「音楽活動の基本的な流れはどうなっている?」
「音楽活動においてSNS活用するメリット・デメリットはある?」
音楽活動をしたいと思っているけれども、始め方・やり方が分からないという人や音楽活動がうまくいかないといった方も多いのではないでしょうか。
実は音楽活動には難しい準備は必要なく、音楽をやりたいという意志と勇気があれば誰でもできることです。
また音楽活動の基本的な流れを認識すれば、すでに活動を行っているアーティストの方々も新たな課題が見えてきたりします。
本記事では、音楽活動の基本的な流れとSNS活用するメリット・デメリットを紹介します。
この記事を読んで音楽活動の基本的な知識を頭に入れて、音楽活動を今以上に有意義なものにしてください!
目次
1.音楽活動の基本的な流れ
音楽活動の基本的な流れは以下の3つです。
音楽活動とは「音楽を自分以外の誰かに向けて届けようとする活動」のことです。
芸能事務所やレコード会社に所属していからできないと誤解する人は多いですが、個人での活動でも可能です。
さらに後述するSNSを活用すれば、あなたの音楽を自ら発信することができ、多くの人の聞いてもらうチャンスが増えます。
また、バンド活動など複数人で音楽活動をするなら、活動前に足りないメンバーを集めることも必要です。
では、音楽活動の基本的な流れを解説します。
(1)作詞・作曲・アレンジをして楽曲を制作する
音楽活動の第1ステップは曲を制作することです。
曲の制作とは具体的に、作詞・作曲・アレンジを指します。
音楽活動を始めたばかりの頃は、有名ミュージシャンの曲を歌ったり、演奏したりすることでしょう。
しかし音楽活動を進めていくうちに「自分だけのオリジナル曲を作りたい」と考える人はたくさんいます。
作曲と聞くとハードルが高いと思うかもしれませんが、まったくの未経験の状態からでも勉強しながら作業すれば必ずできるようになります。
自分の曲を聴いた人がそれを褒めてくれたときは格別の嬉しさがありますよ!
以下の記事では、初心者が作曲するためのヒントを紹介しているのでぜひご覧ください。
(2)練習を重ねて技術のレベルアップを図る
音楽活動の第2ステップは曲を練習することです。
歌唱や演奏の技術のレベルアップは、音楽活動を続ける上で避けて通ることはできません。
お金に余裕があれば教室に通ってプロに習うことができ、また、今の時代は無料でもインターネットを介して多くの練習法や上達法を学ぶことができます。
歌唱や演奏のスキルについてはその他記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみたください。
(3)活動する姿を公開する
音楽活動の第3ステップは公開することです。
これはライブで人前で演奏することのほか、ネット上で音源や活動している姿を投稿することを指します。
音楽活動をするからには「たくさんの人に聴いてもらいたい」と考えることは当然です。
ライブに出演することは敷居が高いと感じるかもしれませんが、初心者を歓迎するお店はいくつもあります。
最初から完璧を求めていてはいつまでも音楽活動を始めることはできないため、少しずつできることから始めてみようという思考が大切です。
2.音楽活動を行う場所はたくさんある
音楽活動を行う場所はたくさんあります。
自分の実力・目的・予算・活動状況に応じて、自分に合った活動場所を見つけてください。
(1)ネットで動画配信をする
自分の演奏・歌唱動画や自作の楽曲をネットで配信をする方法があります。
SNSの自身のアカウントに投稿することはもちろん、サイトを開設して自分が作った曲の音声ファイルをダウンロードすることもできます。
未成年であったりライブハウスが近くにないなどライブ活動をすぐに始められない場合には、インターネットを利用すると良いでしょう。
現在ではプロ、アマを問わず多くのミュージシャンがYoutubeやニコニコ動画などの動画配信サイトを様々な方法で音楽活動に活用しています。
(2)オープンマイクに出演する
比較的小さなライブハウスには、「オープンマイク」や「飛び入りライブ」の時間が設定されています。
ステージに立つには、ライブハウスへ行ってエントリーし、出演料を支払います。
1グループ当たりの持ち時間は、その日の人数やライブハウスによって様々です。
何度か出演するうちに次のライブが決まったり、他の出演者の方との繋がりができる利点もあります。
ライブハウスのスケジュール表に「オープンマイク」「今日は飛び入りDAY!」のような記載を見つけたら、ぜひ参加してみましょう!
(3)文化祭や学園祭に出演する
学生の場合は、学校の文化祭や学園祭で披露する方法があります。
そこで上手くいけば、次のステップとして「地域の祭りやイベント」や「ライブハウスの中・高校生イベント」に出演するという目標を立てると良いでしょう。
(4)会場を借りてライブを開催する
会場を借りてライブを開催する方法があります。
ライブハウスに出演するには場所代やチケット代を負担する必要がありますが、ライブを行うための防音設備・PA機材(ミキサー・スピーカー・マイクなど)などがすべて整っています。
設備のない場所でライブをやる場合は購入やレンタルによって自分で揃えないといけないため、機材の初期投資ができないときはライブハウスを選択するのも一つの方法です。
3.SNSで音楽活動をするメリット3選
現代の音楽活動ではSNSを利用することが必要不可欠になっており、SNSの利用方法も音楽活動を行うにあたって大変重要になります。
この章では、SNSで音楽活動をするにあたって、以下の3つのメリットを紹介します。
SNSユーザによる情報拡散を利用して、音楽活動の規模を広げてください!
(1)広告活動費を掛けずにプロモーションができる
音楽活動でSNSを使う1つ目のメリットは、広告活動費を掛けずにプロモーションができることです。
SNSがない時代には、自分でビラを配ったり、路上やライブハウスの前座で演奏したりする必要がありました。
けれどもSNSを正しく活用すれば、資金もコネも不要、スマホが1台があれば自分とその活動を多くの人に知ってもらうことが可能です。
SNSは興味や嗜好の似たユーザ同士がつながっているため、フォローしてもらうことで投稿をほかの人に共有・拡散してもらい、新規ファンの獲得につなげることができるでしょう。
(2)バズる可能性がある
SNSを利用してアップした動画がバズり売れることは珍しくありません。
ニコニコ動画の投稿で人気を得たヒャダインや、近年ではNovelbrightやCDリリースを行わずSNSのみで活動をしているりりあ。が人気を博しています。
バズるということは、ファンの獲得や広告活動費をかけずにプロモーションでなく、曲を聴いた人からフィードバックを直接受け取れるなどファンとのコミュニケーションにおいても大きなメリットがあるでしょう。
(3)ファンの意見を聞くことができる
音楽活動でSNSを使う3つ目のメリットは、ファンを意見を聞くことができることです。
SNSでは、いいねやコメント機能でファンの反応を見ることができ、それによって音楽活動の方向性を見つけることができます。
通常のライブであれば、アンケートを行わない限りファンの名前の声を聴くことは難しく、またライブに来ているファンからの好意的な意見が多いです。
SNSでは、ファン以外のユーザーも視聴するため、アーティス自体を詳しく知らなくても「○○の歌詞が好き」「動画の雰囲気が好き」といった生の声を聴くことが可能です。
当然、辛辣な意見をもらう可能性があるといったデメリットはありますが、その点も含めファンの意見として参考にすると音楽活動の幅も広がります。
4. SNSで音楽活動をするデメリット2選
SNSで音楽活動をするにあたって、2つのデメリットがあります。
ファンの獲得を目的とするなら、デメリットもきちんと把握しておきましょう。
(1)定期的、継続的な投稿が負担になる
音楽活動でSNSを使う1つ目のデメリットは、定期的、継続的な投稿が負担になることです。
音楽活動を始めたばかりでは、いくら情報を発信しても誰からの関心も得られません。
SNS発信をするミュージシャンは多いため、定期的な情報発信を行い差別化を図る必要がありますが、それには作業時間が掛かることや心理的な負担があると感じることがあるでしょう。
活用するSNSは1つだけで問題ないので、定期的、継続的な投稿を行って、ファンを獲得しようとする努力が必要です。
(2)効果がでるまでに時間がかかる
音楽活動でSNSを使う2つ目のメリットは、効果がでるまでに時間がかかることです。
ファンが少ないアーティストはいくら情報を発信しても、まったく反応がない状態がしばらく続くでしょう。
特に新規ファンの獲得にはSNSを通じた共有や拡散がないと難しく、そこまで到達するには時間がかかります。
そのことを念頭に置き、「ファンに向けた発信」と「ファンを増やすための発信」を織り交ぜながら、地道に活動することが求められます。
まとめ
この記事では音楽活動の基本的な流れとSNSを活用するメリット・デメリットを紹介しました。
音楽活動の基本的な流れを理解しておくことはきっと成功への近道となることでしょう!
なお、以下の記事では、インディーズ・レーベルのメリット&デメリットについて解説しているのでぜひご覧ください。