「自分の思うように良い曲が作れないが、作曲のセンスを磨くためには何をすればいい?」
「自分が作る曲はありきたりな曲ばかりに思えてしまうが、作曲がうまい人はどうやってセンスを磨いたのだろう?」
このように悩んでいませんか?
実は作曲センスは必ずしも最初から有り無しが決まっているものではなく、努力次第で徐々に磨いていくことができるものなのです!
今回は、そもそも作曲のセンスとは何なのかを説明するとともに、作曲のセンスを磨く4つの方法についても解説します。
ぜひこの記事を読んで作曲のセンスを磨く方法を実践し、納得のいく曲作りを目指してください!
目次
1.作曲のセンスとは
作曲のセンスは、生まれつき有り無しが決まっている天性の才能だとイメージされがちですが、最初はセンスがなくても努力や経験によって磨くことが可能です。
作曲のセンスとは、例えば以下のような才能がある人のことを指します。
- すらすらとメロディーやコード進行が浮かぶ
- 自分及び周囲から自分の作った曲への評価が高い
確かに、作曲の経験が浅くても一瞬でメロディーがひらめき、評価の高い曲が書ける人もいます。
しかし、最初からセンスを身に付けている人はほんの一握りで、多くの作曲家は経験を積み、徐々にメロディーやコード進行を書くスピードを速め、試行錯誤の結果、次第に曲の評価を高めていっています。
作曲のセンスは生まれつき決まっているものではなく、今はセンスがなくても自分の努力次第で身に付けていくことが可能なのです。
逆に言えば、「どうせ自分にはセンスがないから」とセンスのなさを言い訳にして、センスを磨くための地道な努力をできない人は、いつまでたってもセンスのある曲を作れるようになるようにはなれません。
とはいえ、作曲センスを磨くためのやる気はあっても、どんな努力をすればセンスが磨かれるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
次の章では、作曲センスを磨くためには何をすればよいのか、具体的な方法を紹介していきます。
2.作曲センスを磨く4つの方法
ここからは、作曲センスを磨く方法を以下の4点に分けて紹介します。
- 幅広いジャンルの音楽を細部に注意しながら聴く
- 好きな曲を真似て作曲ソフトに打ち込む
- 継続して曲を作り続けて経験を積む
- センスにこだわりすぎず純粋に音楽を楽しむ
順番に説明します。
方法1.幅広いジャンルの音楽を細部に注意しながら聴く
作曲センスを磨く方法の1つ目に、幅広いジャンル・世代の音楽を細部に注意しながら聴くことが挙げられます。
作曲家の仕事は音楽を一から生み出す作業ではありますが、その一方で長く培われてきた過去の音楽の良い点を継承しつつ、今の時代に合わせてアレンジする作業でもあります。
そのため、作曲家にとって幅広いジャンル・世代の音楽を聴くことは、自分の引き出しを広げ作曲センスを磨くための大切な作業です。
また、単純に右から左に聞き流すのではなく、今聞いている曲がどのようなメロディー・リズム・コード進行の曲なのか、どのような曲を聴いたときに自分は心地よいと感じるのかを考えながら細部に注意して聞くことが大切です。
このように、幅広いジャンルの曲を細部まで意識しながら聴くことにより、自分の引き出しが広がり、幅広い曲を作れることにつながります。
方法2.好きな曲を真似て作曲ソフトに打ち込む
作曲センスを磨く方法の2つ目に、好きな曲を真似て作曲ソフトに打ち込むことが挙げられます。
好きな曲を楽譜や耳コピーから作曲ソフトに打ち込み、慣れてきたら原曲に似せてミックスまで行います。
作曲家はオリジナルの曲を作ることが仕事なのに、既存の曲を真似てもセンスは磨かれないのではないかと思う人もいるかもしれません。
しかし、既存の曲を真似ることは、その曲のコード進行やリズム・曲全体の構造などを理解する上で非常に役立ちます。
好きな曲を数曲真似たら、単純に曲を聴くだけでは分からなかったようなコード進行やリズム・アレンジの傾向に気付き、自分の曲にも取り入れやすくなります。
このように、好きな曲をコピーし、コード進行・リズム・アレンジや曲全体の構造のパターンを理解することができれば、自身の好みの傾向を知ることにつながり、曲作りもスピーディーに進めることが可能になります。
方法3.継続して曲を作り続けて経験を積む
作曲センスを磨く方法の3つ目に、継続して曲を作り続けて経験を積むことが挙げられます。
日頃から多くの曲を聞き演奏していても、実際に曲を作らなければ作曲の力は伸びてきません。
多くの曲を積極的に書いてみてこそ自分で納得のいく曲が書けはじめ、自分なりにメロディーやコードを作るコツを掴んでいくことで曲を作るスピードも速くなっていきます。
曲を作り続ける習慣を継続するためには、毎日必ず日常の何気ない気持ちにメロディーをつけて歌ってみるなどといったトレーニングがおすすめです。
最初は短く簡単な曲からで良いのでとにかく作ってみる習慣をつけることが大切で、徐々に長く複雑な曲にもチャレンジしていくのが良いでしょう。
このように、作曲センスを磨くためには、とにかく積極的に多くの曲を作り、経験を積むことが大切です。
方法4.センスにこだわりすぎず純粋に音楽を楽しむ
作曲センスを磨く方法の4つ目に、センスにこだわりすぎず純粋に音楽を楽しむことが挙げられます。
曲作りに正解はなく、センスの有り無しを決めるのは詰まるところ自分次第とも言えます。
つまり、自分に作曲センスがないと思い込んでしまうと、自分がいくら良い曲を作ってもやはりセンスのない曲に感じてしまうのです。
このような精神状態で作曲を続けても成長は見込めません。
このような状況を回避するために、センスのある曲を書くことを意識しすぎるのではなく、純粋に音楽を楽しむ気持ちを大切にすることが重要です。
楽しんで作った自分の曲を認めて、次にさらなる成長を目指しましょう。
作曲の工程は、地道で迷いの多い作業の繰り返しで、決して楽なものではありません。
苦しい作業を根気よく続けていくためにも、センスの有り無しにこだわりすぎず、根本に音楽が好きで作曲が楽しいという気持ちを持ち続けることが一番大切です。
まとめ
この記事では、そもそも作曲のセンスとは何なのかを説明するとともに、作曲のセンスを磨く4つの方法についても解説しました。
作曲センスは必ずしも最初から有り無しが決まっているものではなく、努力次第で徐々に磨いていくことが可能です!
ぜひこの記事を読んで作曲のセンスを磨く方法を実践し、自信を持って曲作りに挑んでください!