「VTuberのアバターってどんなもの?」
「VTuberのアバターってどうやって作れば良いの?」
VTuberのアバターとはバーチャル空間の中のあなたの分身です。
しかしVTuberアバターの作り方は難しそうですし、初心者には手が出せないと思っている方もいますよね。
この記事ではVTuberのアバターの概要や種類、さらに2D・3Dアバターの作り方と無料ソフトを紹介します。
最後まで読めば理想のアバターを作り、配信を始められるでしょう!
VTuberになる方法を知りたい方はこちらの記事も併せて読んでみてください。
目次
1.VTuberのアバターとは?
VTuberのアバターとは、中の人に合わせて動くキャラクター部分のことです。
語源はサンスクリット語で「神の化身」。
アバターは、バーチャル世界の中で自分自身の”分身”を意味する言葉であり、自由に見た目などを設定できます。
上の画像は「キズナアイ」さんですが、この画像自体がアバター。
アバターは自分好みに髪色や動き、表情などを自由に設定でき、まさに理想の自分をバーチャル上に体現できるものです。
2.VTuberのアバターの種類とは
VTuberのアバターには2つの種類があります。
- 2Dアバター
- 3Dアバター
2Dと3Dの違いがよくわからないという方もいると思うので、詳しく解説します。
(1)2Dアバター
VTuberの2Dアバターとは、二次元のイラストをそのまま使うタイプのアバターです。
二次元なので平面的な絵を動かしているだけであり、いろいろな方向に回転させたり、体の動きに合わせて動かす配信には向いていません。
しかし、イラストをそのまま動かせるため美麗なイラストを利用でき、好みの見た目に作りやすいのが特徴。
静止画にするとイラストに見えますが、表情や動きに合わせて髪が揺れるなど細かな設定は可能です。
イラストを自作できる場合は比較的安価に制作でき、原画の良さをそのまま再現できる点が人気のアバター。
有名VTuber事務所の「にじさんじ」にも、2Dアバターを使用するVTuberが多く在籍しています。
2DアバターVTuber配信はスマホでも簡単にできるため、初期費用も安く始められる手軽な方法と言えるでしょう。
(2)3Dアバター
VTuberの3Dアバターとは、名前の通り三次元で動かすことができるアバターのことです。
3Dなのでどこから見ても360度作り込まれており、実際に画面の中に人がいるように見えるのが特徴。
2Dよりも立体感があり、ライブ映像や迫力のある動画撮影ができるため、上級VTuberは3Dアバターへ移行する人も多いです。
ただし、2Dよりも立体感を活かした画像のため2Dのようなイラストのタッチをそのまま生かしたアバターにできないのが難点。
また、2Dよりも必要な機材が多く全身をモーションキャプチャで動かすための機材やVRヘッドセットなども必要になるため、機材費用が100万円程度かかる場合があります。
2Dアバターよりもリアルな映像が作れますが、その分費用がかかる点は押さえておきましょう。
3.VTuberのアバターを作る方法
VTuberアバターを作る方法は2つあります。
- 自分でアバターを作成する
- アバター作成を外注する
100%自分でアバターを作ることもできますし、アバター作成を外注することも可能です。
VTuberアバターの作り方を解説します。
(1)自分でアバターを作成する
VTuberのアバターは2D・3D共に自作できます。
アバター作成ソフトを使って、詳細な設定や書き込みなどを調整して、こだわりのアバターを作成してみましょう。
2Dアバターを作る場合は、自分でイラストを用意して専用ソフトでアバターへ変換します。
- イラストを用意する(線がハッキリしており、塗りと線がレイヤー分けされているものがベスト)
- イラストの目や鼻、口などのパーツ・色と線画を切り分ける
- 出来上がった素材をPSD形式で出力してLive2D(ソフト)へ読み込む
- Live2Dでキャラクターに動きをつける設定を行う
- Facerigで表情を読み取らせて自分の表情とアバターを連動させる
2Dアバターを作るには、イラストを自作した上でレイヤー分けして、専用ソフトへ取り込んで細かな設定を行います。
Facerigというソフトを使用して自分の表情を読み取らせれば、アバターが自分の表情に合わせて動く仕組みです。
3Dアバターを作る場合は以下の手順で行います。
- イラストを用意する(正面・横・後など)またはVroid Studioソフトでキャラクターデザインをする
- 作成したイラストをVroid Studioへ読み込ませて3D化する
- アバターを作ったらフェイストラッキング機能またはモーションキャプチャで動かしてみる
イラストが描ける方は自分でペイントソフトでイラストを描いても良いですが、むずかしい方はVRoid Studioで作成するのがおすすめです。
VRoid Studioなら元々あるカスタムデザインを使用し、自分でアレンジを加えたアバターを作れます。
イラストが描けない方でも簡単なので、初めてVTuberになる方はVroid Studioの方が簡単です。
(2)アバター作成を外注する
イラストを作成できないが、こだわって好きな絵柄を使ってアバター作成したい方はイラストレーターに外注しましょう。
2D・3D共にアバター化まで依頼でき、出来上がったアバターをファイルにして納品してもらえます。
あとは受け取ったアバターを動かすだけなので、初心者の方には最も簡単な方法です。
イラストレーターは「ココナラ」などで探し、納得がいく相手に作成してもらいましょう。
費用相場は10〜30万円程度と高額ですが、アバター作りの手間を完全に省けるのがメリットです。
4.VTuberのアバターが作れる無料ソフト
VTuberアバターを自作したい方は、以下2つのソフトを使ってみましょう。
- Facerig/Live2D
- Vroid Studio
無料から利用できるので、手軽にVTuberアバターを作れます。
(1)Facerig/Live2D
バストアップで顔だけ動かすVtube配信を始める場合は、2Dアバターを作るソフトLive2DとWebカメラに連動させるFaceRig Live2D Moduleを導入しましょう。
Live2Dは2次元イラストを取り込んで、アバター化できるソフトです。
そしてフェイストラッキングを有効にして、アバターと表情を連動させるためにFaceRig Live2D Moduleが必要となります。
無料トライアルがあるため、まずは無料機能を使って思う通りのアバターを作ってみてください。
(2)Vroid Studio
3Dアバターを作るにはVroid Studioがおすすめです。
イラストを取り込んで3Dアバター化することもできますし、標準モデルを使ってVroid Studio上でアバター作成もできます。
無料でダウンロードで3Dアバターを自由に作成し、また動かすことが可能です。
他のVTuberも使用していることが多く、アバターの外見が似てしまうことが多いため、オリジナリティを出したい方は自身でイラストを用意するか書込みで個性を出しましょう。
そのほかVTuber配信を始めるために必要な機材については、以下の記事でまとめています。
まとめ
VTuberのアバターは自分の分身のようなもので、理想通りの見た目に作り上げることができます。
2D・3Dの2種類がありますが、初心者の方はイラストを用意して2Dから始めると良いでしょう。
2Dであればスマホアプリで始められますし、好みのイラストを動かせるので満足度も高いです。
記事内で紹介したソフトなどを活用して、無料でVTuberアバターを作って配信を始めましょう!