ボカロと歌い手にはどんな関係がある?ボカロ曲を歌う有名な歌い手4名

「歌い手とボカロにはどんな関係があるの?」
「ボカロ曲を歌う有名な歌い手には誰がいる?」

このように悩んでいませんか?

歌い手はボカロ曲を楽曲に選ぶことが多く、最近では歌い手×ボカロP×絵師でタッグを組むユニットも多くでてきています。

今回の記事では、歌い手の概要・歌い手とボカロの関係性を解説するとともに、ボカロ曲を歌う有名な歌い手を具体的に4名紹介します。

この記事を読んでボカロを歌う歌い手にどのようなアーティストがいるのかを知り、その魅力を感じてください!

1.歌い手とは

鼻腔で声を響かせる

歌い手とは、自分が歌った歌声を録音・撮影し、ニコニコ動画やYouTubeなどの動画投稿サイトへ投稿する人のことを指します。

歌い手という文化が生まれた当初は、歌い手はアマチュアの人のことを指し、プロの歌手とは区別して使われるのが一般的でした。

しかし最近では、プロの歌手が自分や他のアーティストの曲をネット上でカバーする時にも「歌ってみた動画」と呼ぶケースが出始めています。

オリジナル曲かカバー曲か、伴奏があるかないか等のルールは決まっておらず、肉声で歌っていればどれも歌ってみた動画と呼ばれます。

大がかりな機材を揃えなくても簡単に動画を撮影しアップできるので、誰もが歌い手となり気軽に動画投稿を楽しむことが可能です。

このように、歌い手とは自分が歌った歌声を動画投稿サイトへアップする人のことを指し、誰もが簡単に歌い手になれます。

2.歌い手とボカロの関係性

ウォーミングアップをしっかり行う

「歌ってみた」の楽曲にはボカロ曲が多く選ばれる傾向にあります。

2007年にボーカロイドライブラリーに初音ミクが登場すると、多くの歌い手がボカロ曲をカバーし、歌ってみたに投稿するようになりました。

多くの歌い手がボカロ曲をカバーする理由は、本来ボーカロイドが歌うメロディラインを生身の人間が歌うことにより、原曲との表現の違いを楽しむことができるからです。

歌い手がカバーすることによってはじめてボカロ曲を聴いたという人も多く、ボカロの人気をさらに後押しするきっかけにもなりました。

また以前は、米津玄師のようにボカロPが作詞・作曲・編曲など全てを一人で手掛けるのが主流でしたが、最近では歌い手とボカロPがタッグを組むケースが非常に多くなってきています。

ボカロPが歌い手の動画を見て自分の楽曲のイメージに合う声を見つけ、その歌い手にコラボを持ちかけるのです。

さらに、PVで歌に合った独特な世界観を表現する絵師も重要で、歌い手×ボカロP×絵師のユニットで活躍するケースも出てきています。

それぞれの技術を持ったクリエイターたちが集まることで、歌ってみた動画をさらに進化させていっているのです。

このように、歌い手とボカロには深いつながりがあり、それぞれの魅力を高め合う相乗効果により双方の人気が高まっています。

3.ボカロ曲を歌う代表的な歌い手4人

母音までしっかり歌う

最後に、ボカロ曲を歌う代表的な歌い手を、以下の4人紹介します。

  1. ikura
  2. まふまふ
  3. yama
  4. Ado

順番に説明します。

(1)ikura

ボカロ曲を歌う代表的な歌い手の1人目に、ikura(YOASOBIのボーカル)が挙げられます。

ikuraは、2017年にアコースティックセッションユニット「ぷらそにか」に加入し、ボーカル・ギター・トランペットなどを担当しながら、定期的にカバー動画をアップしてきました。

ちょうどそのころ、ソニーミュージックによる小説を音楽にするプロジェクトが発足し、ボカロPのayaseがボーカルをを探していました。

そして、ayaseがikuraのインスタグラム動画を見てその歌唱力に惚れ込んだことをきっかけに、ikuraをボーカルに抜擢することになったのです。

こうして2019年にデビューしたYOASOBIは、数々のヒット曲を生み出し紅白歌合戦にも出場し、その勢いのまま今も第一線での活躍を続けています。

ikuraの魅力は、伸びやかで力強くもありつつ、きらきらした可愛いらしさも兼ね備える唯一無二の歌声です。

そして、YOASOBIでの活躍をきっかけに、個人の幾田りら名義での歌もドラマの主題歌に起用されるなど、さらに活躍の幅を広げています。

このように、ボカロ曲を歌う代表的な歌い手の1人にYOASOBIのボーカルとしても個人としても活躍を続けるikuraが挙げられます。

(2)まふまふ

ボカロ曲を歌う代表的な歌い手の2人目に、まふまふが挙げられます。

まふまふは、2010年より歌い手としての活動を始め、現在ではYoutube登録者数340万人以上、総再生回数19億回以上を誇る男性アーティストです。

類まれなるハイトーンボイスで男性曲のみならず女性曲まで自在に歌いこなし、アニメやドラマの主題歌にも採用されています。

また、ボーカルに加えてギター・ベース・ピアノを演奏できる上に、作詞・作曲・編曲なども自身で行うことができ「何でも屋」とも呼ばれています。

ソロワンマンツアーや配信ライブなども精力的にこなすほか、2021年には紅白歌合戦にも出場しました。

このように、ボカロ曲を歌う代表的な歌い手の1人に、ハイトーンボイスと音楽性の高さを武器に幅広く活躍するまふまふが挙げられます。

(3)yama

ボカロ曲を歌う代表的な歌い手の3人目に、yamaが挙げられます。

yamaは2018年から歌い手としての活動を開始し、翌年ボカロPのくじらが発表した「ねむるまち」という楽曲にゲストボーカルとして参加し、Youtube再生回数1000万回を超える記録を打ち出しました。

その後、くじらやTOOBOEなどのクリエイターと組んで自分名義のオリジナルソロ楽曲を発表したり、BINというロックバンドのメンバーとしても活動しています。

年齢や出身地・素顔などを明かさない謎めいた雰囲気と、切なく凛とした透明感のある歌声が多くの人の心を惹きつけます。

このように、ボカロ曲を歌う代表的な歌い手の1人に、さまざまなクリエイターと組んでバラエティー豊かな楽曲を生み出し続けるyamaが挙げられます。

(4)Ado

ボカロ曲を歌う代表的な歌い手の4人目に、Adoが挙げられます。

Adoは、2017年にボカロ曲の歌ってみた動画の投稿を開始し、配信限定リリースや企画アルバムにもボーカル担当として参加し始めました。

そして2020年にメジャーデビューすると、早速ボカロPのsyudouが書き下ろした「うっせぇわ」が総再生回数2億回越えの大ヒットを遂げました。

Adoは小学1年生からボーカロイド楽曲を聴き始め、小学校高学年には歌い手文化に興味を持ち始めたボカロネイティブ世代です。

そのため、ボカロPや絵師などのクリエイターと自然かつ対等に創作活動を行い、新しい音楽カルチャーを生み出すことに成功しています。

まだ10代ながらも非常に高い歌唱力を持ち、クールで中毒性のあるかっこよさが魅力です。

このように、ボカロ曲を歌う代表的な歌い手の1人に、ボカロネイティブ世代として新しいカルチャーをけん引しているAdoが挙げられます。

まとめ

今回の記事では、歌い手の概要・歌い手とボカロの関係性を解説するとともに、ボカロ曲を歌う有名な歌い手を具体的に4名紹介しました。

歌い手はボカロ曲を楽曲に選ぶことが多く、最近では歌い手×ボカロP×絵師でタッグを組むユニットも多くでてきています。

この記事を読んでボカロを歌う歌い手にどのようなアーティストがいるのかを知り、その魅力を感じてください!

関連記事