「レコード会社に就職する方法は?やっぱり難しいのかなあ」
「レコード会社へ就職したらどんな仕事を担当できるんだろう?」
レコード会社への就職は難易度でいえば高めですが、部門を選べば未経験でも転職できる可能性は大いにあります。
この記事ではレコード会社に就職する4つの方法と就職難易度の高さについて、就職した後に担当できる仕事とレコード会社に就職する前に知っておくべき事実を3つ紹介します。
最後まで読めばレコード会社の就職に必要な知識がつき、就職活動がスムーズになるでしょう。
目次
1.難しい?レコード会社に就職する方法
レコード会社に就職する方法は主に4つあります。
- 専門学校からレコード会社へ進む
- 新卒でレコード会社へ進む
- 非正規雇用から正社員へ進む
- 転職でレコード会社へ進む
学生の方や中途採用での入社を狙っている方向けに、それぞれ内容を説明します。
(1)専門学校からレコード会社へ進む
レコード会社へ就職する一般的な方法は、専門学校からの就職です。
専門学校で音楽理論や機材の扱いを学び、レコード会社の音楽制作部門へ進む人が多いです。
レコード会社の制作部門ではPAエンジニアやスタジオミュージシャンなど、実際に音作りに関わる仕事がメインとなります。
そのため音楽の専門知識が必要であり、学生時代から音楽業界を目指す人が就職するケースが多いです。
(2)新卒でレコード会社へ進む
大学を卒業後に新卒でレコード会社へ就職するケースもあります。
新卒採用枠であれば音楽の知見がない状態でも、採用される可能性があります。
事実就職人気ランキングでも大手レコード会社である「ソニー・ミュージック」「エイベックス」は上位に入っており、人気の就職先です。
これから就職活動を始める方は、大手レコード会社を含めてエントリーして新卒採用に挑戦してみると良いでしょう。
(3)非正規雇用から正社員へ進む
レコード会社の非正規雇用から正社員へ進む道もあります。
基本的にレコード会社では学歴は問われませんが、ある程度の社会経験や音楽業界での実務経験が必要とされます。
そのため高卒だった場合は、非正規雇用から正社員になる道を選ぶ場合が多いです。
(4)転職でレコード会社へ進む
転職によってレコード会社へ入社する方法もあります。
業界未経験であっても志望する部門で役立つスキルや実務経験があれば、採用される可能性はあるでしょう。
たとえばレコード会社の営業部門や広報担当には、他業種のマーケターや営業経験がある人材の転職が多いです。
レコード会社は音楽業界の経験がなくとも、転職で入社できる可能性があります。
レコード会社への転職事情は、こちらの記事をご覧ください。
2.レコード会社の就職難易度
レコード会社の就職難易度について解説します。
- 新卒の場合
- 転職の場合
新卒と転職に分けて解説するので、自身の境遇に当てはめて読んでみてください。
(1)新卒の場合
大手レコード会社に務めるのってあんなに難しいんだ、慶應とか早稲田でも落とされるってなに?だったらみくがいくら専門で頑張ったとしても無理じゃん、しかも目をつけた専門調べたけど就職先がぱっとしないし、レコード会社に務めたってのがないよやっぱり大手は大学からしか採ってくれないのかな
— ㅤ (@____aAa04) January 16, 2017
レコード会社の新卒採用枠の難易度は、大手であれば非常に高いです。
たとえばソニー・ミュージックは、2022年度の就職人気ランキングで第3位に入っており、かなりの倍率が予想されます。
また音楽業界はストリーミングなどに押され、レコード売り上げが縮小傾向にあるため人事採用を縮小する可能性があります。
そのため今後新人採用枠が絞り込まれ、さらに難易度が上がる可能性があるでしょう。
(2)転職の場合
レコード会社の中途採用枠は少なく、転職難易度は高いです。
特に音楽業界経験者への求人が多いため、未経験からだと転職が難しい可能性があります。
未経験からの転職であれば非正規雇用枠を狙う、または経験を生かせるポストの求人が出ていないか随時チェックする必要があります。
3.レコード会社に就職した後に担当できる仕事
レコード会社へ就職した後に担当できる仕事について解説します。
- 制作
- 営業
- マネジメント
どんな職種を選べるか理解したうえで、就職活動でアピールできる強みや適性を考えてみましょう。
(1)制作
レコード会社の制作部門では、以下のような職種の募集があります。
- 音楽プロデューサー
- ディレクター
- レコーディングエンジニア
- 作詞・作曲家
- スタジオミュージシャン
レコード会社の要である音楽制作に深く携わる仕事で、音楽が好きな方にぴったりの仕事ばかりです。
音楽理論や専門的な機材の知識が必要なため、未経験からの転職は難しいでしょう。
今専門学校に通っている方や音作りを自分でやっていた経験がある人は、就職できるチャンスがあります。
(2)営業
レコード会社の営業部門の仕事を紹介します。
- プロモーター
- イベンター
- グッズ制作企画・販売
レコード会社は制作したCDを売り込むのが主な仕事であり、プロモーション系の仕事を担当できます。
CDのプロモーションを企画して売り込んだり、イベントを企画してファンによりCDの存在を知ってもらう仕事がメインです。
また営業活動の一環として、アーティストのグッズ制作企画や販売担当の仕事もあります。
営業部門は未経験でも担当できる場合が多く、他業種のマーケターや営業からの転職も多いです。
(3)マネジメント
レコード会社がアーティストのマネジメントも兼ねている場合は、マネジメント業務にも携われます。
- アーティストの発掘
- 育成
- 売り出し
- 仕事の管理
オーディションを開催した新人アーティストを見つけたり、SNSで知名度の高いアーティストへ声をかけて、契約を締結します。
また契約したアーティストを育成するレッスンの管理、宣材写真を作って売り出すのもマネジメント部門の仕事です。
アーティストがデビューした後は、メディア出演やレコーディングの予定などを管理します。
マネジメント部門も音楽業界未経験でも転職できる可能性があり、スケジュール管理やサポート業務の実務経験があれば転職は可能です。
4.レコード会社への就職前に知っておくべきこと
レコード会社へ就職する前に覚えておきたい3つのことを紹介します。
- 土日祝日は休みにならない可能性がある
- 体力が求められる部門も多い
- 専門知識があった方が有利に働く
入社後にギャップを感じないためにも、仕事の実態は把握しておくべきです。
1つずつレコード会社の仕事でデメリットになりかねない部分を説明します。
(1)土日祝日は休みにならない可能性がある
レコード会社の部署によっては、土日祝日も休めない可能性があります。
特にマネジメント部門はアーティストのスケジュールを基準に動くため、土日に仕事が入れば現場へ同行する必要があります。
またCD制作の納期によっては制作部門も土日関係なく働くため、休みが不定期になりやすいです。
(2)体力が求められる部門も多い
レコード会社は労働時間が比較的長く、体力が求められる部門も多いです。
バックオフィス業務は別として、制作部門は納期までに音楽制作を完成させなければならないため、進捗状況によっては勤務時間が長くなります。
またマネジメント部門もアーティストのデビュー前は業務が増加するため、残業が多く長時間労働になる可能性が高いでしょう。
レコード会社に入るには、長時間労働や不規則な生活に耐えられる体力が必要です。
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(3)専門知識があった方が有利に働く
レコード会社へ入社したいなら、専門知識があった方が有利です。
特に制作部門は音楽専門学校出身者やバンド経験者などが多く、音楽知識がないと担当できる業務がありません。
そのため未経験からレコード会社を目指すなら、自分の知識に応じた部門を選びましょう。
まとめ
レコード会社への就職は新卒・中途ともに難易度が高いですが、ポジションや部署によっては経験を問わず入社できる可能性があります。
求人枠が少ないため競争率は高いですが、音楽業界が好きな方はぜひ挑戦してみましょう。
レコード会社にもいろいろな職種があるので、自分の経験やスキルを活かせる部門を選ぶのが就職成功のコツです。
記事の内容を参考にレコード会社へ就職し、あなたの手で楽曲を世に売り出しましょう。