「日本の有名な音楽プロデューサーってどんな人がいるの?」
「有名なプロデューサーはどんな曲を作っているの?」
音楽プロデューサーの中には、誰もが知っている超有名プロデューサーや、あの人ってプロデューサーだったの?と驚くような人もいます。
音楽制作の責任者であるプロデューサーは、楽曲の制作にも大きな影響を与えているのです。
ここでは、日本の有名な音楽プロデューサー5人と、音楽プロデューサーの歴史について紹介します。
音楽プロデューサーについて知れば、音楽をより楽しむことができますよ。
目次
1.日本の有名な音楽プロデューサー5人
名曲の影には有名プロデューサーの存在があります。
アーティストが楽曲を作るときには音楽プロデューサーの力が必要です。
ここでは、日本の楽曲を支える音楽プロデューサーを5人紹介します。
- 前山田健一(ヒャダイン)
- 蔦谷好位置
- 松尾潔
- 小室哲哉
- 秋元康
超有名音楽プロデューサーから、現在の音楽シーンを牽引するプロデューサーまで知っておきたい人ばかりです。
(1)前山田健一(まえやまだけんいち)
有名音楽プロデューサー1人目は、前山田健一(ヒャダイン)さんです。
日本でも指折りの難関大学である京都大学を卒業し2007年に本格的な音楽活動を開始しました。
動画投稿サイト『ニコニコ動画』へヒャダインとしてアップした楽曲が話題になり、世界各国からアクセスが殺到しました。
その後、J-POPやアイドルソング、アニメソングなどをはじめとする幅広いジャンルの楽曲を手がけるようになり、数々のヒット曲を生み出しています。
名前 | 前山田健一(ヒャダイン) |
生年月日 | 1980年7月4日 |
学歴 | 京都大学総合人間学部卒業 |
代表曲 | ももいろクローバーZ「行くぜっ! 怪盗少女」(作詞・作曲・編曲) 私立恵比寿中学「ザ・ティッシュ~止まらない青春~」(作詞・作曲・編曲) でんぱ組.inc「W.W.D」(作詞・作曲・編曲) |
なお、前山田健一さんについてはこの記事でより詳しく紹介しているので参考にしてください。
(2)蔦谷好位置(つたやこういち)
有名音楽プロデューサー2人目は、蔦屋好位置さんです。
音楽プロデューサーとして活躍する前は、バンドCANNABISの元キーボーディストとして活動していました。
2004年よりクリエイター集団agehasprings(アゲハスプリングス)に加入し音楽プロデューサーとして活動を始めます。
作詞・作曲家、音楽プロデューサーとしてYUKI、Superfly、ゆず、エレファントカシマシ、木村カエラ、Chara、JUJU、絢香、back numberなどへの楽曲提供やプロデュースを行っています。
名前 | 蔦谷好位置 (本名 蔦屋恒一) |
生年月日 | 1976年5月19日 |
学歴 | 北海学園大学経済学部卒業 |
代表曲 | YUKI「JOY」(作詞・作曲) Superfly「Beautiful」(作曲) エレファントカシマシ「笑顔の未来へ」(編曲) |
(3)松尾潔(まつおきよし)
有名音楽プロデューサー3人目は、松尾潔さんです。
「ヒット請負人」とも呼ばれ、提供したシングルおよび収録アルバムの累計セールス枚数は3000万枚を超すビッグプロデューサーです。
平井堅やCHEMISTRY、東方神起、JUJUなど数多くのアーティストの楽曲に関わり、日本の音楽シーンに多大な貢献をしている名プロデューサーです。
名前 | 松尾潔 |
生年月日 | 1968年1月4日 |
学歴 | 早稲田大学第二文学部卒業 |
代表曲 | EXILE「Ti Amo」(プロデュース・作詞・共作曲) CHEMISTRY「PIECES OF A DREAM」(プロデュース) JUJU「この夜を止めてよ」(プロデュース・作詞) |
なお、松尾潔さんについてはこの記事でより詳しく紹介しているので参考にしてください。
(4)小室哲哉(こむろてつや)
有名音楽プロデューサー4人目は、小室哲哉さんです。
音楽ユニットであるTM NETWORKとして活動しながらも、アーティストに楽曲提供し作曲家としても活躍していました。
その後、作詞、作曲、編曲と音楽プロデュースを兼任して行い、観月ありさ、篠原涼子、trf、hitomi、内田有紀、H Jungle with t、dos、globe、華原朋美、安室奈美恵など数々のヒット曲を生み出しました。
1996年4月にはオリコンシングルチャートにおいてプロデュース曲がトップ5を独占し「小室ブーム」で一つの時代を作った超有名音楽プロデューサーです。
名前 | 小室哲哉 |
生年月日 | 1958年11月27日 |
学歴 | 早稲田大学社会科学部中退 |
代表曲 | 安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」(作詞・作曲・プロデュース) globe「DEPARTURES」(作詞・作曲・プロデュース) 篠原涼子「恋しさと せつなさと 心強さと」(作詞・作曲・プロデュース) |
(5)秋元康(あきもとやすし)
有名音楽プロデューサー5人目は、秋元康さんです。
放送作家として活躍する傍らで、作詞家としても活動をし「おニャン子クラブ」の全楽曲の作詞・プロデュースを担当してヒット曲を生み出しました。
その後、「会いに行けるアイドル」としてAKB48、乃木坂46などのアイドルグループの総合プロデュースをつとめます。
握手会やアイドル総選挙などの、ファンを巻き込んだ新しいビジネスモデルを確立し成功をおさめた有名プロデューサーです。
名前 | 秋元康 |
生年月日 | 1958年5月2日 |
学歴 | 中央大学文学部 中退 |
代表曲 | おニャン子クラブ「セーラー服を脱がさないで」(作詞) AKB48「ヘビーローテーション」(作詞・作曲・プロデュース) 美空ひばり「川の流れのように」(作詞) |
なお、音楽プロデューサーの仕事内容についてはこの記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
2.音楽プロデューサーの歴史
音楽プロデューサーというと、ネームバリューのある有名プロデューサーを思い浮かべますが、その役割は時代とともに変化しています。
80年代までの音楽プロデューサーというと、レコード会社の社員が会社での仕事としてプロデューサー業を行っていました。
その後90年代になると、小室哲哉さんのように作曲・作詞を行うミュージシャンが自分の活動の傍らプロデューサーとして活躍するようになります。
音楽プロデューサーの名前が全面に出て、まさにプロデューサーが音楽を作り出す時代となるのです。
現在は、ダウンロードやストリーミングなどで音楽メディアが多様化し、商品としての価値を高めることが重要視されるようになりました。
そこで、音楽制作会社「アゲハスプリングス」に所属する蔦谷好位置のような音楽プロデューサー集団が、今の音楽を牽引するようになりさまざまな楽曲を裏方で支え世に送り出しているのです。
まとめ
日本には有名な音楽プロデューサーがたくさんいます。
時代を彩るヒット曲の影には、名プロデューサーの存在があるのです。
時代の変化に敏感に反応し、新しいビジネスモデルを作り出してきた音楽プロデューサーは憧れてしまいますね。
音楽を聞くときは、アーティストだけでなく、誰がプロデュースしているのかを調べてみるとまた違った音楽の魅力に気付けるかもしれませんね。