「音楽業界への転職って難しいの？」
「音楽業界へ転職するには、どんなコツがある？」
音楽業界への転職難易度は高めで、求人数自体も少ないので競争率は高いでしょう。
しかし、コツを知っておけば未経験からでも音楽業界への転職は可能ですし、よりランクの高い企業へのキャリアアップも可能。
この記事では、音楽業界の転職難易度が高い理由と音楽業界で選べる4つの業種、経験別の音楽業界への転職のコツを紹介します。
最後まで読めば、音楽業界への転職について知識がつき、希望の職場へ転職できるでしょう！
目次
１．音楽業界の転職難易度は高い
音楽業界への転職難易度が高い理由を紹介します。
そもそも音楽業界への求人情報がなかなか公開されないこともあり、転職希望の人が求人を見つけられないこともあります。
- 大手レコード会社は学歴や経歴が求められる
- 国際展開している企業では英語力が求められる
- 音楽コンテンツへの理解が求められる
そのほか、音楽業界への転職難易度を上げている要因を3つ紹介します。
（１）大手レコード会社は学歴や経歴が求められる
音楽業界のなかでも特に大手レコード会社は、学歴が求められます。
大手レコード会社は新卒・転職ともに志望者が多いため、学歴・経歴である程度フィルターをかけます。
そのため、新卒の場合は一定程度の学歴でないと書類選考が落とされたり、転職の求人要項がそもそも経験者のみになっていることが多いです。
誰もが知っているようなレコード会社への転職は特に、フィルター自体が厳しく、転職難易度が高くなります。
（２）国際展開している企業では英語力が求められる
音楽業界は国際的展開を目指している企業も増えており、今後は英語をはじめとした言語力が求められます。
海外アーティストが日本で活躍している現状から、日本も海外へJ -POPをはじめとした文化を打ち出していく必要があるためです。
そのためには、ビジネスレベルの英語を扱える人材が重視されます。
TOEFLの点数などが重視されるため、留学経験がある人や英語が得意な人以外には転職ハードルが上がっている状況です。
（３）音楽コンテンツへの理解が求められる
音楽業界へ転職するには、音楽コンテンツへの理解が求められます。
転職では特に即戦力が求められる傾向にあり、過去の経歴から知識の有無が判断されるためです。
そのため他業種からの転職では書類選考で落ちてしまう可能性があります。
未経験者が音楽業界へ転職するには、志望動機において音楽業界への理解度や考察を示す必要があるでしょう。
エンタメ業界全体の転職難易度が知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
２．音楽業界への転職で選べる転職先４選
音楽業界へ転職を検討している方へ、主な転職先を4種類紹介します。
- 音楽プロダクション
- レコード会社
- 音楽出版社
- 著作権管理会社
音楽業界へ漠然とした憧れを抱いているものの、どんな業種を選べば良いかわからない方は参考にしてください。
1つずつ業種別に解説します。
（１）音楽プロダクション
https://avex.com/jp/ja/
音楽プロダクションとは、アーティストとマネジメント契約を結び、活動をマネジメントする事務所です。
エイベックスグループやソニーミュージックなども、音楽プロダクションを経営しています。
音楽プロダクションの主な仕事はアーティストのバックアップで、マネージャーや営業スタッフ、事務サポートの求人が多いです。
アーティストと関わるチャンスの多い仕事ですが、大手になるほど求人数が少なく競争率は高くなります。
（２）レコード会社
https://www.universal-music.co.jp/
レコード会社とは、音楽作品の制作から流通・販売までをおこなう会社です。
日本コロムビア株式会社やワーナーミュージックジャパンなどが該当します。
レコード会社での求人は、制作した音楽作品のプロモーションや流通がメインの仕事となるため、営業やプロモーションスタッフの募集が多いです。
前職で営業活動を経験していれば、音楽業界未経験でも採用される可能性はあります。
（３）音楽出版社
音楽出版社とはもともと楽譜を作る会社でしたが、現在は音楽著作権の管理や利用の普及を実施している会社です。
簡単にいうと音楽を制作した人から著作権を預かり、その管理と原盤がメディアなどで使われるように、宣伝をしています。
そのため音楽出版社の主な仕事は、作詞・作曲者との著作権譲渡契約の管理、著作権管理から楽曲のプロモーションまで多岐に渡ります。
求人としては法務サポートの募集、著作権管理の事務スタッフ、楽曲プロモーションスタッフの募集が多いです。
（４）著作権管理会社
著作権管理会社とは、文字通り音楽の著作権を管理する企業です。
音楽出版社と似ていますが、著作権管理会社の仕事は音楽出版社が保有する楽曲の著作権を受託して、代理で管理することです。
著作権管理会社の仕事内容は、著作権管理と利用された楽曲の利用料の徴収など。
そのため事務系・法務系のスタッフ募集が多いでしょう。
３．音楽業界へ転職する２つのコツ
音楽業界へ転職する2つのコツを紹介します。
- 未経験者が転職を成功させるコツ
- 経験者がより大手の企業へ転職するコツ
未経験・経験者それぞれに分けて解説します。
（１）未経験者が転職を成功させるコツ
未経験者が音楽業界へ転職するにはまず、小さめの企業を狙いましょう。
音楽業界は求人数が少なく、また即戦力が求められる傾向にあるため、経験者の方が有利です。
未経験の方がいきなり大手へ転職するのは難しいので、まずは中小企業を狙うのがおすすめ。
また、転職先を選ぶ際には転職エージェントを使って非公開求人なども広く探しましょう。
前職での経歴を活かせる職種選びや履歴書の作成、面談練習などまで幅広くサポートしてくれます。
音楽を含めたエンタメ業界へ含めた転職エージェントについては、以下の記事を参考にしてください。
（２）経験者がより大手の企業へ転職するコツ
音楽業界経験者がより大手の企業へ転職する場合は、エンタメ系の転職サイトまたはエージェントを使いましょう。
大手の音楽業界の企業は非公開求人を出していることも多いため、一般的な転職サイトでは良い条件の求人が見つかりにくいです。
非公開求人はエンタメ特化の転職サイトや転職エージェントにのみ公開されます。
転職サイトにはスカウト機能もついていることが多く、経歴を登録しておくだけで大手企業からのスカウトが入る可能性もあるでしょう。
音楽業界で働いた経験がある方は、その経験を生かしてより上位の企業へ転職できるように、エージェントやサイトを使ってください。
エンタメ業界の求人情報が多数掲載されている転職サイトは、以下の記事を参考にしてください。
まとめ
音楽業界への転職は求人数の少なさや、経験者優遇の風潮から未経験者にとってはかなり高くなっています。
しかし、音楽業界の業種選びや企業の規模によっては転職を成功させられます。
音楽業界へ未経験から転職したい方は、中小企業からキャリアアップを目指すこと・転職エージェントを使うのがおすすめです。
また、経験者の方は経歴を活かしてより大手・条件が良い企業へ転職できるように、エンタメ特化の転職サイトを使いましょう。
記事の内容を参考にして、音楽業界への転職を成功させて好きな音楽に触れられる仕事に就いてください！
