「バンドのスタジオ練習にルールはあるの?」
「スタジオ練習を効率的に行いたい!」
バンドのスタジオ練習を行うにあたり、効率の良い方法を知りたいという方は多いでしょう。
スタジオを借りて練習する際はただ演奏するだけではなく、時間を無駄にしないことが大事です。
今回はバンドのスタジオ練習を効率良く行うための3つの心得と時間を節約する具体的な方法を紹介します。
この記事を参考に有意義なスタジオ練習を重ね、バンド活動を思い切り楽しんでくださいね!
以下の記事ではバンドの組み方について紹介しているので、ぜひご覧ください。
目次
1.バンドのスタジオ練習を効率良く行うための4つの心得
バンドのスタジオ練習を効率良く行うための心得4つを紹介します。
バンドメンバーが揃って限られた時間の中で練習するには、以下のポイントを押さえることが大切です。
・声を掛け合って音出しと調整をスムーズに行う
・ライブを意識した”通し練習”を行う
・反省点を見つけるため録音・録画をする
・個人でできる練習は自分で取り組む
順に解説します。
(1)声を掛け合って音出しと調整をスムーズに行う
バンドのスタジオ練習を効率良く行うための1つ目の心得は、声を掛け合って音出しと調整をスムーズに行うことです。
ボーカルがいるバンドでは、音出しと調整はほとんどの場合でボーカルが主軸になります。
そのためボーカルが歌いやすいような環境作りを目標に、全体を意識して最適な音量バランスを取る必要があります。
各楽器のセッティングが完了したら軽くワンコーラス演奏をして全体の音量・音質の調整をしますが、その際バンドマスターかボーカルが指揮をとるとスムーズに行うことができます。
音量の大きすぎるパートがいたり、極端な音作りになっている場合はお互いに指摘しましょう。
他人のパートに指示することは勇気がいりますが、早い段階で気軽に指摘しあえる関係を築き上げることが大切です。
また、バンド初心者は自分のことだけに集中してしまいがちですが、自分の音を客観的に聴く癖をつけるようにし、慣れないうちはCD等のプロ音源のバランスをイメージすると上手く行きやすいです。
音出しと調整をスムーズに行うことは、ライブ時の音質向上にもつながります。
(2)ライブを意識した”通し練習”を行う
バンドのスタジオ練習を効率良く行うための2つ目の心得は、ライブを意識した”通し練習”を行うことです。
スタジオ練習ではなるべく本番を想定して、実際にライブでやる楽曲だけでなくMC等も含めて入場から最後までの通し練習をしましょう。
そのためには、ライブに対するイメージの共有をメンバー間でしておくことが大切です。
曲ごとやライブ全体の盛り上がりどころを確認し、そこを最大限によく見せるためにはどうすれば良いか、逆に抑えるところをどういうふうに作っていくかを考えておきましょう。
最初から最後まで全力でパフォーマンスし続けていると、バンドマンが疲れることはもちろん、観客も途中で飽きてしまいかねません。
ライブは緩急の繰り返しがあるから面白いのであって、そのため観客を飽きさせないよう起伏を作る工夫をし、また、それは結果として集客にも結びつくはずです。
(3)反省点を見つけるため録音・録画をする
バンドのスタジオ練習を効率良く行うための3つ目の心得は、反省点を見つけるため録音・録画をすることです。
かなりの熟練バンドマンでない限り、演奏中に全体の演奏やライブの流れを俯瞰的に把握することは難しいです。
特に初心者の場合、自分の演奏に必死で周りの音を聴くことができないことも多いです。
そのため、練習の様子を録音・録画しておき、振り返りの材料にしましょう。
今の時代、スマホでも十分綺麗な音で録音が可能で、ライブパフォーマンスも合わせて確認したい場合はビデオ録画も有効です。
ミスが目立った箇所、気になる部分やライブ進行的に修正が必要な部分が見つかれば、すぐに改善するようにしましょう。
この練習後の反省会こそが、バンドの音楽的な成長や結束を高めるのに役立ちます。
結成したばかりのバンドの場合にはハードルが高い作業ですが、しっかりと問題点を指摘しあえるバンドは成長が早いです。
(4)個人でできる練習は自分で取り組む
限られた時間を無駄にしないための1つ目のヒントは、個人でできる練習は自分で取り組むことです。
個々の楽曲練習は自宅で完璧に仕上げておき、スタジオではなるべく全体練習に時間をかけることが効率的です。
スタジオに入ってみんなが個人練習をしてしまってなかなか合わせようとしないことはもったいないありません。
スタジオの全体練習では個人練習でやったことを擦り合せていく場にし、そのため個人練習は各自で済ませてからスタジオに入るようにしましょう。
2.時間を節約する具体的な方法
限られた時間を無駄にしないためには、リモート練習を活用しましょう。
(1)リモート練習を活用する
限られた時間を無駄にしないためのヒントは、リモート練習を活用することです。
リモート練習は、忙しいメンバーが音楽活動を長く続ける方法のひとつです。
例えば、メンバーの予定が合わなかったり、練習スタジオが遠く集まりにくい場合でも、時間や場所の制約なく、自宅でも気軽に音合わせや合奏練習ができます。
「みんなで集まって練習ができない」という悩みを抱えているバンドマンは一度リモート練習を試してみる価値はありますよ!
#1:リモート練習におすすめアプリはSYNCROOM(シンクルーム)
リモート練習におすすめアプリは、SYNCROOM(シンクルーム)です。
SYNCROOMはインターネット回線を介して自宅などから複数人で音楽セッションができる、ヤマハが提供する遠隔合奏サービスです。
SYNCROOMを利用してオンラインセッションを楽しむことができるのは、最大5拠点のユーザー同士です。
パソコンにアプリをインストールしユーザー登録を行うことで無料で使用することができ、また、SYNCROOMは音楽演奏に特化しているためメトロノームや録音機能なども装備されています。
オンライン会議に活用されているZoomやSkypeはレイテンシー(遅延)が発生するという欠点がありますが、ヤマハの独自技術によって制作されたSYNCROOMならオーディオデータの双方向送受信を極力小さな遅れで実行することが可能です。
また、SYNCROOMの演奏部屋は飛び入り参加にも対応しているので、初対面の人とセッションできる楽しみもあります。
練習やセッションだけではなく制作などの作業の共同化も可能なので、SYNCROOMを上手く活用してバンド活動を楽しみましょう!
まとめ
今回はバンドのスタジオ練習を効率良く行うための心得3つと時間を節約する具体的な方法を紹介しました。
スタジオを借りて練習する際は、上記で紹介したことを実践して有意義な時間を過ごしてください。
以下の記事では、バンド初心者向けにスタジオ練習のための手順について解説しているのでぜひご覧ください。