「アカペラに使えるアプリはある?」
「アカペラアプリを選ぶ際の注意点も知りたい!」
このように、アカペラに使用できるアプリについて詳しく知りたいという方は多いでしょう。
実は、アカペラの練習やレコーディングに使えるアプリはたくさん存在し、これらのアプリを活用できればアカペラの上達に繋げることができます。
今回は、アカペラ活動に活かすことができるアプリ8つと、それらのアプリを選ぶ際の4つの注意点について紹介します。
この記事を読んで、ぜひアカペラの練習を有意義なものにし、更なる上達を目指してみてください。
以下の記事ではおすすめのアカペラグループについて解説しているので、ぜひ一緒にご覧ください。
1.アカペラアプリとは?
そもそもアカペラアプリは主に2つの種類に分けることができます。
1つは、自分の声などを多重録音し、一つの楽曲として仕上げられるレコーディング系アプリ。
もう1つは、メトロノームやキーボード、音程モニターアプリなど、アカペラの練習に役立てられるサポート系アプリです。
これらのアカペラアプリを有効活用することで、一人でもアカペラ楽曲の作成ができたり、練習の質を高めて技術の向上に繋げることができます。
それぞれのアプリを効果的に使用できるよう工夫し、満足のいくアカペラライフを送れるようにしましょう。
2.アカペラアプリを選ぶ際の4つの注意点
アカペラアプリを選ぶ際の4つの注意点について紹介します。
粗悪なアプリを使って質の悪い練習や音楽制作を行わないためにも、以下の注意点を意識してアプリを選んでみてください。
- 録音した音源にズレが生じないか
- 作成した音源を保存できるか
- 無料版でどのくらいの機能が解放されているか
- 使用端末とアプリの互換性にも注意する
順に紹介します。
(1)録音した音源にズレが生じないか
アカペラアプリを選ぶ際の1つ目の注意点は、「録音した音源にズレが生じないか」です。
粗悪なアプリを使ってレコーディングを行うと、録音したそれぞれのパートが何らかのバグでズレて録音され、音楽としてまったく成り立たせられないということが少なくありません。
多重録音ができるアプリでは他のパートも聴きながらレコーディングできるので、基本的に他パートとズレて録音してしまうことはないです。
しかし、アプリの品質が悪いと音源がアプリ内で合成された際にズレが生じてしまうことがあり、多くのアプリでこのようなバグが散見されます。
こういったバグを避けるためにも、ダウンロード時はレビューを参考にしたり、本番で使う前にテストするなどして機能を確認するようにしてください。
(2)作成した音源を保存できるか
アカペラアプリを選ぶ際の2つ目の注意点は、「作成した音源を保存できるか」です。
せっかくレコーディングを行っても、アプリによってはその映像や音声をスマホ内に保存できないことがあります。
これには主に2つの理由があり、1つはバグによって保存できない場合、もう1つは保存機能自体が課金といった一定の条件を満たさないと解放されない場合です。
アプリに課金するか否かは個人の判断ですが、基本的にはどのアプリも無料で音源を保存できるので、無課金だと保存機能がロックされてしまうアプリを選ぶ必要はないでしょう。
レビューなどを参考にして、音源を確実に保存できるか確認してからアプリを使用してください。
(3)無料版でどのくらいの機能が解放されているか
アカペラアプリを選ぶ際の3つ目の注意点は、無料版でどのくらいの機能が解放されているかです。
多くのアプリは無料版でも十分な機能が解放されています。
特にレコーディング系アプリであれば、録音機能と保存機能が解放されていれば基本的に問題なく使用可能です。
とはいえ、練習などをサポートしてくれる優秀な機能がロックされている場合もあります。
例えば、録音時間の制限解除や、音声ファイルをより高品質な状態で保存できる機能は、以下で紹介するアプリに課金することで解放される機能です。
アカペラアプリにどのような機能を求めるか考慮し、必要があれば課金するようにしましょう。
(4)使用端末とアプリの互換性にも注意する
アカペラアプリを選ぶ際の4つ目の注意点は、使用端末とアプリの互換性にも注意することです。
どんなアプリでも、ダウンロードして使う前には使用端末とアプリの互換性を確認する必要があります。
端末とOSの互換性がないと、アプリが正常に動作せず、満足のいくレコーディングを行えません。
アプリのダウンロードページに互換性のあるOSについて記載されているので、ダウンロード時にはそちらを参考にしてください。
また、最初は問題なく使用できていても、端末のOSのアップデートを行うと使えなくなってしまう場合もあるので注意が必要です。
以下の記事では、アカペラの著作権について解説しているので、一度ご覧ください。
3.おすすめのアカペラアプリ8選
おすすめのアカペラアプリを8つ紹介します。
以下の8つがおすすめなので、ぜひ参考にしてアカペラ活動に活かしてみてください。
順に紹介します。
(1)定番!Acapella from PicPlayPost
1つ目のおすすめアプリは「Acapella from PicPlayPost」です。
Mixcord Incが提供しているアプリで、レコーディング系アカペラアプリの中では一番の性能と人気を誇ります。
メイン機能はマルチフレームを利用した多重録音機能で、このアプリを使えば一人でもアカペラ楽曲の作成が可能です。
また、アプリ内にメトロノーム機能やイコライザーによるサウンドメイク機能なども搭載されていることから、サポート系アプリとしての側面も持っていると言えます。
Acapella from PicPlayPostがあれば、アプリ1つでも十分アカペラライフを楽しむことができるでしょう。
- 配信元:Mixcord Inc
- 価格:無料(課金で上級機能の解放有り)
- 特徴:困ったらこのアプリで良い。他のユーザーの活動も見たい人にもおすすめ
- App Store
- Google Play
(2)シンプル多重録音!EasyMixRecorder
2つ目のおすすめアプリは「シンプル多重録音!EasyMixRecorder」です。
こちらもレコーディング系アプリの一つで、アプリ名の通り、多重録音機能を備えたシンプルなアカペラアプリです。
録音機能に加え、チューナー機能やメトロノームアプリが内蔵されているため、別でアイテムを用意せずとも音楽制作に簡単に取りかかることができます。
録音した音源の保存、更にはSNSへの素早いシェア機能によって、スムーズな宣伝活動を行うことも可能です。
- 配信元:pwn
- 価格:無料(課金で上級機能の解放有り)
- 特徴:シンプルで使いやすい。レコーディングだけであればこれで十分
- App Store
(3)nana – 歌でつながる音楽コラボSNS
3つ目のおすすめアプリは「nana – 歌でつながる音楽コラボSNS」です。
レコーディング系アプリの中でもトップクラスの人気、実績を誇るnanaは、アカペラ活動でも活用することができます。
アプリ内に投稿された音源に重ねて録音できるnanaを使えば、自分の演奏を配信したり、またはグループを組んでいない人ともアカペラで一緒に演奏することが可能です。
そもそも、nana自体が音楽を通して多くの人と交流できるプラットフォームであるため、音楽活動をnanaだけに絞って行うのも良いでしょう。
- 配信元:nana music Inc.
- 価格:無料(課金で上級機能の解放有り)
- 特徴:音楽制作に加えて交流もできるアプリ。ネットでの音楽活動を行うのにおすすめ。
- App Store
- Google Play
(4)DubDub recorder
4つ目のおすすめアプリは「DubDub recorder」です。
DubDub recorderもレコーディング系のアプリで、多重録音機能がメインとなっています。
デザインや使用画面がシンプルなのが特徴で、直感的操作が可能なスタイリッシュアカペラアプリです。
レコーディング以外にも、録音した音源にリバーブ(エコー)がかけられるエフェクト機能や、音を左右に振るパン機能も搭載されているため、アプリ一つで楽曲の簡単なミックスなどもできます。
無駄を削ぎ落としたDubDub recorderはストイックなアカペラ活動をサポートしてくれるでしょう。
- 配信元:Nekomimimi
- 価格:無料(課金で上級機能の解放有り)
- 特徴:レコーディングに特化したアプリ。使用が簡単で、デザインもカッコいい。
- App Store
(5)4XCAMERA
5つ目のおすすめアプリは、4XCAMERAです。
4XCAMERAは、音楽機器メーカーとして絶大な人気を誇る「Roland」が配信しているレコーディング系アプリです。
デザインが良く、更には外付けマイクやオーディオインターフェースと繋げられる本格的な音楽アプリですが、無料版だと2画面、有料版でも4画面とアカペラをやるには少し物足りない部分も見受けられます。
しかし、簡単な動画編集やミックスといった編集機能が優れており、動画作成にもおすすめのアプリの一つです。
撮影や録音は他のアプリで行い、動画の統合、編集は4XCAMERAで行うことで、より質の高いアカペラ動画の作成を行うことができます。
- 配信元:Roland Corporation
- 価格:無料(課金で上級機能の解放有り)
- 特徴:アプリ1つでアカペラ撮影は難しい場合も。動画や音声の加工ツールとしての利用もおすすめ。
- App Store
- Google Play
(6)MIXOUND – 手軽な多重録音アプリ
6つ目のおすすめアプリは、MIXOUND – 手軽な多重録音アプリです。
レコーディング機能、音量調節機能、メトロノーム機能以外は搭載されていない、シンプルなレコーディング系アプリです。
とりあえず録音ができれば良いという方にとって、MIXOUNDの簡潔性はアカペラ活動に大きく役立てられるでしょう。
また、無料版でも録音時間の制限がないため、ひたすら練習に集中できるのも大きなポイントです。
MIXOUND – 手軽な多重録音アプリを使って、アカペラ技術の向上を目指しましょう。
- 配信元:Tomohiro Ohwada
- 価格:無料(課金で広告削除)
- 特徴:シンプルな録音アプリ。録音時間の制限がなく、練習を重ねたい人におすすめ。
- App Store
(7)Piano ∞ – ピアノ
7つ目のおすすめアプリは「Piano ∞ – ピアノ」です。
こちらはキーボードアプリです。
アカペラ練習にはキーボードの存在が欠かせませんが、本物のキーボードを常に持ち歩くのは大変です。
そんな時には、スマホ内にキーボードアプリを入れておくことで、荷物を減らすことができます。
また、編曲のアイデアなどが思いついた際にも、キーボードアプリがあれば気軽に音の確認が可能です。
別のキーボードアプリでも良いので、アカペラ活動をしているのであれば、一つはこういったアプリをダウンロードしておくと便利ですよ。
- 配信元:Better Day Wireless, Inc.
- 価格:無料
- 特徴:シンプルなピアノアプリ。常に音楽のことを考えていたい人はスマホにダウンロードしておくのがおすすめ。
- App Store
(8)Tuner Lite by Piascore
8つ目のおすすめアプリは「Tuner Lite by Piascore」です。
こちらはチューナーアプリで、自分の出している声がどの音なのか確認することができます。
演奏する前に音を確認したり、正確に歌う練習などに役立てることが可能です。
音は「ドレミファソラシ」で表示されるのではなく、英語の「CDEFGAB」と英語で表示されるので使用する前に覚えておくようにしましょう。
以下を参考にしてください。
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
C | D | E | F | G | A | B |
チューナーアプリを活用し、正しい発声を身につけて綺麗なハーモニーを奏でられるようにしましょう。
- 配信元:plusadd,Inc
- 価格:無料
- 特徴:チューナーアプリ。綺麗なハーモニーを作るためにも、アプリを活用して正確な音を出す練習を。
- App Store
以下の記事では、アカペラのパートについて紹介しているのでぜひご覧ください。
まとめ
今回は、アカペラ活動に活かせる8つのアプリと、アカペラアプリを選ぶ際の注意点を紹介しました。
音は非常に繊細であり、少しのズレが生じるだけでも綺麗なハーモニーを奏でられなくなります。
練習の時から正しい音を出せているか強く意識することがアカペラ練習には大切です。
質の良い練習には質の良いアプリを使うことが重要なので、今回紹介した注意点などを参考にベストなアカペラアプリを選べるようにしてください。