「音楽制作をするためにどんなソフトを使えばいいの?」
「音楽制作ソフトを選ぶコツって何があるの?」
音楽制作をするのにどのようなソフトを使えばよいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
実は音楽制作ソフトにはDAWやループシーケンスなどさまざまな種類があるため、音楽制作ソフトであれば何でもよいわけではないのです!
本記事では、音楽制作ソフトの種類やソフトを選ぶコツについて紹介します。
この記事を読んで、自分に合ったソフトを使って、音楽制作を楽しみましょう!
なお、音楽制作の流れについて以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
目次
1.音楽制作ソフトの5つの種類
音楽制作ソフトの種類を紹介します。
今回紹介する音楽制作ソフトの種類は以下の5つです。
音楽制作をするためにDAWソフトは必ず必要ですが、他のソフトも揃えておくと作業がはかどります。
あると便利な順に紹介するので、音楽制作ソフトにどのような種類があるのか頭に入れておきましょう!
(1)DAWソフト
DAW(Digital Audio Workstation)ソフトは、パソコンで音楽制作をする際に必須のソフトです。
DAWソフトが1本あれば音源の入力や録音、ミキシングやマスタリング等、音楽制作の各工程を行うことができます。
本格的に音楽制作をしているプロ向けのものもありますが、作業に慣れるまでは途中で挫折しても経済的なダメージがないように無料のものから使うとよいでしょう。
無料ソフトを試しに使って、音楽制作に取り組めそうと感じたら1万円前後の初心者向けの有料ソフトを購入することをおすすめします。
なお、以下の記事でおすすめのDAWソフトを紹介しているので、あわせてご覧ください。
(2)ループシーケンスソフト
ループシーケンスソフトは既存のオーディオファイルを組み合わせて楽曲を作るためのもので、ソースコネクト社の「ACID」シリーズが有名です。
DAWソフトは自分で音源を入力したり録音したりしてオーディオファイルを作ることから始めなければならないのに対して、ループシーケンスソフトは使いたいオーディオファイルを選択して、複数のオーディオファイルをつなぎ合わせるだけで楽曲制作ができます。
そのため、一から楽曲を作る自信がない人や音楽知識がゼロの人でも簡単に楽曲制作を楽しむことが可能です。
DAWソフトの中にはループシーケンスソフトが搭載されているものもあるので、将来的に一から楽曲を作ってみたいと思っている人は、ループシーケンス機能がついたDAWソフトを購入しましょう。
(3)楽譜作成ソフト
楽譜制作ソフトを使えば音楽初心者でも簡単に楽譜に書き起こしをすることができます。
楽曲制作の過程ではDAWソフトに音符を入力する必要があり、作曲したオーディオファイルをインポートしなければなりません。
しかし、楽譜制作ソフトにはMIDIキーボードからリアルタイム入力できる機能が搭載されているので、楽譜が読めない人でもスムーズに楽譜を作成することができます。
特にエムアイセブンジャパン社のFinale PrintMusicは、音楽初心者でもプロ並みのクオリティで楽譜を作ることができるのでおすすめですよ!
(4)波形編集ソフト
オーディオデータを画面上に波状で表示して編集するソフトを波形編集ソフトと言います。
複数の音源をミックスするミキシングなどに役立つソフトで、録音した音声の始点や終点の空白を除去したり、不要なノイズを削除したりすることが可能です。
自動的に音量を上げてくれるノーマライズ機能や効果音を追加するエフェクト機能が搭載されているので、自分で音声を録音する場合に向いています。
また、カセットテープなどのアナログ音源をデジタル化することも可能です。
編集する際に役立つので、編曲をする人は波形編集ソフトも用意しておくとよいでしょう。
無料のものを試しに使ってみたい人は、無料のオープンソースのAudacityがおすすめです!
(5)ソフトウェア音源
DAWソフトには基本的な音源が搭載されていますが、シンセサイザーなどの特殊音源を追加したいときにソフトウェア音源を使います。
曲のジャンルやテーマによって使う音源は異なり、オーケストラ音源や初音ミクで有名なボーカロイドのボーカル音源などを使うときは追加で音源ソフトを購入しましょう。
ギターやピアノなど基本的な音源に1つ特殊音源を加えるだけで、リスナーに全く違う印象を与えることができます。
楽曲のテーマに沿った音源を使って、リスナーの興味を引くようなメッセージ性の強い曲を作りましょう!
SONICWIREでソフトウェアやプラグインをダウンロードできるので、気になる音源があればリサーチしてみてください!
2.音楽制作ソフトを選ぶ3つのコツ
音楽制作ソフトの中でも必須なDAWソフトの選ぶコツを紹介します。
音楽初心者がソフトを選ぶときは、以下の3つのポイントを意識しましょう。
順に紹介するので、ソフト選びの参考にしてください。
(1)DAWの得意分野を把握する
音楽制作ソフトを選ぶときは、DAWソフトの特徴を把握しておきましょう。
DAWソフトは楽曲制作に必要な基本的な機能は備わっているので、どのソフトを選んでもクオリティを落とすことなく楽曲を作ることはできますが、搭載されている機能次第で得意分野が異なり、ソフトによって作りやすいジャンルが変わります。
たとえば、ダンスミュージックが得意なものもあれば編集が得意なものもあるので、特定のジャンルに特化した楽曲制作を行いたい人はDAWソフトの得意分野をチェックしておくとよいでしょう。
(2)予算を決めておく
事前に音楽制作ソフトの予算を決めておくのもソフト選びにおいて重要です。
お金を出すほど音楽制作ソフトをグレードアップすることができるので、ソフトの性能だけを中心に考えてしまうと費用が高くなってしまいます。
そのため、ある程度予算を決めて、その範囲内で自分に合ったレベルのソフトを選びましょう。
(3)付属音源やエフェクト音を確認する
音楽制作ソフトに付属している音源やエフェクト音を確認しておきましょう。
DAWソフトにはオーディオデータやエフェクト音が付属していることが多く、音源や効果音の種類はソフトによって異なります。
追加音源を購入しなくても付属音源やエフェクト音だけでクオリティの高い楽曲を作ることは可能です。
なるべくコストを抑えたい人ほど、付属音源やエフェクト音は見比べて選ぶとよいでしょう。
まとめ
音楽制作ソフトにはDTMの重要なツールであるDAWソフトやループシーケンスソフト、楽譜制作ソフトなどさまざまな種類があります。
そのため、音楽制作ソフトを購入するときは、ソフトの利用目的や特徴を把握しておきましょう。
また、お金をかけるとキリがないので、音楽制作ソフトを選ぶときは予算の上限を決めて、その予算の範囲で自分の利用目的や音楽制作レベルに合ったものを選ぶことをおすすめします。
音楽初心者が楽曲制作をスムーズにするために、自分に合った音楽制作ソフトを選びましょう。
なお、音楽制作の過程で初心者にとって最もハードルが高い編曲でつまづき、挫折しそうになっている人は、プロの編曲家に依頼することも有効です。
以下の記事で、編曲をプロの編曲家や音楽制作会社に依頼する流れについてまとめているので、あわせてご覧ください。