「耳コピをするのに役に立つソフトって何があるの?」
「どんな耳コピ用のソフトを選べばいいの?」
音楽初心者で耳コピに挑戦しようとしている人の中には、耳コピをするのに役立つソフトを使おうとしている人も多いのではないでしょうか。
耳コピ用のソフトはたくさん展開されていますが、実は耳コピをする上でソフトに必要な機能があるのです!
本記事では、耳コピ用ソフトに必要な機能やおすすめのソフトを紹介します。
この記事を読んで、楽しく耳コピに取り組んでみましょう!
なお、以下の記事で耳コピのやり方やコツについてまとめているので、あわせてご覧ください。
目次
1.耳コピソフトで必要な3つの機能
耳コピ用ソフトで必要な機能を紹介します。
主に必要な機能は以下の3つです。
順に紹介するので、耳コピ用ソフトを選ぶ基準にしましょう!
(1)再生機能
ソフトの機能で特に重要なのが再生機能です。
再生機能の中でも注目したい機能を紹介します。
- リピート機能
- イコライザー機能
- タイムストレッチ機能
- トランスポーズ機能
どれも耳コピをするのに重要な機能なので、どのような機能が搭載されているのか確認しておきましょう。
それでは、順に紹介します。
#1:リピート機能
リピート機能とは、同じ部分を繰り返し再生することができる機能のことです。
曲を聴き込むことが耳コピの最初の工程なので、聴きたい部分をループ再生するのに手間取っていては作業が思うように進みません。
従来の音楽再生ソフトは、聴きたい部分にカーソルを合わせる必要があり、カーソルがずれてしまえば思ったとおりに再生できないことが多々あります。
そこで、マーカーを設定すればクリック一つで特定範囲を何度も再生できる機能が必要なのです。
リピート機能がついているソフトが一般的ですが、中には搭載されていないものもあるので、必ずチェックしておきましょう!
#2:イコライザー機能
イコライザー機能とは、音源の周波数の強さを変更する機能です。
音源の周波数を調整することで、従来では聴き取りづらい高音域や低音域の音を大きくすることができるため、特定の楽器音が聴き取りやすくなります。
特に耳コピではコードを特定するために、低音域のベース音や高音域の弦楽器(ヴァイオリンなど)の音を拾う必要があるので、そのときにイコライザー機能が有効です。
ソフトによっては楽器ごとの周波数が登録されているものもあるので、楽器に詳しくない人でも聴きたい楽器音を選択するだけで、聴き取りやすくすることができます。
音を拾うのに重宝される機能なので、必ず搭載されているものを選びましょう!
#3:タイムストレッチ機能
タイムストレッチ機能とは、音程を変えることなく音の長さを調整できる機能をいいます。
特にテンポが速く楽器構成が複雑なときに効果的です。
曲をそのまま聴いても音程を特定するのが難しいほどスピードが速い場合や、使用楽器が多くどの音を拾えばよいか分からないときなどにこの機能を使えば、聴く余裕が生まれ集中して音を聴き取ることができますよ。
アップテンポの曲や楽器構成が複雑な曲を耳コピしたい人は、タイムストレッチ機能がおすすめです!
#4:トランスポーズ機能
トランスポーズ機能は、キーを変更する機能です。
トランスポーズ機能でキーを変更することで、音源や入力する音を変更せずに、指定したキーに沿った音に変化します。
たとえば、トランスポーズ設定を5にした場合、ドの音を弾けばファの音に変換されるのです。
実際の音源と予想音を照らし合わせながら音名やコードを特定するので、簡単に微調整できるトランスポーズ機能は初心者にとって必要な機能といえます。
キーやコードを完璧に把握していない人でも簡単に音名やコードを特定できるので、トランスポーズ機能付きのソフトを選びましょう!
(2)入力機能
予想した音をソフトに打ち込むするために入力機能が必要です。
データ化された音楽情報を記録や再生できるシーケンス機能が付いたものを選ぶことをおすすめします。
一般的には、周辺機器のミュージックシーケンサー(MIDIシーケンサー)を使って音の入力をするのですが、費用も高く場所を取るため、初心者はシーケンサーが搭載されているソフトを使用しましょう!
(3)サポート機能
サポート機能があると、音楽初心者でも耳コピが簡単にできるようになります。
たとえば、以下のような機能がおすすめです。
- テンポ検出機能:曲のテンポを自動で解析して表示してくれる機能
- 音程検出機能:周波数を解析して音程を表示してくれる機能
- コード検出機能:音を解析して使用コードを表示してくれる機能
- ビートマッピング機能:複雑なテンポでも一定のテンポに揃えてくれる機能
耳コピ作業の大部分がコードの特定を占めるので、特にコード検出機能があれば、簡単に譜面をコピーすることが可能です。
なるべく短時間で耳コピをしたい人は、ソフトの特徴にこれらの機能が搭載されているか確認しましょう!
2.初心者におすすめの耳コピソフト3選
初心者におすすめの耳コピ用のソフトを紹介します。
今回紹介するソフトは以下の3つです。
順に紹介するので、ソフト選びの参考にしてください!
なお、以下の記事で耳コピ用のアプリを紹介しているので、スマホ派の人は参考にしてください。
(1)Transcribe!
Transcribe!は、自力で耳コピしたい人におすすめのソフトです。
イコライザー機能やタイムストレッチ機能など多くの機能が搭載されており、作業に行き詰ったときは音程解析で音名を把握することができます。
初心者に易しいだけでなく、ミュージシャンの立場で設計されているので、本格的に耳コピ作業をすることが可能です。
1つのライセンスを取得するのに$39かかりますが、30日間無料で利用できます。
Macでも使用できるソフトなので、Mac派の人や自力で耳コピに挑戦したい人は試しに使ってみてください!
対応OS | Windows・MacOSX |
料金 | 1ライセンス$39(30日間無料) |
主な特徴 |
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(2)Wave Tone
Wave Toneは、Windowsに対応したピアノロール風のフリーソフトです。
ピアノロール上に音が表示されるので、初心者でも見やすい特徴があります。
無料ソフトにもかかわらず、リピート機能やイコライザー機能、タイムストレッチ機能など必要な機能が豊富です。
テンポ解析や音程解析、コード検出などサポート機能も揃っているので、特に費用を抑えたい人は使ってみてください!
対応OS | Windows |
料金 | 無料 |
主な特徴 |
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(3)Band Producer 5
Band Producer 5は、ミュージシャンも使用できるほど機能性が豊富な有料ソフトです。
フリーソフトとは異なり、正確にCDやスマホなどから得た音楽データを解析してコード進行を検出したり、ボーカルをキャンセルしたりできます。
コード進行とリズムパターンの組み換えやコード譜の編集などプロのミュージシャンが行っている音楽作業ができるので、本格的に音楽作業をしたい人におすすめです。
ダウンロード版は税込8,778 円で購入できるので、予算に余裕がある人は使ってみてください!
対応OS | Windows |
料金 | 税込8,778円(無料体験版あり) |
主な特徴 |
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まとめ
耳コピ用ソフトを使うことで、初心者でも気軽に耳コピを楽しむことが可能です。
さまざまな種類のソフトがあるので迷うかもしれませんが、耳コピを行う上で必要な機能はある程度決まっています。
今回紹介した必要な機能や初心者におすすめのソフトを参考に自分に合ったソフトを使ってみましょう!
なお、以下の記事で耳コピのやり方を具体的に紹介しているので、あわせてご覧ください。