「トラックメイカーってどんな仕事をするの?」
「トラックメイカーになるためにはどうしたらいいの?」
音楽関連の仕事を探している人の中には、トラックメイカーという職業に興味を持っている人もいるのではないでしょうか。
実は、トラックメイカーとして活躍している人は増えており、収入を得られるチャンスがたくさんあるのです!
本記事では、トラックメイカーの仕事内容や必要な機材、収入事情について紹介します。
この記事を読めば、トラックメイカーの知識を補完して、収入を得る方法を知ることができますよ!
目次
1.トラックメイカーとは
トラックメイカーとは、HIPHOPやラップなどのインストルメンタル(楽器の演奏音)を制作する人のことです。
特に、EDMやハウスといったジャンルで多くの人が活躍しています。
最近では、作曲家と組んでポップスやロックのコード進行だけを制作する仕事も多いです。
ちなみに、作曲家はインストルメンタルにメロディー(主旋律)をつける人のことをいうので、メロディーをつけないトラックメイカーと正反対の位置関係にあります。
2.トラックメイカーになるために必要な3つの機材
トラックメイカーになるために必要な機材を紹介します。
最低限揃えておくべき機材は以下の3つです。
順に紹介するので、必要な機材を揃えてトラックメイカーとしての一歩を踏み出しましょう!
(1)パソコン
まずパソコンがなければ仕事になりません。
インストルメンタルは専用のパソコンソフトを使って作成します。
OSは、Windows,とMacどちらでも問題ありませんので、使い慣れた方を用意しましょう。
なお、トラックメイカーの中には、「AKAI MPC」というヒップホップの制作に特化したハードウェアのサンプラーを使う人もいます。
本格的にトラックメイカーとして活動したい人は、あわせて購入しておきましょう!
(2)DAW
インストルメンタルを制作するためには、DAWソフトを使います。
DAWとは、デジタル・オーディオ・ワークステーションの略で、パソコン上で録音や編集、ミキシング、編曲などをするための一体型システムのことです。
無料と有料のものがあるので、最初は使い方に慣れるまで無料のDAWソフトを使うことをおすすめします。
なお、おすすめのDAWソフトは、以下の記事でまとめているので、ソフト選びの参考にしてみてください。
(3)モニタースピーカー
モニタースピーカーも用意しておくことをおすすめします。
実際に作った音源が、スピーカーを通してどのように聞こえるのか確かめて、微調整をしなければなりません。
パソコンのスピーカーだと音質が悪くなり、きれいな音源を作ることができないので、専用のスピーカーを購入しておきましょう。
3.トラックメイカーの収入事情5選
トラックメイカーの収入事情について紹介します。
主な収入を得る方法は以下の5パターンです。
順に紹介するので、トラックメイカーとして収入を得る方法をチェックしておきましょう!
(1)カートシステムで楽曲を販売
ショッピングカートシステムを利用して楽曲を売ることで収益を得られます。
たとえば、レンタルサーバーを活用して自身のブログを作り販売口を用意することで、ショッピングカートを導入することができるでしょう。
今は、SNSによって多くの人に周知することができるため、費用をかけずに宣伝活動をすることもできます。
確かにシステムを作るまでは大変かもしれませんが、販売システムを構築してしまえば、楽曲を作るたびにブログなどにアップするだけで簡単に販売可能です。
本格的にトラックメイカーとしてビジネスをするのであれば、最初に販売口を用意しておきましょう!
(2)Webサービス配信や委託販売
Webサービス配信や委託販売によって収益を得ることも可能です。
主に、itunesやamazonやtunecore、ココナラなどのサービスが活用されています。
作った音源をユーザーの多い市場で売ったり、楽曲制作の委託を請け負ったりすることで、個人でも十分に稼ぐことができるのです。
副業やお小遣い稼ぎに最適な方法なので、気軽に稼ぎたい人は活用してみましょう!
(3)YouTubeの配信
YouTubeの配信を行うことで広告収入を得ることもできます。
俗にいうYouTuberとして、チャンネル登録者数と視聴回数を増やすことで収入につなげる方法です。
特に海外のトラックメイカーはYouTubeで収入を得ている人が多く、楽曲販売をしなくても配信のみで生活している人もいます。
作業用BGMとしての需要が高いので、YouTube配信は大事な収入源の1つといえるでしょう。
(4)個人音楽レーベルの設立
個人の音楽レーベル(会社)を設立することも、安定した収入を得る1つの方法です。
初心者がいきなり音楽レーベルを立ち上げるのはハードルが高いので、複数人で集まって音楽レーベルを立ち上げる方法もあります。
楽曲制作に精通している人と協力することで、知識がなくてもマネジメントスキルが高ければ、会社を運営することは可能です。
トラックメイカーとしてだけでなく、経営者としても活動した人は、音楽レーベルの設立も検討してみましょう。
(5)楽曲コンペ
楽曲コンペの賞金を狙っているトラックメイカーもたくさんいます。
たとえば、有名アーティストの楽曲コンペで採用されれば、数十万円から数百万円を稼ぐことも可能です。
たった一曲で夢のある賞金を得られる可能性もあるので、楽曲コンペに挑戦する価値は高いでしょう。
ただし、採用されなければ収入は0円なので、先に紹介した4つの方法で安定した収入を得つつ、楽曲コンペで莫大な賞金を狙うスタンスが一般的です。
あくまでメインの稼ぐ方法ではないことを頭に入れておきましょう!
まとめ
トラックメイカーの稼ぎだけで十分生活することは可能です。
パソコンやDAWソフト、モニタースピーカーだけで仕事が成立するので、初期費用も少なく始められます。
収入を得る方法もたくさんあるので、自分のやり方に合った手段を選びましょう!