてください。
#1:ギターに向いているのはこんな人
ギターの音色はバンドの楽器の中でも一番聞こえやすいので、自信を持って自己表現できる人が向いています。
ボーカルと特徴は似ていますが、ギターには音作り、演奏パターンなど他のパートよりも自由度が高いという特徴があります。
そのため、とにかく楽器で目立ちたいという人におすすめです。
ギターの担当がコーラスも兼任することが多いので、ギターを弾きながら歌うことができる人であればさらに良いでしょう。
(3)ベースの特徴と役割
ベースはリズムを刻み、バンドの土台を作る重要なパートです。
ドラムと同じようにリズムを担い、地味だけどなくてはならない縁の下の力持ちのような役割です。
ドラムが音の強弱をつけるのに対し、ベースは音の鳴らす時間で曲の雰囲気、ノリをコントロールし、曲に厚みと立体感をもたらします。
ベース自体の音は低音で普段は大きく目立つことはありませんが、ベースを省いて曲を聞いてみると薄っぺらく聴こえてしまうためバンドにとって重要な楽器と言えます。
細かい技術が要求されるベースはまさに玄人向けであり、派手さはないけれど曲全体のイメージをコントロールする役目を持つ重要なポジションです。
#1: ベースに向いているのはこんな人
ベースには、リズム感がある人が向いています。
全員の呼吸の合った演奏にはベースの正確なリズムが必要で、他のメンバーの演奏をリードする役割があります。
ベースが自身の演奏に熱中するあまりリズムキープができないと、全員の演奏を揃えることはできません。
そのため、常に冷静な状況判断ができ、リズムをそろえることができる自制心を兼ね備えている人が良いでしょう。
(4)ドラムの特徴と役割
ドラムは、バンドのリズムを担う非常に重要なパートです。
ドラムのリズムが乱れてしまうと他の演奏陣に与える影響は非常に大きく、まさに大黒柱的な役割があります。
ドラムのポイントは8ビート、4ビートをいかに一定のリズムで刻むことができるかというリズムの正確性です。
バンド全体のダイナミクス(強弱)もコントロールするのもドラムの役割です。
そのため、1曲の中で抑えるところは抑えて、盛り上げるところは最大限に盛り上げる、そういったメリハリを付けていくことも求められます。
#1: ドラムに向いているのはこんな人
ドラムには、リズム感がある人が向いています。
ドラムのリズムが狂うとバンド全体が下手に聴こえ、反対に、ドラムが上手だと他のパートが微妙でもバンド全体が締まって見えます。
また、ドラムは同時に手足をバラバラに動かしてリズムをキープしなくてはならないので、器用な人が向いています。
さらに、からだ全体を使って力一杯演奏するので体力も必要です。
(5)キーボードの特徴と役割
キーボードは、曲を華やかに彩るのが主な役割です。
ギターと役割は似ていますが、キーボードは多数の音色が出せるため、広がりのある演奏を得意としています。
J-POPやロック、ジャズまで幅広いジャンルの曲をこなすことができ、音楽の幅を広げることができます。
また、キーボードはピアノの音色で美しく奏でることもあればシンセサイザーの音で壮大な音楽を作り出すなどどんな音楽にも対応できるので、活躍の幅は無限大と言ってもよいでしょう。
#1:キーボードに向いているのはこんな人
キーボードに向いているのは、バンド全体の調和を重視する人です。
既存曲のコピーにせよオリジナル曲をやるにせよ、基本的にキーボードはアレンジが必須です。
一般的に、曲にはピアノ、オルガン、シンセサイザー、ストリングスなどの多数の楽器が使われていることが多く、それらすべてを担当するのがキーボードの役目です。
そのため、「どのフレーズをどんな音色を使って弾くか?」「他の楽器の音色との兼ね合いはどうか?」といったことを考えながら自分でアレンジを考える必要があるのです。
キーボードを担当する人は自分なりのアレンジやアドリブを入れたりする柔軟性、また、自分第一主義ではなく調和重視タイプの人が向いています。
まとめ
バンドには人数やパート(楽器の担当)などいろんな編成があります。
初心者はどんなバンド構成にすればいいのか悩むかもしれませんが、まずはバンドを構成する基本的な役割、向いている人の特徴を理解しましょう。
パートのそれぞれの特徴を知って自分に合ったスタイルでバンド活動を楽しんでください!
以下ではバンドの種類について解説を行っているのでぜひ読んでみてください。