「レコード会社の新卒採用って難しいの?」
「新卒に人気のレコード会社ってどこ?」
レコード会社の新卒採用は経験は問われないものの、華やかで憧れる人が多い業界のため競争率は高いです。
今から就職活動をするにあたり、レコード会社へ新卒採用されるか心配で悩んでいる人もいるでしょう。
この記事ではレコード会社の新卒採用の概要や内定をもらうコツ、新卒に人気のレコード会社を5社紹介します。
最後まで読めばレコード会社の新卒採用情報がわかり、どうやって就職を成功させるかビジョンが見えるでしょう。
目次
1.レコード会社の新卒採用の概要
レコード会社の新卒採用について概要を解説します。
- 大手レコード会社の就職難易度
- 学歴フィルター
大手レコード会社の難易度や学歴フィルターの有無も紹介します。
(1)大手レコード会社の就職難易度
大手レコード会社の就職難易度はかなり高く、新卒であっても倍率は高いです。
例として業界最大手のソニーミュージックの就職難易度を解説します。
ソニーミュージックは例年50名ほどの新卒採用を実施しており、直近3年間の採用実績は以下のようになっています。
さらにリクナビでの2024年1月時点のプレエントリー数は9,000名を超えています。
例年通り採用枠が50名程度だとすると、倍率は180倍になることが予想できます。
ソニーミュージックの例のように、大手レコード会社は知名度が高く入社条件も良いため倍率は高い傾向です。
(2)学歴フィルター
レコード会社には原則学歴フィルターはなく、学歴は問われない会社が多いです。
多くのレコード会社では「大学・短大・専門学校卒」が条件となっており、大学や専門学校を卒業していれば応募資格があります。
ただし大手レコード会社は応募者数が多いため、絞り込みのために大学名で絞り込んでいる可能性はあるでしょう。
大手レコード会社が採用大学データを公開していないため詳細は不明ですが、応募者数によっては学歴フィルターを使った書類選考があるかもしれません。
2.レコード会社に新卒で内定する5つのコツ
レコード会社に新卒で内定をもらいたい方向けに、5つのコツを紹介します。
- エントリー数を増やす
- 大手レコード会社ばかりを狙わない
- インターンを利用する
- エントリーシートで熱意や憧れだけを書かない
- 学生時代の経験やアルバイトと音楽業界の仕事を紐付ける
新卒採用は経験を問われない代わりに、倍率が高いという欠点があります。
1つずつコツを解説するので、新卒でレコード会社を狙う方は実践してみましょう。
(1)エントリー数を増やす
新卒でレコード会社へ就職する一番のコツは、エントリー数を増やすことです。
レコード会社は採用難易度が高いため、エントリー数が少ないと志望先が全滅という結果になるかもしれません。
少しでもレコード会社という業態で働けるように、中小も含めて多くのレコード会社へエントリーしましょう。
(2)大手レコード会社ばかりを狙わない
レコード会社へ新卒で入りたいなら、大手レコード会社ばかり狙わないようにしましょう。
大手レコード会社へ新卒採用されればベストですが、倍率が非常に高いです。
中小のレコード会社で経験を積んで、中途採用枠に応募して転職する方法も検討してみましょう。
大手レコード会社エイベックスの中途採用についての記事も、併せて読んでみてください。
(3)インターンを利用する
レコード会社のインターンがあれば、必ず利用しましょう。
インターンで人事担当に好印象を残せば、就職時に有利に働く可能性があるためです。
採用側としてはインターンに参加した学生は、それだけ企業に就職したい熱意があるとみなします。
少しでも採用の確率を上げるために、レコード会社のインターンには参加しましょう。
(4)エントリーシートで熱意や憧れだけを書かない
レコード会社に提出するエントリーシートに、熱意や憧れだけ書かないようにしましょう。
レコード会社に就職希望する学生は皆音楽が好きなので、熱意や憧れを書いても採用側に響きません。
熱意や憧れを書くにしても、音楽で人生が変わったエピソードを書くなどして、他者との差をつけるようにしましょう。
また音楽業界をどう変えたいか、自分がレコード会社に入社したらどう利益を生み出すかを強調するなど、具体的なビジョンが見えるように志望動機を作ってください。
(5)学生時代の経験やアルバイトと音楽業界の仕事を紐付ける
レコード会社に就職したい方は、学生時代の経験やバイトで得た知識を、音楽業界の仕事と関連付けて書きましょう。
新卒採用はポテンシャルをメインに見ていますが、入社後戦力になりそうなスキルや経験があるに越したことはありません。
たとえばライブハウスでバイトしていた経験や、自分自身がCDを手売りした経験などは音楽業界と関連深く、印象に残ります。
今までの人生を棚卸して、音楽業界と自分の人生で得た経験を紐づけて志望動機を作りましょう。
3.新卒に人気のレコード会社5選
新卒に人気のレコード会社を3つ紹介します。
- ソニーミュージック
- キングレコード
- エイベックス株式会社
1つずつ会社の概要や新卒に人気な理由を解説します。
(1)ソニーミュージック
ソニーミュージックグループは業界最大手のレコード会社で、レコード制作や販売だけでなく、著作権管理まで幅広く手掛けます。
業界最大手だけに扱う楽曲やアーティスト数も段違いに多く、音楽業界に深く関わる仕事を担当できる可能性があるでしょう。
また給与は年俸制で、以下の条件となっています。
- 大卒・大学院了 年俸385万円+業績賞与(平均415万円)
- 短大・専門卒 年俸360万円+業績賞与(平均390万円)
- 業績賞与(会社業績により支給されることがあります)
新卒としては給与も高く福利厚生の整った大手として、就職人気ランキングは毎年上位にランクインしています。
(2)キングレコード
キングレコードは1931年に発足した老舗のレコード会社であり、大手レコード会社の1つです。
新卒採用を毎年実施しており、給与や待遇は以下となっています。
- 初任給 212,740円
- 別途手当:60,000〜85,000円
- 賞与あり
社会保険や育児休暇制度なども整っており、福利厚生も充実しています。
(3)エイベックス株式会社
エイベックス株式会社は有名アーティストを多く輩出したレコード会社で、子会社でアーティストの育成やマネジメント業務もおこなっています。
知名度の高さから非常に人気のレコード会社の1つであり、新卒人気ランキングでも上位の11位にランクインした実績がある会社です。
エイベックス株式会社の新卒採用者の待遇は以下となっています。
- 年俸3,384,000円〜
- 時間外20時間相当分 540,000円〜
- 賞与あり
エイベックス株式会社は初任給でも年収392万4,000円の年収が保証されるなど、レコード会社の中でも給与が良いことでも有名です。
待遇の良さから倍率は高いですが、大手レコード会社に憧れている人はぜひ挑戦してみましょう。
まとめ
レコード会社の新卒採用難易度は、企業の知名度によって変わりますが、全般的に高いほうです。
音楽業界に憧れる人は非常に多く、また専門学校の生徒などもライバルになるため競争相手も多くなります。
新卒でレコード会社の内定をもらいたい方は、エントリー数を増やして選択肢を多めに設定しましょう。
仮に新卒で希望するレコード会社へ就職できなくても、中小レコード会社から大手への転職という手もあります。
記事で紹介したレコード会社の新卒採用情報を参考にして、就職活動を進めましょう!