ウィスパーボイスの出し方3ステップ!習得するための4つのコツ

「ウィスパーボイスってどうやって出すの?」
「ウィスパーボイスを練習するコツってあるの?」

歌の表現力を高めるためにウィスパーボイスの習得を目指している人の中には、どうやったらウィスパーボイスが出せるのか分からずに困っている人も多いのではないでしょうか。

実は、ある手順に沿って声を出せば誰でもウィスパーボイスが出せるようになるのです!

本記事では、ウィスパーボイスの出し方やコツを紹介します。

この記事を読めば、ウィスパーボイスを習得して歌の表現力を高めることができますよ!

1.ウィスパーボイスとは

ウィスパーボイスとは

ウィスパーボイスとはささやき声のことで、普通の歌声よりも声量が少なく息の量が多い声を意味します。

ウィスパーボイスを活用することで、セクシーさや切なさ、儚さを演出することができるため、バラードなどでよく使われることが多いです。

声の雰囲気は優しいのですが、聴いている人をドキッとさせるようなインパクトのある歌唱方法といえます。

日本ではウィスパーボイスの使い手として、Charaさんや徳永英明さん、玉置浩二さんが有名です。

聴いている人が癒されるような声なので、ウィスパーボイスを習得して歌の表現の幅を広げましょう!

2.ウィスパーボイスの出し方3ステップ

ウィスパーボイスの出し方3ステップ

ウィスパーボイスの出し方を紹介します。

ウィスパーボイスの出し方は以下の通りです。

  1. 上半身をリラックスさせる
  2. 喉を開く
  3. 息を吐きながら声を出す

順に紹介するので、これらの流れに沿ってウィスパーボイスを出してみましょう!

(1)上半身をリラックスさせる

上半身をリラックスさせる

ウィスパーボイスは脱力感が大事なので、特に上半身をリラックスさせる必要があります。

胸で音を響かせるように発声することでウィスパーボイスになるので、身体に力が入っていると上手く声を出すことができません。

また、上半身をリラックス状態に保ちながら、姿勢を良くすることも重要です。

息を吐きながら声を出すため、肺に息を溜めこまなければ不安定な声になってしまいます。

リラックス状態で胸を張り、空気をたくさん体内に取り込みましょう。

(2)喉を開く

喉を開く

ウィスパーボイスを出すには、喉を開いて息の通り道を確保する必要があります。

あくびをしているときが喉が開いている状態なので、あくびをイメージして口を大きく開けましょう。

鏡で口の中を覗いたときに舌の付け根が下がっていれば、喉が開いている状態です。

喉が開いているのを確認したら、喉が開いている感覚を覚えて、いつでもその状態にできるように練習しましょう。

(3)息を吐きながら声を出す

息を吐きながら声を出す

肺にいっぱい空気を溜めて喉が開いた状態で、息を吐きながら声を出すとウィスパーボイスになります。

声を出しているときに声帯が震えているかどうか喉仏に手を当てて確認してください。

息と声が同時に出て、声帯が震えていればウィスパーボイスが出せています。

声帯が震えていなければ、胸で声を響かせることをイメージしましょう。

胸のあたりで振動を感じることができたら、ウィスパーボイスになっています。

3.ウィスパーボイスを出すための4つのコツ

ウィスパーボイスを出すための4つのコツ

ウィスパーボイスを出すコツを紹介します。

今回紹介するコツは以下の4つです。

  1. 腹式呼吸をする
  2. 意識して声を大きくする
  3. 息に声を乗せるイメージを持つ
  4. 歌手のマネをする

順に紹介するので、これらのポイントを踏まえてウィスパーボイスに挑戦してみましょう!

(1)腹式呼吸をする

腹式呼吸をする

ウィスパーボイスはしっかり息を吐かなければならないので、腹式呼吸を意識しましょう。

腹式呼吸をすることでしっかり息を吸い、強く長く息を吐くことができます。

胸式呼吸では十分な酸素を取り込めないので、声が不安定になりがちです。

安定したウィスパーボイスを出すためには息の量が重要なので、歌うときは腹式呼吸で息を吸ったり吐いたりしましょう。

(2)意識して声を大きくする

意識して声を大きくする

ウィスパーボイスは、か細い声をイメージする人が多いかもしれませんが、実は声をしっかり出さなければウィスパーボイスは出せません。

声と同時に息を吐き出すので、声をしっかり出さなければ息の方が勝ってしまい声がかき消されてしまうのです。

遠くの人に声をかけるイメージでしっかり声を張りましょう。

(3)息に声を乗せるイメージを持つ

息に声を乗せるイメージを持つ

ウィスパーボイスがなかなか出ない人は、先に息を吐き、そのあと息に声を乗せるように発声してみてください。

慣れない人が息と声を同時に出そうとすると息と声のバランスが取りづらく、声が小さかったり息が足りなかったりします。

そのため、まずは息を吐いてそのあとに声を出し、声が息に乗るまで声の量を増やしていきましょう。

長い間息を吐き続けなければならないので、しっかり息を吸い、一定の量を吐き続けることがポイントです。

一度息と声のバランスの感覚が分かれば、最初から同時に息と声を出してもきれいにウィスパーボイスが出るようになりますよ!

(4)歌手のマネをする

歌手のマネをする

ウィスパーボイスを練習するときに、お手本となる歌手の歌い方をマネしてみましょう。

ウィスパーボイスは普段出す声ではないので、最初のうちはなかなかイメージを掴むことが難しく、どう声を出せばよいのか分からなくなります。

そこで、ウィスパーボイスを出そうとするのではなく、ウィスパーボイスを出している歌手のマネをしようとすることで、ウィスパーボイスを出すイメージを掴みましょう。

自分のウィスパーボイスを録音して、お手本とどう違うのかを客観的に考えることで、徐々に本物に近づけることができるようになります。

お手本を参考に、ウィスパーボイスの練習をしてみてください。

まとめ

ウィスパーボイスは表現力を向上させる上で重要な歌唱技術です。

狙って出せるようになると、曲の雰囲気をより印象強くすることができ、聴いている人を虜にさせることができます。

今回紹介した出し方やコツを参考にして、ウィスパーボイスの習得を目指しましょう!

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