「シンガロングってどういう意味?」
「歌の練習にシンガロングを活用するメリットってあるのかな?」
シンガロングとは、歌手とオーディエンスが一緒に歌う合唱のことを言います。
近年は、シンガロングパートが増えてきて、聴衆と歌手の一体感を重視した楽曲も増えているんです。
この記事では、シンガロングの概要と歌の練習にシンガロングを活用するメリット、デメリット、最後にシンガロングの代表曲を紹介します。
最後まで読めばシンガロングへの理解が深まり、歌唱力の向上に活かせるでしょう!
1.Sing Along(シンガロング)とは?
Sing Along(シンガロング)とは、以下のような意味があります。
- 歌手と一緒に歌うこと
- Spotyfyが提供するボーカル音量を調整できる新機能
シンガロングの意味を理解しておきましょう。
1つずつ説明していきます。
(1)歌手と一緒に歌うこと
一般的にシンガロングとは、”シング(歌う)・アロング(一緒に)”、つまり歌手とオーディエンスが一緒に歌うことを意味します。
似た方法でコールアンドレスポンスがありますが、これはアーティストが歌った後にオーディエンスが歌うため、シンガロングとは別の歌唱法です。
アーティストのライブ等でよく行われており、コーラスパート・サビなどを一緒に合唱して、一体感を高める効果があります。
(2)Spotifyが提供するボーカル音量を調整できる新機能
シンガロングは、Spotifyがリリースした機能の1つの名称としても使用されています。
アーティストの楽曲を聴くだけでなく、ボーカル音量を下げて、一緒に歌える機能です。
音量を自由に調整できるので、うっすらガイドボーカルを聴きながら練習したり、大きめにして音程の訓練をするのに役立ちます。
名前の由来は、ライブ等で行われるシンガロング本来の意味です。
家にいても、アーティストと一緒に歌う充実感を味わえて、歌の練習にもなる機能と言えます。
3.Sing Alongを活用する2つのメリット
シンガロングを活用する2つのメリットを紹介します。
- 本家の演奏をバックにボーカル練習ができる
- ガイドボーカルを参考に音程・歌の練習ができる
歌唱練習にシンガロングを活用したい人は参考にしてください。
1つずつ説明していきます。
(1)本家の演奏をバックにボーカル練習ができる
シンガロングを活用する1つ目のメリットは、本家の演奏をバックにボーカル練習ができることです。
シンガロングはアーティスト音源を流しながら練習できるため、憧れのアーティストのバンド音源をそのまま利用できます。
通常の練習では、アカペラや音抜き音源を用意する必要がありますが、シンガロングならまるで自分がアーティストになったような充実感も味わえるでしょう。
シンガロングなら、アーティストのバックバンドの演奏で歌唱練習ができます。
(2)ガイドボーカルを参考に音程・歌の練習ができる
シンガロングを活用する2つ目のメリットは、ガイドボーカルを参考に音程・歌の練習ができることです。
アーティストの歌をガイドボーカルにすれば、音程を簡単に合わせることができます。
また、極限までアーティストのボーカル音量を低くして本気で歌えば、一人で歌う練習にもなるでしょう。
ボーカル音量の調整次第で、自分好みの歌の練習ができます。
4.Sing Alongのデメリット
シンガロングのデメリットを2つ紹介します。
- 完全にボーカルの音声を消せない
- 専用のツールが必要
歌唱練習にもなるシンガロングですが、実はデメリットもあるんです。
1つずつ説明していきます。
(1)完全にボーカルの音声を消せない
シンガロングの1つ目のデメリットは、完全にボーカルの音声を消せないことです。
そもそもシンガロングは、アーティストと一緒に歌う意味なので、ボーカルの音声を全消しすることはできません。
そのため、どうしてもボーカルに音程を合わせて歌う癖がつき、一人で歌った時に「あれ?なんか上手く歌えない」と感じることも。
一人で歌うために練習をするなら、ボーカルが入っていない音源を用意した方が良いでしょう。
(2)専用のツールが必要
シンガロングの2つ目のデメリットは、専用のツールが必要なことです。
一般的なCDなどには、シンガロングの機能がついていません。
先ほど紹介したSpotifyのように、ボーカル音量調整の機能がついているツールを用意する必要があるでしょう。
そのため、誰でも手軽に家で練習できない点が、シンガロングを歌唱練習に使うデメリットと言えます。
5.ライブで使われる!シンガロングの代表曲
ライブで使われるシンガロングの代表曲を紹介します。
- THANX(WANIMA)
- Don`t Look Back In Anger(OASIS)
- Plug In Baby(Muse)
- Enter Sandman(Metallica)
- Eye of the Storm(ONE OK ROCK)
シンガロングパートが熱い曲を集めましたので、参考にしてください。
1つずつ説明していきます。
(1)THANX(WANIMA)
シンガロングの代表曲1つ目は、WANIMAの『THANX』です。
2015年リリースの楽曲で、大サビでオーディエンスがバウンスしシンガロングするライブの盛り上がりは最高。
前向きな気持ちになれる歌詞が支持されている名曲です。
(2)Don`t Look Back In Anger(OASIS)
シンガロングの代表曲2つ目は、OASISの『Don`t Look Back In Anger』です。
OASISの代表曲であり、ライブの際には盛大なシンガロングで盛り上がります。
誰もが聞いたことがある名曲で、洋楽の練習にも役立つでしょう。
(3)Plug In Baby(Muse)
シンガロングの代表曲3つ目は、Museの『Plug In Baby』です。
聴衆が拳を突き立てて、シンガロングを行うライブシーンはまさに圧巻の一言。
穏やかな音程から始まり、サビへの盛り上がりにかけての音程変化も楽しめる、ボーカル練習にも役立つ一曲です。
(4)Enter Sandman(Metallica)
シンガロングの代表曲4つ目は、Metallicaの『Enter Sandman』です。
ハードロック・メタルの巨匠であるメタリカはシンガロングしづらそうですが、ライブ中のシンガロングが盛り上がる曲として有名。
メロディがキャッチーで歌いやすいので、ぜひ挑戦してみてください。
(5)Eye of the Storm(ONE OK ROCK)
シンガロングの代表曲5つ目は、ONE OK ROCKの『Eye of the Storm』です。
近年ONE OK ROCKはシンガロングパートを多めにして、オーディエンスとの一体感を高める楽曲を多く発表しています。
その中でも、特に盛り上がる曲なので、好きな方は是非聞いてみてください。
そのほかライブで盛り上がりやすい曲はこの記事で紹介しています。
まとめ
シンガロングは、アーティストとオーディエンスが一緒に歌うことで、一体感を感じられるライブでも特に盛り上がる箇所。
歌唱の練習としても、ボーカルの音程や歌い方を学ぶ上で有効なので、ぜひ活用してみましょう。
記事の中では、シンガロングの代表曲も動画付きで紹介したので参考にしてみてください。
アーティストと一緒に歌えるシンガロングで、歌の練習をしてみましょう!