作曲はどうすれば上手くなる?曲作りを上達させる4つの勉強方法

「作曲にチャレンジしてみたいけれど、どのように勉強すればよい?」
「作曲を独学で勉強する場合、どのような学習法があるの?」

このように悩んでいませんか?

作曲を独学で学ぶ場合、作曲を上達させるための4つの勉強方法をバランスよく学んでいくことが大切で、そのことにより曲作りへの理解が深まり、効率的かつレベルの高い曲作りが可能になります。

今回の記事では、曲作りを上達させるための4つの勉強方法を解説するとともに、独学で作曲を学ぶための3つの学習法も紹介していきます。

この記事を読んで作曲の勉強方法を知り、ぜひご自身の曲作りにも活かしてください。

1.作曲を上達させるための4つの勉強方法

曲調が与える楽曲への影響

ここからは、作曲を独学で学ぶ際におすすめの勉強方法を以下の4点に分けて解説します。

  1. 様々なジャンルの楽曲を曲調やコード進行を分析しながら聴く
  2. 音楽理論を学ぶ
  3. 曲作りのコツを学ぶ
  4. とにかく曲を作ってみる

曲作りを上達させるためには、この4つの勉強方法をバランスよく学んでいくことが大切です。

順番に説明します。

(1)様々なジャンルの楽曲を曲調やコード進行を分析しながら聴く

声帯がリラックス状態になる

作曲の勉強方法の1つ目に、様々なジャンルの楽曲を曲調やコード進行を分析しながら聴くことが挙げられます。

曲作りにあたって、まずはたくさんのお手本をインプットすることは重要です。

いつも聴く音楽だけでなく、さまざまな時代・ジャンルの曲をとにかくたくさん聴いてみることで、自分の好みが分かり、自分が作りたい曲の傾向も次第につかめてきます。

また、ただ単純に曲を聴くだけでなく、曲調やコード進行を分析しながら聴くことで曲の理解が深まり、作曲の引き出しも広がります。

曲を分析する際には、耳で聴くだけでなく譜面を見たり、DTMに打ち込んでみるのもおすすめです。

このように、作曲を勉強するための方法として、様々な時代・ジャンルの曲を幅広く聴き、インプットを増やすことが挙げられます。

(2)音楽理論を学ぶ

作曲の勉強方法の2つ目に、音楽理論を学ぶことが挙げられます。

音楽理論というと堅苦しいイメージがありますが、要は定番のコードやスケールの知識を増やすことが重要なのです。

定番のコードやスケールは現在のポピュラー音楽でも広く活用されており、多くの人にとって耳なじみがよく、受け入れられやすい傾向にあります。

オリジナリティあふれるヒットナンバーにも実は定番コードやスケールが使われていて、その定番と独自性のバランスが良いことで多くの聴衆に支持されていることが多いのです。 

音楽理論を学ぶことにより、感覚やひらめきだけでなく意図的な曲作りを進めることができるようになり、高いレベルの楽曲を効率よく作れるようになります。  

このように、作曲を勉強するための方法として、定番のコードやスケールの知識を身に付けることが挙げられます。

ただし、初心者がいきなり音楽理論を学ぼうとすると難しい用語に挫折してしまうケースもあります。

最初から理論ばかりを詰め込みすぎず、多くの曲を聴く中でどのようなコードやスケールが使われているのかを勉強していくと理解しやすいでしょう。

音楽理論については以下の記事でも詳しく述べていますので参考にしてください。

作曲するのに理論は必要?できれば覚えたい3つの音楽知識とは!

2020.05.23

(3)曲作りのコツを学ぶ

鼻歌で作曲するときの3つのコツ

作曲の勉強方法の3つ目に、曲作りのコツを学ぶことが挙げられます。

曲作りには以下の例のように、いくつか覚えておきたいコツがあります。

  • 曲の構造はAメロ→Bメロ→サビが一般的
  • 悲しい・楽しい・優しいなどのテーマを決め、テーマに合ったコード進行を選ぶと良い
  • メロディーは最初にサビを作り、サビを少し抑えたAメロ、少し調子を変えるBメロの順が作りやすい
  • イントロやアウトロは短めにするのがおすすめ

この例のような作曲のコツを意識することで、曲作りの手順が明確化されて作業が進めやすくなります。

このように、作曲を勉強するための方法として、曲作りのコツを覚えて効率よく作業を進めることが挙げられます。

作曲のコツについては以下の記事でもさらに詳しく述べていますので、参考にしてください。

初心者が作曲するための5つのコツ!おすすめの作曲までの流れとは?

2020.05.14

(4)とにかく曲を作ってみる

移調のときの2つの注意点

作曲の勉強方法の4つ目に、とにかく曲を作ってみることが挙げられます。

作曲の勉強方法として「とにかく曲を作ってみましょう」とは少し乱暴に聞こえるかもしれません。

しかし、曲作りはとにかく多くの曲を作ってこそ上達していくものなのです。

初めて曲を作る場合には、いきなり長い曲を完璧に作ろうとはせず、サビの数小節のシンプルなものでよいので最後まで作り上げることが大切です。

短いものでもとにかく曲を完成させることで自信につながります。

曲を作ったら振り返って課題を探し、その反省を次の曲作りに活かしつつ、徐々に曲を長くしたりアレンジを加えていきましょう。

曲作りに行き詰まり壁にぶつかった際には、上で紹介したインプットを増やす作業や音楽理論・作曲のコツに立ち返ることで曲作りのヒントがもらえたり、曲の精度を上げることができます。

このように、作曲を勉強するための方法として、曲を作って振り返り、課題を見つけて次の曲作りに生かすというPDCAサイクルを繰り返すことが挙げられます。  

2.独学で作曲を学ぶための3つの学習法

移調とは

次に、独学で作曲を学ぶための学習法を以下の3つ紹介します。

  1. インターネット
  2. 通信講座

順番に説明します。

(1)本

独学で作曲を学ぶための学習法の1つ目に、本が挙げられます。

本のメリットは、いつでもどこでも勉強できることと、内容が正確であることです。

本を選ぶ際には長く売れ続けている定番の本を選択するのがおすすめで、良書を読むことにより、初心者が身に付けるべき作曲の基礎を学ぶことができます。

ちなみに、最新のトレンド情報に触れるには、次に紹介するインターネットがおすすめです。

作曲を学ぶ際におすすめの本については以下の記事で具体的に紹介していますので、こちらも参考にしてください。

【厳選9冊】初心者が作曲を始める前に手に取るべき本を一挙紹介!

2020.05.26

このように、独学で作曲を学ぶ際には、定番の本で音楽の基礎知識を身に付けるのがおすすめです。

(2)インターネット

独学で作曲を学ぶための学習法の2つ目に、インターネットが挙げられます。

インターネットを検索すれば、無料で学んでよいのかと思うほど有益な情報をたくさん調べることができます。

音楽理論からトレンド曲の解説まで、様々な情報が日々アップデートされていますよね。

ただし、インターネット上の情報は専門家が書いているものばかりではなく、内容が偏っていたり間違っている可能性があるため、その正しさを自分で判断する必要があります。

このように、独学で作曲を学ぶ際には、インターネットから最新の情報を調べてくることができますが、そのまま鵜呑みにするのではなく、正しい情報を選び取ることが大切です。

(3)通信講座

独学で作曲を学ぶための学習法の3つ目に、通信講座が挙げられます。

本やインターネットにはなく、通信講座だけにある最大のメリットは、双方向のやり取りができることです。

曲作りの途中で疑問に思ったことを質問したり、実際に作った曲に対する改善点を指摘もらえる点は、非常に有効です。

また、作曲を学びたいけれど何から手をつけていいか分からないという人にとっては、あらかじめ決められたカリキュラムに沿って勉強できる点も安心ですよね。

ただし、通信講座はインターネットや本に比べて費用がかかる点は否めません。

このように、独学で作曲を学ぶ際には通信講座を受講するという手があり、質問や課題の添削といったやり取りをできる点がおすすめです。

まとめ

今回の記事では、曲作りを上達させるための4つの勉強方法を解説するとともに、独学で作曲を学ぶための3つの学習法も紹介しました。

作曲を独学で学ぶ場合、作曲を上達させるための4つの勉強方法をバランスよく学んでいくことが大切で、そのことにより曲作りへの理解が深まり、効率的かつレベルの高い曲作りが可能になります。

この記事を読んで作曲の勉強方法を知り、ぜひご自身の曲作りにも活かしてください。

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