「ハスキーボイスになりたい!どうやったらなれるの?」
「ハスキーボイスを出す方法ってある?」
ハスキーボイスはしゃがれたような、低めの声でとって魅力的ですよね。
しかしクリアボイスの人がハスキーボイスになれるのか、発声方法がわからなくて悩んでいる方もいると思います。
この記事ではハスキーボイスの概要や習得するメリット、クリアボイスの人でもハスキーボイスが出せるようになる練習方法を紹介。
ハスキーボイスを習得して表現力や歌の幅を広げましょう!
目次
1.そもそもハスキーボイスとは
そもそもハスキーボイスとは何かを説明します。
- やや掠れた声・しゃがれた声
- クリアボイスの人が無理にハスキーボイスを出すのは危険
ハスキーボイスとはどんな声か、概要を理解しておきましょう。
1つずつ説明します。
(1)やや掠れた声・しゃがれた声
ハスキーボイスとは、やや掠れた声・しゃがれた声のことです。
少し掠れたような声で個性的かつ、歌を歌うと独特の深みが出ます。
普通の人よりも声が低めなのが特徴で、一度聞いたら印象に残りやすい声です。
(2)クリアボイスの人が無理にハスキーボイスを出すのは危険
ハスキーボイスを、クリアボイスの人が無理に出すのはおすすめしません。
クリアボイスとは澄んだ声、つまり普通の声を持っている人のこと。
声帯の作りが元々違うため、無理に掠れた低い声を出そうとすると喉に負担がかかります。
特に歌は喉を使うため、ハスキーボイスで歌おうとすると喉を痛める可能性が高いでしょう。
2.ハスキーボイスを出すメリット
ハスキーボイスを出すメリットを4つご紹介します。
- 個性的な声になる
- 大人っぽく聞こえる
- 歌に響きが生まれ上手く聞こえる
- 落ち着いた楽曲が似合う声になれる
ハスキーボイスの人が歌を歌うと、歌唱力の幅や深みが出ます。
それでは1つずつ説明していきますので、ハスキーボイスのメリットを知っていきましょう。
(1)個性的な声になる
ハスキーボイスを出す1つ目のメリットは、個性的な声になることです。
クリアボイスは一般的な声であり、そこまで印象に残ることはありません。
しかしハスキーボイスを持つ人は全体的に少ないため、人に強い印象を与えます。
ハスキーボイスが素敵、と個性の1つとして捉えてもらえるでしょう。
(2)大人っぽく聞こえる
ハスキーボイスを出す2つ目のメリットは、大人っぽく聞こえることです。
掠れたしゃがれた声であると同時に、ハスキーボイスの人は声が低め。
そのため、落ち着いたトーンで喋ったり歌っている印象を与えられます。
(3)歌に響きが生まれ上手く聞こえる
ハスキーボイスを出す3つ目のメリットは、歌に響きが生まれ上手く聞こえることです。
独特の声と掠れた声のハーモニーで、歌うだけで鼓膜に響くような音を生み出すことができます。
また声自体が独特なので、表現力に幅を持たせやすいのも特徴です。
ハスキーボイスの人にあった音域の歌を歌えば、それだけで個性的かつ歌がうまい!と思われるでしょう。
(4)落ち着いた楽曲が似合う声になれる
ハスキーボイスを出す4つ目のメリットは、落ち着いた楽曲が似合う声になれること。
音域が低めかつ掠れた声は、バラード・落ち着いた曲調と相性が良いためです。
ジャズシンガーの綾戸智恵さんは、個性的なハスキーボイスをお持ちですが、ジャズと彼女の声の相性はバッチリ。
このように、ハスキーボイスとの人が歌うと特にしっくりくる楽曲が存在します。
3.ハスキーボイスに近い発声をする方法
ハスキーボイスに近い発声をする方法をご紹介します。
- 声帯をコントロールして歌う練習をする
- 息を吐く量を多めにする
- 低めの声で歌ってみる
冒頭でもお伝えしたように、クリアボイスの人が完璧なハスキーボイスを出すのはかなり難しいです。
しかし、練習次第で近い声を作り出すことはできます。
練習方法をお伝えするので、実践してみて下さい。
(1)声帯をコントロールして歌う練習をする
ハスキーボイスに近い発生をする1つ目の方法は、声帯をコントロールして歌う練習をすることです。
声帯をハスキーボイスの人と同じ状態にするのがコツ。
ハスキーボイスの人の声帯は完全に閉じきらず、そこから息が漏れることで掠れた声が出ます。
そのため、声を出すときに声帯を完全に閉じないように意識してみて下さい。
弱く声帯を閉じるイメージで歌い、息が少し漏れる状態を保てば独特の響きを作り出せます。
(2)息を吐く量を多めにする
ハスキーボイスに近い発生をする2つ目の方法は、息を吐く量を多めにすることです。
ハスキーボイスの人は漏れる息が多いため、独特の声の響きが出ます。
クリアボイスの人がハスキーボイスを出すには、意図的に息の量を多くして息漏れを発生させましょう。
横隔膜を大きく動かすイメージで、まずは息を強く吐く練習をしてみるとコツが掴みやすいです。
腹式呼吸を心がけ、強く息を腹から出すイメージを持って強く吐きながら歌ってみて下さい。
(3)低めの声で歌ってみる
ハスキーボイスに近い発声をする3つ目の方法は、低めの声で歌ってみることです。
基本的にハスキーボイスの人は低音域の声なので、意識して音域を下げてみましょう。
元々声が高めの人には少々難しいですが、声帯を下げるようにして、なるべく喉の奥から声を出すのがコツ。
元の音域おり低めの声を出すだけで、声が掠れる人もいると思います。
まずは普通に低めに発声する練習をし、その後歌う練習を始めると良いでしょう。
4.ハスキーボイスが魅力的な歌手
最後に、ハスキーボイスが魅力的な歌手を3人紹介します。
- 椎名林檎
- アイナ・ジ・エンド
- 宮本 浩次
ハスキーボイスの練習をしたい方は、好きな歌手をイメージすると声の出し方が掴みやすいです。
特に人気の歌手を3人選びましたので、お手本になるハスキーボイスの人を見つけてみましょう。
(1)椎名林檎
ハスキーボイスが魅力的な1人目の歌手は『椎名 林檎』さんです。
『椎名 林檎』さんは、1998年に個性的な楽曲で鮮烈的なデビューを飾り、24年にわたり活躍しています。
彼女の声はハスキーで、楽曲や歌詞の個性と合間って他に類を見ない歌を作り出しているんです。
ハスキーボイスで知られる日本の代表的な歌手の1人と言えます。
(2)アイナ・ジ・エンド
ハスキーボイスが魅力的な2人目の歌手は『アイナ・ジ・エンド』さんです。
1994年生まれの若手のシンガーソングライターで、かわいらいしい容姿と裏腹なハスキーボイスが特徴。
2021年には『椎名 林檎』さんが選抜した女性バンドにボーカルとして参加しています。
(3)宮本 浩次
ハスキーボイスが魅力的な3人目の歌手は『宮本 浩次』さんです。
「エレファントカシマシ」のボーカルで、ハスキーボイスながら高音域の発声もできるなど、その実力は広く知られています。
歌によって歌声を変えることができるなど、表現力に長けた歌手の1人です。
まとめ
今回はハスキーボイスの概要や声の出し方を習得するメリット、そして練習方法について解説しました。
ハスキーボイスを天性のもので、クリアボイスの人が無理やり出すことはできません。
しかし、息の吐き方や音域を意識すれば、ハスキーボイスに近い発声ができます。
ハスキーボイスを習得できれば、表現力が上がるでしょう!