「ピアスストに向いている手ってどんな手なんだろう?」
「手の筋力が弱いんだけど、ピアニストになれないかな…」
ピアニストに向いている手は、大きめの手のひらと厚みのある筋肉質な手、指の長さも重要です。
しかし、先天的に誰もがピアニスト向けの手をしているわけではありませんよね。
この記事ではピアニストの命である手の特徴とピアニストに向いている手、ピアニスト向けの3つのトレーニングを紹介します。
最後まで読んでピアニストの命である手の特徴と鍛え方を学びましょう!
目次
1.ピアニストの命である”手”の特徴
ピアニストの命である”手”ですが、ピアニストはどんな手をしているのでしょうか?
ピアニストの手の特徴は大きく以下の5つです。
- 親指の爪が上を向いている
- 小指の筋力が高い
- 手の甲の筋肉が発達している
- 指先が丸くなっている
- 全体的に指が太めである
なぜこの5つの特徴を持つ手がピアニスト向きの手と言えるのか、その理由を1つずつ説明します。
(1)親指の爪が上を向いている
ピアニストの手は親指が上を向いて生えていることが多いです。
ピアノ演奏をする際に鍵盤に親指の腹がつくように演奏するため、徐々に親指自体が上向きについてきます。
爪が横向きになると親指の腹で鍵盤をおさえられません。
そのためピアニストは先天的、または練習しているうちに徐々に爪が上向きに変化します。
(2)小指の筋力が高い
ピアニストの手は小指の筋力が高く、発達しています。
ピアノの鍵盤を押さえるときに、親指から小指までの全ての指を使うためです。
小指で遠くの鍵盤を押さえる練習をしているうちに小指の筋肉が発達します。
元々小指まで筋肉が使えて、指がうまく使える人はピアニスト向きの手と言えるでしょう。
(3)手の甲の筋肉が発達している
ピアニストは手の甲の筋肉が発達している人が多いです。
鍵盤を力強く押さえなければならないため、手の甲の筋肉が自然と発達していることが多いでしょう。
手の甲の筋肉が弱いと鍵盤を押さえる際に力が足りず、長時間演奏できません。
また手の甲の筋肉不足で指の動きが不自然になり、滑らかに動かせなくなるでしょう。
ピアニストの手の甲は筋肉がついていて、しっかり鍵盤を抑えてピアノ演奏できるようになっています。
(4)指先が丸くなっている
ピアニストの指先は丸くがっしりとしています。
丸い指先で鍵盤をとらえて弾かなければならないため、指先が丸くなければうまく演奏ができません。
指先の形は先天性のもので変えることはできませんが、爪を短く切ることで指先を演奏向けに整えられます。
ピアニストの手は指先が丸くがっしりしている、また爪も短く整えて演奏しやすくされていることが特徴です。
(5)全体的に指が太めである
ピアニストの指は全体的に指が太めです。
すらっとした細い指を持っているイメージがありますが、プロのピアニストは指が太くなりやすいでしょう。
毎日ピアノ演奏をするため指の筋肉が発達し、がっしりとしてきます。
ピアニストは意外と指が太くなり、筋肉がついていることが多いです。
2.自分の手はピアニスト向き?ピアニストに向いている手とは
ピアニスト向けの手はどのような手かを解説します。
- 手が大きめである
- 指が長い
- 手に厚みがある
- 手首の関節が柔らかい
- 指が大きく開く
自分の手がピアニスト向けかどうかチェックしてみましょう。
(1)手が大きめである
ピアニスト向けの手は、大きめの手です。
手が小さいと鍵盤に手が届かず、うまく演奏できません。
全ての鍵盤をしっかりとらえられるように、手が大きめな人がピアニストに向いています。
(2)指が長い
ピアニスト向けの手は指が長めです。
指が長くないと手を開いて鍵盤をとらえられません。
手が大きくて指が短めだと、演奏しづらくなるでしょう。
指が長めの人はピアニストに向いている手をしていると判断できます。
(3)手に厚みがある
ピアニスト向けの手は、手のひらが厚くがっしりしている手です。
筋肉が発達していて、指の筋肉が使いやすい状態の手の人がピアニストに向いています。
手のひらが薄い人もピアノが弾けないわけではありませんが、筋肉が元々少ないためトレーニングが必要です。
元々手が厚い方はピアノ演奏に向いている手をしているといえます。
(4)手首の関節が柔らかい
ピアニスト向けの手をしている人は、手首の関節が柔らかい人です。
手首の関節が柔軟に動くことで、鍵盤を的確にとらえて演奏できます。
逆に手首の関節が硬いと手の動きが制限されてしまい、演奏に支障が出るでしょう。
手首の関節が柔らかい方はピアニストに向いています。
(5)指が大きく開く
ピアニストに向いている手は、指が大きく開く人です。
指を大きくパーにしたときに指と指が大きく開くと、離れた鍵盤同士を抑えられます。
トレーニングで可動域を広げることはできますが、元々指が大きく開く方はピアニスト向けです。
3.ピアニストにおすすめな手のトレーニング
ピアニストを目指す方におすすめの手のトレーニングを3つ紹介します。
- 手をグーパーさせる運動
- 指を回す
- OKサイントレーニング
元々ピアニスト向けの手の特徴を持っていなくても、もちろんピアニストにはなれます。
なるべくピアニスト向けの手の特徴になれるようトレーニングをすれば、より演奏しやすくなりますよ。
1つずつピアニストにおすすめの手のトレーニング方法を紹介します。
(1)手をグーパーさせる運動
ピアニストを目指す方におすすめの運動は、手をグーパーさせる運動です。
- 腕を真っ直ぐ前に出す
- 手をグーに握り込み5秒間キープする
- 手をパーで開き5秒間キープする
- 以上の手順を繰り返す
グーパー運動は、握力を高めて手の筋肉を鍛えるトレーニングです。
演奏前に行うと手のストレッチになりますので、ウォーミングアップとしても最適。
ピアニストとして握力をより強めたい方はグーパー運動をしてみましょう。
(2)指を回す
ピアニスト向けの運動は、指を回すことです。
単純な運動ですが、指1本ずつの筋肉を呼び覚まして動きやすくするトレーニングです。
- 両指の先を胸の前で合わせる
- 指を親指から1本ずつくるくる回す
- 小指側まできたら小指から親指へ同じ動きを繰り返す
簡単な動きですが意外とやってみると難しく、苦手な指が見つかるはずです。
全ての指をスムーズに回せるようにトレーニングすることで、ピアニストとして必要な指の筋肉が鍛えられるでしょう。
(3)OKサイントレーニング
OKサイントレーニングとは、鍵盤を叩く力を強くし、薬指や小指を動きやすくします。
- 親指と人差し指でOKサインを作る
- 指同士を音がするように強く合わせる
- 人差し指の次は中指と親指、薬指と親指のように指を変えて繰り返す
指同士を強くくっつける動きをすることで、指の筋肉を鍛えられます。
特に動かしづらい指は筋力が弱い指なので、重点的に繰り返しOKサイントレーニングをするようにしましょう。
OKサイントレーニングで、自分の指の弱い部分を見つけてください。
まとめ
ピアニストの手は細くてすらっとしているイメージがありますが、実はがっしりしています。
演奏家はいわばアスリートのように特殊な筋肉が発達するためです。
ピアニストに向いている手の特徴を紹介しましたが、手が大きめで指が長めなど演奏しやすい特徴があります。
元々の手の形は変えられませんが、筋力の部分はトレーニングでカバーできるでしょう。
記事の中で紹介したピアニスト向けトレーニングを参考にして、ピアニストに向いている手を手に入れてください!