音楽初心者必見!楽曲制作の流れと基本的な3つのルール!

「楽曲を制作するには何から始めたらいいの?」
「楽曲を制作するときのルールはあるの?」

音楽に携わったことがない人でも、自分で楽曲を制作してみたいと思っている人もいるのではないでしょうか。

楽器で自由に音が出せないと楽曲を作れないと思っている人も多いかもしれませんが、実は楽器が使えない音楽初心者でも基礎を押さえれば作曲ができるのです!

本記事では、楽曲制作の流れや基本的なルール、コツについて紹介します。

最後に楽曲制作に必要なツールについても触れますので、この記事を読めば初心者でも作曲活動ができるようになりますよ!

1.楽曲制作に入る前の2つの準備

楽曲制作に入る前の準備

楽曲制作に入る前にしておくべき準備を紹介します。

押さえておくべき準備は以下の2点です。

  1. 楽曲制作に必要なツールを揃える
  2. コードを覚える

これら2点の準備を進めて、楽曲制作をスムーズに行えるようにしましょう。

(1)楽曲制作に必要なツールを揃える

楽曲制作に必要なツールを揃える

楽曲制作をするには、機材を揃える必要があります。

特に最低でも以下の3つは必要です。

  1. パソコン
  2. DTMソフト
  3. MIDIキーボード

DTMはDesk Top Musicの略語で、パソコンと電子楽器を接続して楽曲を制作することを意味し、MIDIキーボードは演奏データをパソコンに転送や共有できる電子鍵盤のことを言います。

上記3つの道具に加えて、他にも必要なツールはあります。

「4.楽曲制作に必要な5つのツール」で詳しく紹介しているので、機材集めの際は参考にしてください。

(2)コードを覚える

コードを覚える

音楽初心者でコードを知らない人は、まずはコードを覚えることから始めましょう。

コードとは和音のことで、複数の音が重なってできる音を表します。

一般的にコードは、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の7つの音階の中の3つの音が組み合わされていることが多いです。

7つの音階は以下のように英語に言い換えることができ、コードは英語で表記されます。

音階 ファ
英語表記 C D E F G A B

たとえば、ド(C)・ミ(E)・ソ(G)の3音を重ねるとCコード、レ(D)・ファ(F)・ラ(A)の3音を重ねるとDmコードという名称になります。

覚えなければならないコードはたくさんありますが、後述するダイアトニックコードから覚えるとよいでしょう。

ダイアトニックコードの詳細は、「3.(3)ダイアトニックコードだけで作曲する」で紹介しています。

2.初心者向けの楽曲制作の流れ

初心者向けの楽曲制作の流れ

メロディや歌詞から楽曲制作をする人もいますが、今回は一例として初心者向けに以下のような楽曲制作の流れを紹介します。

  1. コード進行を作る
  2. メロディをつける
  3. 歌詞をつける
  4. 録音する

順に紹介するので、楽曲制作の参考にしてください。

なお、以下の記事でオリジナル曲の一般的な作り方を紹介しているので、あわせてご覧ください。

オリジナル曲の3つの作り方!初心者が作曲する3つのコツを紹介

2020.05.14

(1)コード進行を作る

コード進行を作る

コードを覚えたら、複数のコードをつないでコード進行を作ります。

初めのうちは曲を作ろうとするのではなく、異なるコードをつなぎ合わせて曲にすることを意識しましょう。

慣れるまではどのようにコードを発展させればよいのか分からないかもしれませんが、さまざまなコードを鳴らすうちにしっくりくるコードの流れがあるはずです。

1音1音鳴らしながら、コードをつないでいきましょう。

もし、コード進行作りに行き詰ったら、有名なコード進行を参考にすることをおすすめします。

  • カノン進行:C→G→Am→Em→F→C→F→G
  • 王道進行:F→G→Em→Am
  • 小室進行:Am→F→G→C
コード 構成音
C ド(C)・ミ(E)・ソ(G)
Em ミ(E)・ソ(G)・シ(B)
F ファ(F)・ラ(A)・ド(C)
G ソ(G)・シ(B)・レ(D)
Am ラ(A)・ド(C)・ミ(E)

上記のような多くの曲に使われているコード進行があるので、参考にしてみてください。

(2)メロディをつける

メロディをつける

コードのつながりができたら、コードに沿って歌になるメロディをつけます。

「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の音階を使って、1音1音つなげていきましょう。

コードとコードの間をさまざまな音でつなげて、最終的に1曲を作り上げるイメージです。

初めの内は、実際に音を鳴らしながらしっくりくるメロディの流れを探しましょう。

後から振り返ることができるように、思い浮かんだメロディを録音しておくことをおすすめします。

(3)歌詞をつける

歌詞をつける

メロディをつけて作曲が終了したら、次に歌詞をつけましょう。

歌詞をつけるときのポイントは以下の3つです。

  1. 歌詞のテーマを決める
  2. 客観的な視点を入れる
  3. 5W1Hを設定する

順に説明するので、歌詞の作成に行き詰ったら参考にしてください。

#1:歌詞のテーマを決める

曲を通してリスナーに伝えたいメッセージが何なのか、歌詞のテーマを決めることが重要です。

歌詞のテーマを決めることで、歌詞に使うキーワードを思い浮かべやすくなります。

恋愛ものや人生の失敗談、希望を届けるための歌など、曲の大きなテーマを決めましょう。

#2:客観的な視点を入れる

リスナーから共感を得るためには、客観的な視点を入れることもポイントです。

自分の思いを歌詞に乗せることも重要ですが、主観的な作詞になってしまうとポエム調になってしまい、リスナーが共感できなければ曲が一人歩きしてしまいます。

第三者目線で作詞することで、初めて歌詞を見た人でも受け入れやすい歌になり、リスナーの共感を得やすくなるでしょう。

リスナーは自分の境遇を歌詞に重ねる傾向があるので、客観的な視点で作詞する方が多くの人に受け入れやすくなります。

#3:5W1Hを設定する

作詞をする際は5W1Hを設けて、歌を1つの物語に仕立てることをおすすめします。

登場人物、時間軸、場所、ストーリーを歌詞に入れることで、リスナーの興味を引き寄せることが可能です。

歌詞に興味を抱かせることで、より深く曲を聞いてもらえるようになります。

リスナーの満足度を高めるために、曲の最後にストーリーのオチを入れることを忘れないようにしましょう。

作詞が終了したら、曲の完成です。

(4)録音する

録音する
曲が完成したら、メロディに歌詞を乗せて録音します。

自分で歌うか、自信がない人は歌唱力の高い人に歌ってもらうとよいでしょう。

音質にこだわる人は、高性能のマイクを使うとよいですよ!

3.楽曲制作の基本的な3つのルール

楽曲制作の基本的な3つのルール

楽曲制作の基本的なルールを紹介します。

音楽初心者が押さえておくべき基本は以下の3つです。

  1. 一般的な曲の長さは3~5分
  2. 曲の構造から作る
  3. キーを設定する

順に説明するので、これらのルールを守って楽曲を作りましょう。

なお、以下の記事で作曲の基本事項をまとめているので、あわせてご覧ください。

作曲に必要最低限の基本とは?初心者がやりがちな3つの失敗例も紹介

2020.05.14

(1)一般的な曲の長さは3~5分

一般的な曲の長さは3~5分

一般的に普及している楽曲の長さは3~5分が多いです。

ヒット曲の中には6分を超えるものもありますが、曲のバランスを調整しなければならないので、初心者のうちは長くても6分を超えないようにすることをおすすめします。

曲は歌と伴奏の2つパートから構成されており、伴奏1分、歌3分を目安に作るとよいでしょう。

(2)曲の構造から作る

曲の構造から作る

楽曲を制作するときは、まず曲全体の構造から作りましょう。

最終的な着地点が決まっていなければ、作曲や作詞をしている途中で迷走する可能性があります。

  • 曲のテーマ
  • リスナーのターゲット
  • 伝えたいメッセージ
  • ストーリー
  • 曲の長さ

上記のような曲作りの根幹を決めてからコード作りに入りましょう。

(3)キーを設定する

キーを設定する

作曲をするときに、キーを設定しなければなりません。

キーは日本語で調と呼ばれており、メロディーや和音の中心となる音のことです。

ドレミファソラシ(ド)の7音の流れがどの高さから始まっているかによってキーが決まり、ドから始まる場合はCメジャーキー、レから始まる場合はDメジャーキーなど、音階の始まりとなる音によってキーの名称が変わります。

曲の中でドに聞こえる音、つまり一番低いコードがその曲のキーになることを頭に入れておきましょう。

4.初心者でも簡単にできる楽曲制作の3つのコツ

初心者でも簡単に作れる楽曲制作の3つのコツ

初心者でも簡単にできる楽曲制作のコツを紹介します。

今回は紹介するコツは以下の3つです。

  1. 実際に楽器を使いながら行う
  2. フックパートから作る
  3. ダイアトニックコードだけで作曲する

順に説明するので、楽曲制作の参考にしてください。

なお、以下の記事で具体的に作曲のコツをまとめているので、あわせてご覧ください。

初心者が作曲するための5つのコツ!おすすめの作曲までの流れとは?

2020.05.14

(1)実際に楽器を使いながら行う

実際に楽器を使いながら行う

実際に楽器を使って音を確かめながらコード進行を作りましょう。

音楽に精通している人や普段から楽曲を制作している人は、頭の中でイメージしながらメロディを作れるかもしれませんが、初めて曲を作る場合は、なかなか音がつながらないことが多いです。

1音1音確かめながら、しっくりくる音の流れを見つけるようにすれば、音楽初心者でも曲を作ることができます。

(2)フックパートから作る

フックパートから作る

Aメロから作り始めるのではなく、フックパートから作ることをおすすめします。

フックパートとは、リスナーの印象に強く残る部分や繰り返し口づさみたくなるようなメロディー部分のことです。

一般的に頭に残りやすい部分といえばサビの部分なので、一番盛り上がるパートやリスナーに特に聞いて欲しいパートから作るようにした方が曲作りがスムーズに進みます。

曲作りの最中だけでなく、ふとしたときに出る鼻歌のメロディがよいアイデアになることもあるので、メロディを思いついたときは小まめに録音して、後から聴き返せるようにしておきましょう。

(3)ダイアトニックコードだけで作曲する

ダイアトニックコードだけで作曲する

どのコードを使えばよいのか迷ったときは、ダイアトニックコードだけに絞ってコード進行を作ってみましょう。

ダイアトニックコードとは、ダイアトニック・スケール(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シの音階の流れ)上の7つのコードを意味します。

♯や♭など複雑なキーコードを除いたダイアトニックコードを以下の表にまとめました。

キーコード 音階(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ)の順
C(ド) C Dm Em F G Am Bm(♭5)
D(レ) D Em F♯m G A Bm C♯m(♭5)
E(ミ) E F♯m G♯m A B C♯m D♯m(♭5)
F(ファ) F Gm Am B♭ C Dm Em(♭5)
G(ソ) G Am Bm C D Em F♯m(♭5)
A(ラ) A Bm C♯m D E F♯m G♯m(♭5)
B(シ) B C♯m D♯m E F♯ G♯m A♯m(♭5)

たとえば、Gコードをキーコードにした場合のダイアトニックコードは、「G・Am・Bm・C・D・Em・F♯m」の7つで、この順にコードを弾くと「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の音階に聞こえます。

Gをキーにした曲を作る場合、「G・Am・Bm・C・D・Em・F♯m」の7つのコードだけを使うと、不自然に音を外さずにスムーズなコード進行を作ることが可能です。

♯や♭がついた特殊コードも覚える必要はありますが、1つのキーコードにつき使うコードは7つなので、まずは使うと決めた7つのコードから覚えていきましょう。

それぞれのコードの構成音を以下の表にまとめているので、コードを覚えるときの参考にしてください。

コード 構成音
C ド(C)・ミ(E)・ソ(G)
C♯m ド♯(C♯)・ミ(E)・ソ♯(G♯)
D レ(D)・ファ♯(F♯)・ラ(A)
Dm レ(D)・ファ(F)・ラ(A)
D♯m レ♯(D♯)・ソ♭(G♭)・ラ♯(A♯)
E ミ(E)・ソ♯(G♯)・シ(B)
Em ミ(E)・ソ(G)・シ(B)
F ファ(F)・ラ(A)・ド(C)
F♯ ファ♯(F♯)・ラ♯(A♯)・ド♯(C♯)
F♯m ファ♯(F♯)・ラ(A)・ド♯(C♯)
G ソ(G)・シ(B)・レ(D)
Gm ソ(G)・シ♭(B♭)・レ(D)
G♯m ソ♯(G♯)・シ(B)・レ♯(D♯)
A ラ(A)・ド♯(C♯)・ミ(E)
Am ラ(A)・ド(C)・ミ(E)
A♯m ラ♯(A♯)・レ♭(D♭)・ファ(F)
B シ(B)・レ♯(D♯)・ファ♯(F♯)
Bm シ(B)・レ(D)・ファ♯(F♯)
B♭ シ♭(B♭)・レ(D)・ファ(F)

4.これだけは揃えておきたい楽曲制作に必要な5つのツール

これだけは揃えておきたい楽曲制作に必要な5つのツール

初心者が楽曲制作をする上で、最低でも揃えておきたいツールを紹介します。

以下の5つのツールは揃えておきたいところです。

  1. DTMソフト
  2. MIDIキーボード
  3. モニターヘッドホン
  4. モニタースピーカー
  5. オーディオインターフェース

1つ1つの機材にかかるお金が高いので、まずは初心者向けに発売されている安価なものから揃えてもよいでしょう。

それでは、順に説明します。

なお、本格的に楽曲制作に取り組みたい人は以下の記事を参考にしてください。

作曲に必要な機材とは?初心者におすすめの機材選びの3つのコツ!

2020.05.14

(1)DTMソフト

DTMソフト

パソコンを使って楽曲を制作をする場合、DTMソフトのDAWを用意する必要があります。

DAWはDigital Audio Workstationの略語で、DTMを行うためのメインとなるツールのことです。

実際にアーティストやオーケストラのレコーディングでも使用されています。

無料で使えるものからプロミュージシャンが使っているものまで幅広いので、予算と相談しながらDTM用のソフトを1つ準備しましょう。

なお、以下の記事でおすすめのDTMソフトについて紹介しているので、あわせてご覧ください。

初心者におすすめの楽曲制作ソフトとは?無料と有料で6つ紹介!

2020.05.14

(2)MIDIキーボード

MIDIキーボード

楽曲制作を行う上で、MIDIキーボードは必需品です。

パソコンに接続することで音が鳴り、パソコンと未接続状態では鍵盤をたたいても音が鳴りません。

楽器を弾けない人でも、ピアノであれば他の楽器に比べて簡単に音を確かめられます。

ピアノが弾けない人でも必ず購入しておきましょう。

(3)モニターヘッドホン

モニターヘッドホン

モニターヘッドホンも用意しておくことをおすすめします。

普通のヘッドホンでも音を聞くことはできますが、音質確認や複数の音源データを1つに混ぜるミキシングができません。

マイクを使って楽曲を制作する場合はレコーディング用のもの、音源を使って楽曲を制作する場合はミキシング用のものを選ぶとよいでしょう。

(4)モニタースピーカー

モニタースピーカー

モニタースピーカーも揃えておきたいツールの1つです。

モニターヘッドホンと同様に音楽制作専用のものを使った方が、作業もスムーズに進みます。

卓上で使える小型のものもあるので、作業スペースに合わせて選びましょう。

(5)オーディオインターフェース

オーディオインターフェース

パソコンで楽曲を制作するには、オーディオインターフェースも必要です。

オーディオインターフェースとはパソコンと機材をつなぐ装置のことで、パソコンと周辺機材の間にこの装置を通すことで本来の音で入出力をすることができます。

安くて5,000円前後のものもありますが、あまりに安すぎるとマイクや楽器と接続できないものやDAWが付属していないものもあるので、オーディオインターフェースに関しては、予算を絞らない方がよいでしょう。

まとめ

楽曲を制作する流れは、機材を揃えてコード進行を作り、メロディ付け、歌詞付けの順に行います。

時間はかかるかもしれませんが、諦めなければ曲は出来上がるので、1音1音確かめながら少しずつ作業を進めていきましょう。

また、制作会社に依頼することも選択肢の1つなので、もし、自力での楽曲制作に限界を感じたら相談してみてはいかがでしょうか。

なお、以下の記事で作曲のやり方や注意点についてまとめているので、作曲に挑戦してみたいという人は参考にしてみてください。

初心者におすすめの作曲やり方とは?作曲前の4つの準備も紹介

2020.05.14

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