「エンタメ業界に入りたいと言ったら“やめとけ”と言われた」
「ホワイト企業はエンタメ業界にはないの?」
エンタメ業界は確かにハードワークになりがちなので、一部の人は「やめとけ」というかもしれません。
しかし、きちんと求人情報から企業の内情を推測できればホワイト企業を選べます。
この記事では、エンタメ業界は「やめとけ」と現役エンタメ人が語る苦労、ホワイト企業を見つけるコツを紹介します。
最後まで読めば、エンタメ業界でもライフワークバランスが取れる優良企業へ転職できるでしょう!
目次
1.エンタメ業界は「やめとけ」現役エンタメ人が語る苦労
エンタメ業界について調べると「やめとけ」というキーワードが表示されますが、どうしてなのでしょうか。
- 労働時間が長すぎてしんどい
- 休みが不規則になりがち
- 就職の難易度が高い
- 業界の裏側を見ることで夢が壊れる
- 上下関係が非常に厳しい
現役でエンタメ業界で働く人が「やめといた方が良いよ」という理由を説明します。
(1)労働時間が長すぎてしんどい
エンタメ業界が「やめとけ」といわれがちなのは、労働時間が長すぎてしんどいからです。
もちろん業種や企業によって定時で帰れる場合もありますが、業界全体の傾向として労働時間は長め。
例えばテレビ制作の会社であれば、タレントのスケジュールが合うのが夜中になることもあり、収録が深夜に行われることもあります。
スタッフは収録後の撤収や映像の編集作業なども行わなければならないため、朝まで徹夜で仕事をすることも。
またゲーム業界も締め切りまでにプロジェクトを完成させなければならないため、締め切り前は家に何日も帰れない場合もあります。
エンタメ業界は働く時間が長いので、エンタメ業界の人から自嘲的に「ブラックだ」といわれることが多いです。
「しんどい」と言われがちなエンタメ業界の実情とやりがいについては、以下の記事で解説しています。
(2)休みが不規則になりがち
エンタメ業界は性質上休みが不規則になりがちです。
テレビや映画の撮影は土日関係なく行われますし、ライブなども土日に実施されるため、一般企業のように土日祝日が休みではありません。
もちろん一般事務職などは土日休みで働けますが、制作部やPR部門、営業部門は休みが不規則です。
友達や家族と予定が合わないなど、思ったように休みが取りにくいためにエンタメ業界は「やめとけ」といわれる傾向にあります。
(3)就職の難易度が高い
エンタメ業界は就職の難易度が非常に高いため、転職活動のハードルも高いです。
特に各業種の大手企業は転職志望者が多く、競争率が非常に高くなります。
また大手は即戦力になる経験者を優先して採用する傾向にあり、未経験にとっては不利な転職志望先です。
以上の事情により、転職の難易度が高い業界です。
(4)業界の裏側を見ることで夢が壊れる
エンタメ業界に憧れを抱いて転職する人も多いですが、憧れの裏側を見て幻滅する人もいます。
華やかな面の裏側には多くのスタッフの苦労や、大変なこともあるからです。
もちろん大変な苦労を乗り越えて人を楽しませる大変やりがいのある仕事ですが、憧れが強い人ほどがっかりすることも。
エンタメに夢を持って就職した人ががっかりして、転職志望者に向けて「やめとけ」と言っている場合もあります。
(5)上下関係が非常に厳しい
エンタメ業界の中でも芸能・音楽・映画・映像制作業界は特に上下関係が厳しいです。
現場の監督者がチームを回していくため、トップダウンで仕事が遂行される傾向にあります。
そのため下っぱ時代は意見が通らなかったり、なかなか上の人と接する機会すら持てず、不満を抱くかもしれません。
体育会系の気質が合わないと、エンタメ業界に転職後に辛いと感じる可能性があるでしょう。
2.エンタメ業界にもホワイト企業はある!優良企業への転職方法
もちろん全てのエンタメ業界の企業がブラックで、しんどいわけではありません。
- 福利厚生について調べる
- 転職サイトの口コミを調べる
- 業績の安定性を調べる
- 離職率や勤続年数データを見る
- 転職エージェントでおすすめの企業を紹介してもらう
優良な企業をきちんと選べば、業務量に応じた報酬を受け取れますし、ライフワークバランスも取れます。
1つずつホワイト企業の探し方を紹介します。
(1)福利厚生について調べる
エンタメ業界の求人の中で、福利厚生についての項目をチェックしましょう。
大手や優良企業は利益を社員に還元する体制ができており、福利厚生も充実しています。
- 家賃補助
- 食堂
- カウンセラーの配置
- ジムやスポーツの優待
- 子供手当
- 各種祝金など
- 託児所の有無
- 男性の育児休暇制度
- テレワーク
- アニバーサリー休暇
- 社員旅行
上記のような福利厚生が充実している企業は、社員への還元を重視している企業であり、労働環境整備に熱心です。
そのため長時間労働の削減に取り組むなど、労働環境も良い可能性が高いでしょう。
エンタメ業界の転職求人の中から、福利厚生が充実した企業をピックアップしてみてください。
(2)転職サイトの口コミを調べる
転職サイトには企業の口コミが掲載されています。
すでに退職した人、就労中の人の口コミから外からでは見えない社内風土を確認しましょう。
求人情報に条件等は記載されていますが、実際に働いてみないと会社の雰囲気は分かりません。
口コミは重要な情報源なので、会社の口コミを参考にして転職するエンタメ業界の企業を探しましょう。
(3)業績の安定性を調べる
志望企業の業績を確認し、安定性をチェックしましょう。
資金力がある企業ほど、従業員のライフワークバランスや労働環境に配慮しています。
反対に業績が不安定だと還元する資金がなく、福利厚生や給与面の条件が低いだけでなく、最悪倒産する可能性もあります。
上場企業は決算書を発表しているので、会社のホームページから業績を確認してみましょう。
(4)離職率や勤続年数データを見る
業界の企業の離職率や勤続年数データから、転職候補の企業を探しましょう。
離職率が高い企業は労働環境が悪いなど、何かしらの問題があります。
勤続年数の平均が長い会社は、長く働いている社員が多く居心地の良い会社です。
エンタメ業界の企業の離職率・勤続年数をチェックして、その企業の内情を推測しましょう。
(5)転職エージェントでおすすめの企業を紹介してもらう
ここまでホワイト企業を選ぶためにチェックすべき情報を紹介しましたが、「探すのが大変だな」と思った人もいるでしょう。
そんな方は、エンタメ業界に特化した転職エージェントでおすすめの企業を紹介してもらうのがおすすめです。
転職エージェントは企業内部の情報や業績まで把握しており、ホワイト企業を優先的に推薦してくれます。
あなたの理想の働き方が叶えられる会社を探して紹介してくれ、採用まで徹底的なサポートをしてくれるのがポイントです。
優良なエンタメ業界の会社に転職したいなら、業界を知り尽くしている転職エージェントを使ってください。
おすすめの転職エージェントや転職サイトは、以下の記事で紹介しています。
まとめ
エンタメ業界は確かに「やめとけ」という人がいるほど、厳しい環境の会社もあります。
しかし、近年は働き方改革の影響もあり業界の風通しも改善しており、ホワイト企業も増えています。
記事で紹介したように、エンタメ業界の求人情報からホワイト企業を探すコツを覚えておきましょう。
またエンタメ業界に強い転職エージェントを使えば、労働条件の良い企業を紹介してくれますよ。
「やめとけ」と言われても諦めきれないなら、エンタメ業界の中でも優良企業への転職を目指しましょう!