「楽曲制作を始めたいが、どのアプリを導入すれば良いの?」
「制作用のアプリはたくさんあるらしいが、どのような違いがあるの?」
このように悩んでいませんか?
作曲アプリにはたくさんの種類がありそれぞれに特徴があるので、自分のスキルや好みにあったものを利用することが大切です!
今回は、作曲アプリの概要・出来る事・おすすめのアプリを紹介します。
この記事を読んで楽曲制作アプリについて正しく理解することができれば、自分に適したアプリを選ぶことができ、理想の曲を作ることが可能になりますよ!
目次
1.楽曲制作アプリとは?
以前までは、楽器の音を取り込んだり打ち込むことによって音楽制作を行うDTM(デスクトップ・ミュージック)は、パソコンの使用を前提としていました。
DTMは録音した後でミスを修正したり、音色を変えることもできるので、今では音楽制作に欠かすことのできない技術といっても過言ではないでしょう。
しかし、その制作環境を整えるために高価な機材やソフトが必要なことからプロの現場以外で見かけるのはごく一部に限られ、初心者が始めるには敷居の高い存在でした。
それが現代、スマートフォンの登場により前述したDTMに遜色ないフリーの作曲アプリを使った音楽制作が可能になっています。
アプリ特有のタッチ操作を強みとし、高い視認性と直感で曲を作れるプラットフォームは初心者にも理解しやすく、そのクオリティの高さはDTMに並び、本格的な作曲を体験することができます。
(1)アプリを用いることで楽器が不必要に
今では様々なアプリケーションが普及し、多くの音源はダウンロード可能となったため、今まで楽器が弾けないために楽曲制作が出来なかった人でも簡単に楽曲を制作できます。
以前まではDTMを用いて楽曲を制作する際には、多くの場合打ち込みを行ってきたので、様々なデバイスを用意し、自分自身が楽器を演奏できることが前提としてありました。
しかし、今では様々なアプリケーションが出ており、多くの音源はダウンロード可能となりました。
それにより、今まで楽器が弾けないために楽曲制作が出来なかった人でも簡単に楽曲を制作することが可能なのです。
また音源が豊富で、ピアノやギターといったメジャーな楽器から、琴や三味線などのマイナーや楽器も多く収録されています。
そのため、自分のイメージしている作りたい音楽をしっかりと形にしていくことが出来ます。
2.アプリで出来る3つのこと
ここではアプリで出来る3つのことについて説明していきます。
- 作曲
- 編曲
- ミックス
以下順に説明します。
(1)作曲
楽曲制作アプリを用いて作曲することが可能です。
伴奏だけの曲や、様々なエフェクトをかけた曲など、幅広く制作することができます。
多くのアプリには様々な音源が収録されている為、それらを組み合わせて一つの楽曲にするなどの作り方もあります。
今現在リリースされている楽曲制作アプリではほとんどがタッチで演奏が可能な楽器同時に含まれていることが多いです。
ピアノやギター、ベースにドラムなど基本的な楽器があるため、楽器やMIDIキーボードがなくても音を鳴らすことが可能。
自分で音を作っていきたい、DAWなどのソフトを買う余裕はないという方は試してみてはいかがでしょうか。
より詳しい作曲のやり方やコツなどは以下記事を参照ください。
(2)編曲
楽曲の主旋律/歌メロを作る事を「作曲」、それ以外の音を作る事を「編曲」と言います。
バンドで言うと、作曲がボーカルが歌うところを作るのに対し、編曲はギターやベース、キーボード、ドラムといったボーカル以外が演奏するところを指します。
編曲はメロディーラインが出来た楽曲に対し行うため、ある程度の音楽理論やセンスなどが必要になってきます。
しかし、様々な音源が収録されている楽曲制作アプリだからこそ出来る事なので、実際に作成していく過程で行ってみてはいかがでしょうか。
(3)ミックス
ミックスは大きく分けて4つあります。
音量調整 | 各ファイル毎のボリュームを変えたり、コンプレッサー、リミッターなど、音量を変化させるプラグインを使って音量のバランスをとります。 |
音色調整 | イコライザーなどを使い各ファイルの周波数バランスを変化させます。 また、歪みや残響を付加して音の雰囲気を変えます。 イコライザーの使い方として、例えば「スネアを太くしたいから低域を上げる」「ボーカルの超低域はいらないからカットする」のようにして音色を作っていきます。 |
定位調整 | ステレオの左右のバランスです。 定位のパラメーターをいじれば各ファイルを左右に振ることができます。 楽器同士が分離するようにしたり、音量が左右どちらかに偏らないようにします。 |
編集 | 各楽器のノイズを除去したり、ピッチ(音程)を合わせたり、タイミングを合わせたりという編集作業が入ることがあります。 この編集を丁寧にやることによって、より聴きやすく、美しく仕上がります。 |
これらの作業を駆使して、各音のバランスをとっていきます。
3.おすすめアプリ3選
ここではおすすめアプリ3つを紹介します。
以下順に説明していきます。
また、PC用の作曲ソフトについては以下の記事をご参照ください。
(1)GarageBand
iPad/iPhoneをお持ちの方はGarageBandを使うのがおすすめです。
性能は初心者の方でも十分な使いやすさと高い機能性を持っています。
そのため楽器の知識がなくとも操作さえ覚えれば、プリセットされたピアノのコードやドラムパターンを組み合わせることで曲作りを楽しめます。
また、ジャンルごとに随時追加される豊富なループ素材やサンプルパックも魅力です。
オーディオインターフェイスを使い、外部からギターやベースなどの演奏を取り込むことが出来ます。
そのため、バンドライクなサウンドといった本格的な曲作りができたりと、長年使い続けられる良さがあるのも人気の理由の1つとなっています。
幅広いジャンルがプリセットされているため、無償でありながら工夫次第で様々な曲を作れる自由度の高いアプリです。
使い方を丁寧に解説している本も発売されているので、ぜひ読みながら練習してみてください。
ソフト名 | GarageBand |
料金 | 無料 |
対応OS | iOS13.0~ |
入力方法 | タップ |
(2)Medly
Medlyは、無料にも関わらず16種類もの音源と100種類ものループが使えることが魅力の作曲アプリです。
アプリを初めて起動時に、操作のチュートリアルがあり、設定で指定したキーに合った音階を自動で検出してくれるなど、初心者向けにつくられています。
打ち込んだデータを「MIDIファイル」にしてメールで送ることも可能です。
Medlyで下書き感覚で打ち込んで、仕上げはPC上のメインDAWでするなどの使い方もできるでしょう。
操作のチュートリアルや指定したキーの音階を自動検出してくれる機能は、勉強にもなり良い機能です。
なんとなくゲーム感覚で作曲ができるアプリなので、初心者にもピッタリですよ。
ただ無料アプリということもあり、初期搭載の楽器音色数が少ないため、思いついたフレーズのメモ用として使いやすいアプリでしょう。
ソフト名 | Medly |
料金 | 無料(アプリ内課金あり) |
対応OS | iOS12.0~ |
入力方法 | タップ |
(3)Music Maker JAM
Music Maker JAMは、デバイスをふるだけで音楽をミックスしてくれる機能を持つ初心者でもすぐに作曲が始められる作曲アプリです。
合成・アレンジ機能の充実に加えて自分の声を録音できる機能も持つため、スマホ1台で作曲して歌をのせることまでできます。
無料でありながら幅広い機能を持ち、iPhoneだけでなくAndroidにも対応している点も特徴的です。
Music Maker JAMは、初心者でも直観的に操作でき、かつスマホ1台で作曲から歌のせまで完結できる豊富な機能を有する作曲アプリなのです。
ソフト名 | Music Maker JAM |
料金 | 無料(アプリ内課金あり) |
対応OS | iOS9.3~,Androidはデバイスにより異なる |
入力方法 | タップ |
まとめ
今回楽曲制作アプリで出来る事、おすすめアプリを紹介しました。
作曲アプリの充実により、誰でも気軽に作曲を出来る環境が整ってきており、作曲を仕事に出来る機会も拡がってきています。
ぜひこの記事を基に、積極的に作曲にチャレンジしてください。