「ギタースタンドにはどのようなものがあるの?」
「ギタースタンドを選ぶときに注意すべきことは何なの?」
ギターを始めた人の中には、ギターを設置するためのギタースタンドを探している人も多いのではないでしょうか。
ギタースタンドといえば立てかけるタイプをイメージしている人は多いかもしれませんが、実はいくつか種類があってニーズに合わせて使い分ける必要があるのです!
本記事では、ギタースタンドの種類や選び方、おすすめのギタースタンドを紹介します。
この記事を読めば、自分にぴったりのギタースタンドを手に入れることができますよ!
目次
1.ギタースタンドの3つの種類
ギタースタンドの種類を紹介します。
主な種類は以下の3つです。
順に紹介するので、自分のニーズに合うタイプを選びましょう。
(1)立てかけタイプ
立てかけタイプはギタースタンドの中でも一番目にするタイプで、最もオーソドックスなタイプといえるでしょう。
ボディホルダーにギター本体を乗せて、フックにギターネックを立てかけます。
リーズナブルで初心者でも手の届きやすい価格設定になっており、小さなスペースさえあれば設置可能です。
Vシェイプのエレキギターを除いて、さまざまなギターに対応しているので、ギターを複数所有している人でも利用できます。
ただし、材質によっては滑りやすく安定感が悪いものがあるため、立てかけるときは慎重に行いましょう。
また、ネックに斜めに力が加わる分負担が大きいといわれているので、長期間放置するのは控えるのが無難です。
立てかけタイプにはいくつもの製品が登場しており、機能性が高く便利なものもあるため、予算と相談しながら自分のニーズに合うものを探してみましょう。
(2)吊り下げタイプ
吊り下げタイプは、ギターネックをフックにひっかけて宙吊りの状態で保管するギタースタンドです。
立てかけタイプに比べて安定性が抜群で、最もネックへの負担が少ないといわれています。
ギターネック以外には干渉しないため、Vシェイプや変形ギターなど特殊な形状をしたギターでもかけることが可能です。
立てかけタイプより値段は高くなりますが、長期的にギターを扱いたい人や変形ギターを扱っている人は、吊り下げタイプを採用しましょう。
(3)壁取り付けタイプ
壁取り付けタイプは、壁にネジで固定した留め具にギターをひっかけて保管するギタースタンドです。
ギターを壁にかけることになるのでインテリアにもなり、おしゃれな空間を演出することもできます。
ただし、壁に穴をあけることになるため、賃貸などでは使用できません。
もし、穴をあけることはできないが壁に飾りたい人は、網掛けタイプのものも登場しているのでそちらを採用しましょう。
2.ギタースタンドを選ぶ3つのコツ
ギタースタンドを選ぶコツを紹介します。
特に押さえておくべきポイントは以下の3つです。
順に紹介するので、これらのポイントを意識しながらギタースタンドを選びましょう。
(1)安定感のあるもの
ギターは重いので、倒れないように安定感のあるものを選びましょう。
少しでも触れるとガタガタと揺れるものは安定感に欠けるのでおすすめしません。
ギターは地面に落とすと、傷が入ったりペグ(弦の張りを調節するネジのようなもの)が折れたりするので、安定感はギタースタンドを選ぶ上で最も重視すべき項目です。
重量があるほど安定感は増すので、軽すぎず適度に重いギタースタンドを選びましょう。
(2)設置スペースに合う大きさのもの
設置予定のスペースに入るものを選ぶ必要があります。
立てかけタイプや吊り下げタイプのギタースタンドは意外と場所を取るので、設置してみるとスペースがギリギリなケースもよくあるものです。
設置できるスペースが限られており、広く場所を確保できない人は、折りたたみ式のスタンドを推奨します。
機能性や形状に目がいきがちですが、しっかりサイズも測って選びましょう。
(3)ラッカー塗装に対応しているもの
ラッカー塗装に対応しているギタースタンドがおすすめです。
ラッカー塗装とは柔らかい光沢をつけるために行う塗装のことで、ギターに行うことで外気から木を守って音質を良くすることができます。
さまざまなギターにラッカー塗装が行われているのですが、ラッカー塗装に非対応のギタースタンドを使うと塗装がはがれてしまうことがあるのです。
ラッカー塗装がはがれるとギターの音色が変わり、パフォーマンスが落ちてしまう可能性があるため、ラッカー塗装に対応しているものを選びましょう。
なお、ラッカー塗装に対応しているものでも、塗装がはがれる場合があるので、ギタースタンドのカバーを付けることをおすすめします。
3.初心者におすすめのギタースタンド3選
初心者におすすめのギタースタンドをピックアップして紹介します。
今回紹介するギタースタンドは以下の3つです。
順に紹介するので、ギタースタンド選びの参考にしてください。
(1)ARIA『GS-2003B』
GS-2003Bは、メーカーがARIAでスタンダードな立てかけタイプのギタースタンドです。
ギター各種やベースにも対応しており、折りたたむことができます。
また、ギター本体をかけるボディフォルダーが回転するため、形に応じて一番安定する形でセットすることが可能です。
ネックホルダーにストッパーを装着することで落下の予防もできるので、アクシデント対策にも有効でしょう。
スペースが限られている人や小まめに持ち運ぶ人におすすめです。
価格 | 1,169(税込)円 |
---|---|
タイプ | 立てかけタイプ |
サイズ(縦×横×高さ) | 310×520×630(mm) |
重さ | – |
(2)KC『GS-150B』
GS-150Bは、KCがメーカーで持ち運びに便利なコンパクトな立てかけタイプです。
特徴的なのはギターネックをかけるフックがない点で、ボディホルダーのみでギターを支えます。
ネックをかけるホルダーがないため場所をほとんどとらず、折りたたむと30cmの超コンパクトサイズになるのです。
ギターケースに収納することが可能で、ラクラク持ち運べる点が大きな魅力といえます。
安定性は他のものよりも劣るため、とにかくコンパクトなギタースタンドが欲しい人におすすめです。
価格 | 1,491(税込)円 |
---|---|
タイプ | 立てかけタイプ |
サイズ(縦×横×高さ) | 310×520×630(mm) |
重さ | 600g |
(3)OHASHI『G450N』
G450Nは、OHASHIがメーカーでさまざまなギターに対応している吊り下げタイプです。
金属製で耐久性が高いのが特徴で、ネックへの負担がほとんどかかりません。
立てかけタイプよりも価格設定は高いですが、安定性が抜群なのでギターを大切に設置したい人におすすめです。
また、利用者の評価が高いため、変形ギターを所有している人も購入を検討してみてください。
価格 | 5,580(税込)円 |
---|---|
タイプ | 吊り下げタイプ |
サイズ(直径×高さ) | 270×670~1,100(mm) |
重さ | 1,800g |
まとめ
ギタースタンドはギター大切に保管するために必要な機材です。
3つの種類があるので、ニーズに合わせて使い分けることをおすすめします。
今回紹介した選び方とおすすめの製品を参考に、自分に合ったギタースタンドを採用しましょう!