【厳選9冊】初心者が作曲を始める前に手に取るべき本を一挙紹介!

「独学でも作曲家になれるって本当?」
「作曲の初心者が読んでおくべき本はある?」

本を用いて作曲を学ぶことを検討している人の中には、どのような本を選べばよいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。

巷には作曲に関する本は溢れていますが、選び方のポイントを知っていれば、不要な本の購入を回避できるなど、失敗するリスクを減らすことができます!

この記事では、初心者が作曲を始める前にぜひ読んでおいて欲しい本を紹介します。

自分に適した本を選んで効率的に学ぶことができれば、たった数ヶ月で有名作曲家の仲間入りすることも夢ではありませんよ!

1. 初心者が作曲を学ぶ際に適した本の選び方

初心者が作曲を学ぶために本を選ぶとき、数が多すぎてどれを読めば良いのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

分からないことを調べるにも、知らないことが多すぎるため何から調べれば良いのか思いつかないかもしれませんね。

このように本に書いてある内容が理解できないと、途中で作曲家になる夢を断念しかねません。

初心者のうちから専門的な内容、高度な技術が必要な本を読むことは大変ですから、まずは初心者にも読みやすい、入門的な本を選ぶようにしましょう。

(1)長い間売れ続けている本がおすすめ

初心者が作曲を学ぶ際に適した本は、長きに渡って売れている本です。

これらはいわゆる良書と言われている本で、以下のようなメリットがあります。

  • 曲作りに必要な要点がきちんとまとめられている
  • 曲作りに不可欠な基礎知識を体系的に学ぶことができる
  • 自分に足りない範囲、知りたい分野だけを読むこともできる

作曲を始めとする音楽業界において、長く受け入れられている本というのは、普遍的な情報や学びが多いです。

そしてそれこそが、初心者が身につけるべき内容でもあります。

作曲には時代の流行、つまりトレンドを意識しながら常に最新の情報にアップデートしていくことが必要ですが、初心者に限って言えば、必ずしも最先端のトレンドを追った本でなくても問題ありません。

なぜなら作曲の基本となる音楽理論は普遍的なものであり、時代によって大きく変わることはないからです。

もちろん最新のトレンドを知っていることも大切ですが、まずは長く売れている本や常に人気がある本を手に取ってみてください。

また、ロングセラー、ベストセラーの本には改訂版が出ていることも多いので、その場合は最新版を手に入れるようにしましょう。

(2)基礎知識を学ぶなら本での独学でも大丈夫

初心者が作曲の基礎知識を学ぶなら、本での独学で十分可能です。

作曲に初めて挑戦するとなると右も左もわからないので、誰かに習ったほうが良いという考えを持っている人は多いことでしょう。

ですが、教室や講座に通ったとしても曲が作れるようになるかどうかはその人次第です。

そのため、本を読んでその通りに最初の1曲を制作してみて、それから曲を量産しながらテクニックやセンスを磨いていく方法がおすすめです。

一曲作れるようになると不思議なことに何曲も作れるようになります。

これは、曲作りを「やったことがない」から「やったことがある」に変わるからです。

この状態で知識と経験を積み上げていけば、早く一人前の作曲家になることができるでしょう。

以下の記事では、オリジナル曲の作り方について解説しているのでぜひご覧ください。

オリジナル曲の3つの作り方!初心者が作曲する3つのコツを紹介

2020.05.14

3. 厳選3冊!作曲に役立つ本の紹介「心構え編」

音楽を仕事にするために必要な「心構え」を学ぶことができる本として、以下の3冊を紹介します。

  1. 音楽で一生食っていきたい人のための本 あなたの音楽収入を10倍にしよう!
  2. 鼻歌からはじめる 即効作曲レッスン
  3. 作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話

作曲を趣味ではなく仕事と捉え、今後収入を得ようと考えているなら、曲作りのスキルだけでなく仕事をする上での心構えからビジネスの思考法についても知っておく必要があります。

紹介する本を参考にして、先人たちの知恵と知識をあなたの味方にしてください。

(1)音楽で一生食っていきたい人のための本 あなたの音楽収入を10倍にしよう!

「音楽で一生食っていきたい人のための本 あなたの音楽収入を10倍にしよう!」は、音楽人に向けたビジネスのハウツー本です。

この本を手掛けたのはアイオーミュージック株式会社代表取締役社長の石田ごうき氏です。

内容は、彼が講師と主催を務める音楽専門の独立起業セミナー「音楽自営業のススメ」の内容を一冊の書籍に凝縮したものになっています。

作曲のノウハウだけでなく、音楽で収入を得たいと思っている人に向けて、マーケティングやプロモーション、マネージメントの知識などが音楽家の目線で書かれています。

著者が長年の経験から体得した音楽ビジネスの秘訣を惜しみなく公開しているため、この本を読めばあなたのやる気を後押してくれることでしょう。

商品情報
  • 値段:1,980円
  • 品種:単行本
  • 著者:石田ごうき
  • 発売日:2016年12月22日

(2)鼻歌からはじめる 即効作曲レッスン

「鼻歌からはじめる 即効作曲レッスン」は、歌もの作曲技術の入門書です。

まずは、鼻歌を録音することからはじめて、だんだん肉付けしていくことによって、楽曲として組み立てていこうという内容になっています。

作曲の基礎となるコード進行についてもしっかりと解説がしてあるため、本格的な作曲技術を理論的に学ぶことができるでしょう。

また、付属のMP3ファイルを再生しながらこの本を読めば、知識だけに留まらず、実践的なテクニックを身につけることが可能です。

そのほか、1曲を仕上げる過程やコンペで勝つためのテクニックも記されているので、自身の音楽性やアレンジを広げたい方や、もうワンステップ上の曲作りをしたい方に特におすすめです。

商品情報
  • 値段:2,178円
  • 品種:単行本
  • 著者:田村信二
  • 発売日:2015年8月10日

(3)作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話

「作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話」は、曲作りのノウハウや考え方が自然と身に付く、小説×作曲入門書です。

音楽知識ゼロから作曲に挑戦した女子高生“いろは”が、音楽の仕組みを理解しながら曲作りに挑戦するストーリーになっています。

“いろは”が曲作りに奮闘する姿を通して、自分も曲作りに挑戦しているような気持ちになることでしょう。

その際、曲を作るために必要なのは、音楽的な知識ではなく、正しい発想とちょっとしたコツ、そして何より第一歩を踏み出す勇気が必要だということを教えてくれます。

この本を読み終わると、すぐに「自分にもできるかな?やってみよう!」と触発されるはず。

音楽的な知識や専門用語を噛み砕いた対話形式のライトノベルなので、初心者にも理解しやすく、最初に読む本としておすすめの一冊です。

商品情報
  • 値段:1,760円
  • 品種:単行本
  • 著者:仰木日向(著)まつだひかり (イラスト)
  • 発売日:2016年6月24日

4. 厳選6冊!作曲に役立つ本の紹介「実技編」

音楽を仕事にするために必要な「実技」を学ぶことができる本として、以下の6冊を紹介します。

  1. 作りながら覚える 3日で作曲入門
  2. ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論 600個のコードを導く7のルール
  3. イメージした通りに作曲する方法50 恋愛感情や日常の出来事をどんどん曲にしよう!
  4. バンドでセッションしながらオリジナル曲が作れる本
  5. よくわかる作曲の教科書
  6. 思いどおりに作曲ができる本

紹介する本を参考にすれば、作曲のプロたちの具体的な手法を知ることができます。

相性のいい本と出会うことができれば、曲作りの仕組みや技術についていち早く習得することができるでしょう。

(1)作りながら覚える 3日で作曲入門

「作りながら覚える 3日で作曲入門」は、作曲作業に関することを網羅的かつ実践的に解説している本です。

内容は、簡単な説明を読みながら、3日間でまず1曲作ってしまおうというものです。

作曲といえば、楽器を練習して即興でメロディーを作ったり、 音楽理論やコード理論を覚えてからという流れが主流ですが、この本では理論は飛ばして「作りながら覚える」というスタンスで作曲の仕方を教えてくれます。

音楽制作の必需品である「DAWソフト」の使い方に関しても詳細に解説してあるので、楽譜が読めないなど音楽経験が全くない初心者でも、作曲の最初のイメージを掴むために適しています。

また、著者のmonaca:factory(10日P)氏は中学・高等学校の教員免許(英語)を所有しているため、説明が分かりやすい上、楽しみながら学ぶことができることも嬉しいポイントです。

はじめての人も、一度挫折した人も、作曲に必要な初歩的な知識を無理なく学びたい方は、ぜひ手に取ってみてください。

商品情報
  • 値段:1,980円
  • 品種:単行本
  • 著者:monaca:factory(10日P)
  • 発売日:2016年3月18日

(2)ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論 600個のコードを導く7のルール

「ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論 600個のコードを導く7のルール」は、ギター・コードをユニークな覚え方で紹介している本です。

例えば、魔法の言葉「こん、ばん、み」から始まる7つのルールを知っておけば、約600個ものコードを自由に導き出すことが出来るようになります。

ギター・コードを覚える方法に焦点を当てた内容なので、これからコードを覚えようという初心者はもちろん、過去にコード・ブックに挫折したという方も再チャレンジしたくなる一冊です。

商品情報
  • 値段:1,430円
  • 品種:単行本
  • 著者:いちむらまさき
  • 発売日:2015年6月19日

(3)イメージした通りに作曲する方法50 恋愛感情や日常の出来事をどんどん曲にしよう!

「イメージした通りに作曲する方法50 恋愛感情や日常の出来事をどんどん曲にしよう!」は、50通りのイメージから曲を作る方法を紹介している本です。

理論の知識や作曲経験が豊富でない初心者でも、作りたい曲のイメージさえあればすぐに作曲ができるようになるでしょう。

初心者は堅苦しい教本を読んでも理解することができないと挫折しがちですが、この本は「すぐに試してみよう! 」「私にもできそう!」という気持ちを引き出してくれることでしょう。

情感や雰囲気を音楽で表現するテクニックを学ぶことができるほか、1イメージごとに8~16小節の完成曲の例が付き、それぞれに対応した音源も用意されていますので、気を楽にして楽しみながら曲作りが学べる1冊です。

商品情報
  • 値段:1,980円
  • 品種:単行本
  • 著者:梅垣ルナ
  • 発売日:2011年11月25日

(4)バンドでセッションしながらオリジナル曲が作れる本

「バンドでセッションしながらオリジナル曲が作れる本」は、プロが現場で行っているノウハウを集約した本です。

この本では、メロディーはみんなで声に出して作っていくことを基本としているので、バンドならではの曲作りを学ぶことができるでしょう。

また、バンドメンバー全員が曲作りに参加して、過程を楽しみながら共有できるメリットがあり、バンドメンバーの結束力が高まることは間違いありません。

コピーバンドから一歩進んで楽しくバンド活動をしたい方、また、バンドでオリジナル曲を作ろうと考えているなら、その指南書としてぜひ参考にしてください。

商品情報
  • 値段:1,980円
  • 品種:単行本
  • 著者:安保亮
  • 発売日:2016年5月21日

(5)よくわかる作曲の教科書

「よくわかる作曲の教科書」は、作曲は難しいものではない!というのをモットーとして、誰でもこれ1冊で曲を作ることができるという本です。

はじめて曲作りにチャレンジする人から、アレンジの技法を見つけたい人まで、細かい理論や理屈よりもすぐに「使える」実践的なノウハウが満載です!

内容のサンプルCDは付属していませんが、著者である秋山公良氏のホームページからサンプルを試聴することができます。

見開きで1項目で良く内容がまとまっており、図版や譜例も多いので、コード理論の初級部分をサラッと知りたいという方に最適です。

商品情報
  • 値段:1,728円
  • 品種:単行本
  • 著者:秋山公良
  • 発売日:2009年12月23日

(6)思いどおりに作曲ができる本

「思いどおりに作曲ができる本」は、音楽理論、作曲、編曲・演奏・DTMなど多岐にわたる悩みを、Q&A方式で一発解決してくれる本です。

この本では、見開き2ページで1つのテーマを解説しています。

疑問点の解決だけでなく、すぐに実践できる音楽作りのアイデアも満載です。

また、譜例に対応した音源を約100分も収録された2枚組の付属CDがついているので、実際に耳で確かめながら読むことで理解がより深まるでしょう。

現代のミュージック・クリエイター必読と称されるこの本を手に入れて、“思いどおり”に音楽を作ってみませんか?

商品情報
  • 値段:2,200円
  • 品種:単行本
  • 著者:川村ケン
  • 発売日:2010年2月25日

以下の記事では、作曲依頼の方法や相場について具体的に解説しているのでぜひご覧ください。

作曲依頼を行う3つの方法とは?作曲依頼の相場はどのくらい?

2020.05.26

まとめ

今回は、作曲初心者が知っておくべきことや心構え、失敗しない本の選び方を紹介しました。

作曲には実践的な経験が必要なことはもちろんですが、本からも多くの知識を得ることができます。

相性のいい本と出会うことができれば、作曲について頭の中で上手に整理しながら理解することができるでしょう。

トレンドを追うことも作曲には欠かせませんが、作曲初心者はまずは基礎を頭に入れて、効率的に学習してくださいね。

関連記事