「スタジオミュージシャンってどんな仕事をしているの?」
「スタジオミュージシャンになるにはどうしたら良い?」
スタジオミュージシャンは、スタジオやコンサートに同行し、アーティストのバック演奏をする仕事です。
音楽で生計を立てたい方には夢の職業ですが、仕事内容やなり方が曖昧な方もいるでしょう。
本記事では、スタジオミュージシャンの仕事内容や働き方、年収・適性について解説します。
スタジオミュージシャンになるために必要な情報と、今努力すべきポイントがわかるでしょう!
目次
1.スタジオミュージシャンとは?仕事内容を解説
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スタジオミュージシャンとはどのような仕事か、概要を解説します。
- レコーディングスタジオで楽器演奏を担当
- ライブのバックで演奏する
- 有名なスタジオミュージシャン
レコーディングスタジオでの収録サポートだけでなく、スタジオミュージシャンにはいろいろな仕事があります。
スタジオミュージシャンの仕事内容を把握し、将来どのような仕事をするかイメージしましょう。
(1)レコーディングスタジオで楽器演奏を担当
スタジオミュージシャンは、レコーディングスタジオで楽器演奏を担当します。
レコーディングスタジオでアーティストが録音する際に、楽器を演奏する人が必要です。
楽譜に合わせて楽曲を演奏し、アーティストの楽曲制作に携わります。
(2)ライブのバックで演奏する
スタジオミュージシャンは、ライブのバック演奏も仕事の1つです。
コンサートの際にミュージシャンに同行し、バンドの後ろで演奏してコンサートを盛り上げます。
ライブに行った際に、バックミュージシャンを勤めている人たちを見たことがあるはず。
ギター・ドラムス、ベースなどを担当している方たちは、スタジオミュージシャンです。
(3)有名なスタジオミュージシャン
有名なスタジオミュージシャンを3名紹介します。
- 神保 彰
- 村上 ポンタ 秀一
- 江藤 勲
この3名は有名な楽器演奏者であり、スタジオミュージシャンです。
1名ずつ詳細や活動歴を紹介します。
#1:神保 彰
神保 彰(じんぼ あきら)さんは、超有名なドラマーで、世界的にも活躍している人物です。
ニューズウィーク誌の特集「世界が尊敬する日本人100人」に選出されるなど、華々しい実績を持っています。
神保 彰さんはSMAP・嵐などのジャニーズ系のミュージシャン、また有名ギタリスト「Char」さんの収録にスタジオミュージシャンとして参加しました。
#2:村上 ポンタ 秀一
村上 ポンタ 秀一(むらかみ ぽんた しゅういち)さんは、フォーム・グループ出身のドラマーで、スタジオミュージシャンとして活躍しています。
井上陽水、吉田拓郎、山下達郎、松任谷由美さんなど、超一流アーティストとセッションを行いました。
スタジオミュージシャンの他、ドラマー育成にも力を入れており、音楽活動の啓蒙作業へも力を入れています。
#3:江藤 勲
江藤 勲(えとう いさお)さんは、ベーシストとして活動するスタジオミュージシャンです。
17歳でデビューし、バンドデビューしてからは、大物アーティストとスタジオセッションを経験。
惜しくも2015年に亡くなられましたが、今でも伝説のスタジオミュージシャンの一人です。
2.スタジオミュージシャンの働き方
スタジオミュージシャンの働き方は主に2種類です。
- プロダクションで専属契約
- フリーランス
スタジオミュージシャンになるために特別な資格は不要ですが、音楽スタジオまたはフリーで仕事をする必要があります。
どのように働いていくかイメージしてみましょう。
(1)プロダクションで専属契約
スタジオミュージシャンとして働く1つ目の方法は、プロダクションで専属契約することです。
所属しているプロダクションから、仕事の紹介をしてもらえるため、自分で仕事を探す必要がありません。
真面目に仕事をこなし、ミスなく譜面通りに楽譜を弾きこなすスキルが認められれば仕事量も増えていきます。
まずは下積みとして、プロダクションにスタジオミュージシャンとして契約して経験を積んでから独立するケースが多いです。
(2)フリーランス
フリーランスのスタジオミュージシャンとして活動することもできます。
多くはバンドデビューを経て、音楽業界とのコネクションを作ってから、個人で活動するケースが多いです。
仕事量を自由に調整でき、実力次第では年収も上がりやすい点がメリット。
ただし、自分でスタジオミュージシャンとしての仕事を取る必要があるため、下積み時代は稼げない可能性があります。
3.スタジオミュージシャンの年収とは
スタジオミュージシャンの年収は、基本的に決まっておらず統計が難しいです。
大体の金額目安を記載しておきます。
リハーサル1回で3,000〜10,000円程度、ライブに参加すれば1ステージ10,000〜50,000円程度が目安です。
セッションするアーティストのレベルによって収入は大きく変わります。
また、ツアーに同行する場合は、それだけステージ数が増えるため、年収も上がるでしょう。
4.スタジオミュージシャンに向いている人は?適性を解説
スタジオミュージシャンに必要な資格はありませんが、適性の有無は重要です。
- 初見で譜面を演奏できる能力
- ブランディング
- 交渉能力
自分がスタジオミュージシャンに向いているか、今後伸ばすべきスキルは何かを見極めましょう。
スタジオミュージシャンの適性について1つずつ解説します。
(1)初見で譜面を演奏できる能力
スタジオミュージシャンには、初見で譜面を演奏できるスキルが必須です。
アーティストから演奏依頼が来たら、すぐにスタジオへ行って譜面を演奏できなければなりません。
初見であっても、完璧に譜面が演奏できるスキルがなければ、収録に二度と呼ばれないでしょう。
スタジオミュージシャンとして活躍するためには、多くの譜面を弾きこなし、初見で完璧に演奏できるようにさまざまな楽譜に挑戦してください。
(2)ブランディング
スタジオミュージシャンとして活動するには、ブランディングも欠かせません。
特にフリーランスで一人で活動したい方は、自身のスキルのアピールをして、仕事を獲得する必要があります。
自身のスキルはもちろん、スタジオミュージシャンとしての実績作りも重要です。
特にスタジオミュージシャンは協調性が求められるため、柔和で音楽全体の調和が取れる点を強調しましょう。
自分が思う理想のスタジオミュージシャンのイメージを実現し、仕事獲得に役立ててください。
(3)交渉能力
スタジオミュージシャンには、交渉能力が必要です。
フリーランスでスタジオミュージシャンの仕事を獲得する際は、単価交渉もしなければなりません。
自身の能力をアピールし、その上で納得できる報酬が得られるように交渉しましょう。
ある程度のトークスキル、相手に自分を演奏に参加させるメリットについて納得させる能力を磨いてください。
まとめ
スタジオミュージシャンは、スタジオやライブに参加して、アーティストのサポートをする仕事です。
ギター、ドラムス、ベースなど楽器は問いません。
スタジオミュージシャンの仕事には資格はありませんが、初見でも楽譜を完璧に演奏するスキルが必要です。
そのほかフリーランスで活動する際は、営業力など演奏スキル以外も重要なポイント。
記事を参考にして、スタジオミュージシャンとして活躍するためのスキルを磨きましょう!