Cメロとは何?Cメロの概要とCメロを効果的に使った代表曲4曲

「Cメロとはどんな意味?」
「Cメロはどのように作ればいいの?」

このように悩んでいませんか?

Cメロとは2番と大サビの間に挟まれた部分のメロディーのことで、Cメロがあることにより、歌全体の中で最も表現したい大サビを際立たせられるという効果があります。

今回の記事ではCメロの概要と期待される効果を解説するのに加えて、Cメロを効果的に使った代表曲4曲についても紹介します。

この記事を読んでCメロについて深く理解し、ぜひご自身の曲作りにも取り入れてみてください!

1.Cメロとは

リズム感がある人とない人の違い

Cメロとは、2番と大サビの間に挟まれたメロディ-のことを指す日本独自の音楽用語で、その多くは今までのAメロ・Bメロ・サビと異なった曲調になっています。   

J-POPは通常、以下のメロディの並びで構成されることが多いです。

J-POPに多い構成
  • イントロ→1番(Aメロ→Bメロ→サビ)→間奏
  • 2番(Aメロ→Bメロ→サビ)→間奏
  • Cメロ→大サビ→アウトロ

※実際には必ずしもこの構成とは限らず、BメロやCメロがなかったり、サビから始まるなど様々なケースがあります。

この場合、「Aメロ→Bメロ→サビ」を1つの固まりとして同じパターンを繰り返し、1番・2番は歌詞のみが変わります。

そして最後にもう一度「大サビ」としてサビとほぼ同じメロディーが繰り返されるわけですが、その前に登場するのがCメロです。

Cメロは、そこまで繰り返してきた安定感を覆し、曲にアクセントを加え、後の大サビを際立たせる狙いがあります。

そのため、転調や音階・リズムを大きく変化させ、これまでとガラッと変わった曲調となるケースが多いのです。

また、曲調が静かになったり伴奏を穏やかにすることで、大ザビ前の静けさを表現することもあります。

逆に、曲全体の中で起伏を減らし、穏やかな曲調のまま進めたい場合には、今までのメロディーとあまり大きく変わらないメロディを採用したり、そもそもCメロを採用しない場合もあります。

ちなみに、曲の構成が「Aメロ→Bメロ→Cメロ→サビ」となっている曲の場合には、大サビ前のアクセントとなるメロディーをDメロと呼んだりもします。

このように、Cメロは2番と大サビの間のメロディーで、その多くは転調や音階・リズムを大きく変化させて曲にアクセントを加えることを狙っています。

2.Cメロのパターンと期待される効果

Cメロをさらに細かくみていくと、いくつかのパターンがあり、以下の通りそれぞれ違った効果が期待できます。   

Cメロのパターン期待される効果
他のパートのメロディ(AメロやBメロ)をそのまま使う曲全体の勢いを止めず駆け抜ける
他のパートのメロディ(Aメロやサビなど)の高さや終わり方などを変形させるちょっとしたアクセントをつける
他のパート(Aメロ・Bメロ・サビ)とは全然違うメロディにする
(※この使われ方が一番多い)
聴き手に強いインパクトを与える
Cメロを使わず2番のサビ終わりからそのまま大サビに入る起伏を減らして穏やかな曲調を保つ

このようなパターンと効果を理解した上で、Cメロを使ってどのような効果を生み出したいかを考えて、Cメロの曲調を決めることになります。

3.Cメロを効果的に使った代表曲

最後に、Cメロを効果的に使った代表曲を以下の4曲紹介します。

  1. ピースサイン/米津玄師
  2. 名もなき詩/Mr.children
  3. チェリー/スピッツ
  4. 風の引力/ASKA

ドラマやCMなどでメロディーの一部を知っているという方でも、Cメロを聴くことでさらに曲全体の魅力がアップするのではないでしょうか。

順番に説明します。

(1)ピースサイン/米津玄師

Cメロを効果的に使った代表曲の1つ目に、米津玄師の「ピースサイン」が挙げられます。

2:42の「カサブタだらけ荒くれた日々が 削り削られ擦り切れた今が」からがCメロにあたります。

今までのAメロ・Bメロ・サビはいずれも音程に起伏がありましたが、Cメロは同じ音が繰り返される直線的な印象のメロディーです。

このように、今までの曲調とガラッと変わるCメロを採用することで、曲全体にアクセントが加わり、次の大サビへと注目が集まります。

このように、米津玄師の「ピースサイン」はCメロの曲調を他のパートと大きく変えることで、聴き手にインパクトを与えています。

(2)名もなき詩/Mr.children

Cメロを効果的に使った代表曲の2つ目に、Mr.childrenの「名もなき詩」が挙げられます。

4:14の「成り行きまかせの恋におち 時には誰かを傷つけたとしても」からがCメロにあたります。

今までのゆったりしたテンポとはガラッと変わり、歌詞をぎっしり詰め込んだインパクトのあるCメロが緊張感を生み出しています。

そして、大サビに入ると再び伸びやかに歌い上げるスタイルに戻り、緊張からの緩和により心地よいメロディーが引き立ちます。

Mr.childrenは本曲以外にも「youthful days」や「GIFT」、「HERO」など例を挙げればキリがないほど多くの曲でCメロを効果的に活用しています。

このように、Mr.childrenの「名もなき詩」はCメロのテンポ感の違いで緊張を生み出すことにより、その後の大サビをより引き立てています。

(3)チェリー/スピッツ

Cメロを効果的に使った代表曲の3つ目に、スピッツの「チェリー」が挙げられます。

2:30の「どんなに歩いてもたどりつけない 心の雪でぬれた頬」からがCメロにあたります。

この曲のAメロやサビはかなりダイナミックに音が上下しますが、Cメロは一転してシンプルなメロディが続きます。

低音の連続から徐々に音程を上げていき、さらに突きあがり大サビへつなげるという王道な流れで、大サビへの盛り上がりを演出しています。

このように、スピッツの「チェリー」はダイナミックなAメロ・サビとは逆にCメロにシンプルなメロディーを採用したことで、曲全体を飽きさせない変化をつけています。

(4)風の引力/ASKA

Cメロを効果的に使った代表曲の4つ目に、ASKAの「風の引力」が挙げられます。

2:58の「乾いたシャツのそばで夏の影がゆれる 僕は君の側で背伸びをする」からがCメロです。

CメロでキーがA→Cに転調し、一気に曲の雰囲気が変わります。

さらに、今まで起伏があまりなかったメロディーが大きく動き、この曲全体を通しての最高音のG(ソ)も登場します。

Cメロ自体は短いですが、そのままギターのリフがメロディーラインを奏で、大サビへとつながっていく一連の流れが見事ですね。

ちなみに、歌詞も非常に文学的で惹きつけられ、Cメロが曲全体の中で一番際立つ歌の代名詞と言っても過言ではありません。

本曲以外にも、CHAGE & ASKAの「めぐり遭い」や「PRIDE」、「WALK」などの楽曲でCメロが非常に効果的に使われていますので、ぜひ聴いてみてください。

このように、ASKAの「風の引力」は、全体の穏やかな曲調の中に曲のテーマでもある「風」を舞い込ませたようなCメロが強く印象に残る楽曲です。

まとめ

今回の記事ではCメロの概要と期待される効果を解説するのに加えて、Cメロを効果的に使った代表曲4曲についても紹介しました。

Cメロとは2番と大サビの間に挟まれた部分のメロディーのことで、Cメロがあることにより、歌全体の中で最も表現したい大サビを際立たせられるという効果があります。

この記事を読んでCメロについて深く理解し、ぜひご自身の曲作りにも取り入れてみてください!

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