音域を広げる2つの方法とは?初心者におすすめの高音域を広げるトレーニング

「音域を広げるにはどのような方法があるの?」
「効果的に音域を広げるにはどんなトレーニングをしたらいいの?」

歌唱力アップを狙っている人の中には、音域を広げたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

実は、いくつかのトレーニングを実践することで、地声が低い人でも高音域を広げることはできるのです!

本記事では、音域を広げる方法と高音域を広げるトレーニング方法を紹介します。

この記事を読めば、音域を広げて高音域の歌も歌えるようになりますよ!

1.音域を広げる2つの方法

音域を広げる2つの方法

音域を広げる方法を紹介します。

取れる選択肢は以下の2つです。

  1. 高音域を広げる
  2. 低音域を広げる

順に紹介するので、自分の声の特徴に合わせて、どちらが効果があるのか確認してみましょう。

(1)高音域を広げる

高音域を広げる

高音域を広げるのは、音域を広げるための一般的な方法です。

低音域は出せても高音域を出せないため、歌いたい曲が歌えないという悩みを抱えている人は多いでしょう。

高音域を広げるトレーニング方法はさまざまで、自分に合う発声方法で高音域を出すことができます。

キーの高い曲を歌いたい人や、楽に高音域を歌いこなせるようになりたい人は、高音域を広げるトレーニングを行いましょう。

(2)低音域を広げる

低音域を広げる

低音域を広げることでも音域を拡大することができます。

基本的には地声よりも低く音域を広げることができませんが、地声と同じくらい低音域を歌唱中に出せるようにすることは可能です。

低音域が出せない人の多くは、限界まで低音を出せていないことが多く、本来出せるはずに地声まで発声できずにいる傾向があります。

低い声を出そうとすると全身に力が入ってしまい、身体が硬直すると自然な地声まで出すことはできません。

低音域を拡大したい人は、全身に無駄な力が入らないように、上半身をリラックスさせることを意識しましょう。

身体がリラックスしている状態で発声すると、自然と地声まで音域を落とせるようになりますよ!

2.高音域を広げるトレーニング方法4ステップ

高音域を広げるトレーニング方法4ステップ

高音域を広げるトレーニング方法を紹介します。

トレーニング方法は以下の流れです。

  1. 腹式呼吸を常時できるようにする
  2. リップロールをマスターする
  3. ミックスボイスをマスターする
  4. ファルセットをマスターする

順に紹介するので、高音域を広げたい人は、この流れに沿って訓練してみましょう。

(1)腹式呼吸を常時できるようにする

腹式呼吸を常時できるようにする

高音域を広げるためには、声量を安定させる必要があるので、歌唱中に腹式呼吸を常時できるようにすることが重要です。

腹式呼吸により吐く息が安定すれば、クリアな声でロングトーンが出るようになります。

以下の方法で腹式呼吸を練習してみてください。

腹式呼吸のやり方
  1. 背筋を伸ばしてお腹に手を当てる
  2. 一度息を全部吐き出す
  3. 頭の中で3秒カウントしながら鼻から息を吸う(息を吸っているときにお腹が膨らんでいることを確認)
  4. 頭の中で3秒カウントしながら鼻から息を吐く(息を吐いているときにお腹がへこんでいることを確認)

特に、息を吸う時にお腹を膨らませ、吐く時にお腹をへこませることを意識することがポイントです。

腹式呼吸はミックスボイスやファルセットなど高音域の発声方法に必須なので、腹式呼吸を常に意識しましょう。

(2)リップロールをマスターする

リップロールをマスターする

高音域を出す準備段階として、リップロールを行いましょう。

リップロールとは、唇をプルプルと震わせながら発声するボイトレのことで、リップロールをすることで喉をリラックス状態にすることができます。

また、息の出し方や正しい音程の取り方が分かるようになるメリットもあるのです。

高音域の声を出すためには、喉をリラックスさせることが重要なので、リップロールをマスターして、好きなときに喉をリラックス状態にできるようにしておきましょう。

なお、以下の記事でリップロールのやり方やコツを紹介しているので、そちらもあわせてご覧ください。

リップロールとは?4つの効果と初心者でもできるやり方・コツを紹介

2021.11.12

(3)ミックスボイスをマスターする

ミックスボイスをマスターする

ミックスボイスを習得すれば、高音域がラクに出せるようになります。

地声(チェストボイス)と裏声(ファルセット)を同時に出したような声をミックスボイスと言い、地声とは異なるクリアな声を出せる点がメリットです。

ハミング(鼻歌)を歌っているときが一番ミックスボイスに近く、鼻歌を歌っている感覚で声を出すとミックスボイスになります。

ミックスボイスは喉がリラックス状態になければ、上手く声が出ずかすれたような声になるので、ハミングを口ずさんでいるときのようにリラックスして発声する意識を持ちましょう。

なお、以下の記事でミックスボイスの出し方を紹介しているので、あわせてご覧ください。

ミックスボイスの出し方とは?上手く出す5つのコツと4つの練習法

2020.09.30

(4)ファルセットをマスターする

ファルセットをマスターする

高音域を出す方法としてファルセットが効果的です。

ミックスボイスで出せない音域をカバーすることができ、ファルセットを使いこなすことで高音域も喉に負担をかけることなく出せます。

ミックスボイスに比べて少しテクニックが必要になるので、時間をかけてゆっくり習得しましょう。

なお、以下の記事でファルセットの出し方を紹介しているので、あわせてご覧ください。

ファルセットの出し方とは?初心者が押さえるべき声を出す3つのコツ

2021.09.19

まとめ

音域を広げるには2つの方法があります。

基本的には高音域を広げる方法が効率的に音域を広げられるので、今回紹介した流れに沿って高音域の拡大を目指してみてください。

高音域を出すには、とにかく喉をリラックスさせることが重要なので、特にリップロールの習得に力を入れてみましょう!

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