有名バンドオーディション5選! 3つのヒントを押さえて通過を目指そう

「バンドオーディションにはどのようなものがある?」
「オーディションを通過するコツを知りたい!」

バンド活動を行っていると、自分たちの実力を知りたいと考えるのは当然です。

実力を確認したり、デビューを目指したりするには、バンドオーディションを受けることが必須です。

本記事では、有名なバンドオーディションとその概要について紹介します。

バンドオーディションを通過するヒントを頭に入れて、ぜひバンド活動を通じて夢を掴んでくださいね!

1.有名バンドオーディション5選

バンドオーディションには様々な種類があります。

代表的なものは、デモテープ(音源)審査、または、ライブオーディションを取り入れたコンテスト形式のオーディションです。

ライブオーディションでは観客からの投票や審査員によるジャッジの勝ち抜き戦を用いる場合が多いです。

どのオーディションでも優勝すると、報酬としてレコード会社との契約や特定のイベントへの出演権、デビューまでのサポートや賞金などが約束されています。

有名なバンドオーディションは以下の通りです。

順に紹介します。

(1)出れんの!?サマソニ!?


出れんの!?サマソニ!?は、SUMMER SONIC主催の一般応募によるオーディションです。

大型音楽フェス「SUMMER SONIC 」への出演権をかけた登竜門として、2009年から開催が始まりました。

2019年には応募総数3900組から10組のファイナリストが選ばれました。

それ以前には神聖かまってちゃん、ソノダバンド、つるうちはな、WHITE ASH、Co shu Nie、ヤバイTシャツ屋さん、ЯeaL、Seven Billion Dots、秋山黄色らを輩出しています。

(2)ROOKIE A GO-GO(ルーキーアゴーゴー)

ROOKIE A GO-GOは、フジロックフェスティバルが主催するオーディションです。

勝ち抜いたバンドは、フジロックの「ROOKIE A GO-GOステージ」へ出演を果たすことができます。

毎年たくさんの応募がありますが、勝者のうち1枠はフジロックの開催地である新潟県在住アーティストへの出演枠「新潟からフジロックへ」が用意されています。

2018年を例にとると、応募総数1350バンドの中から15組がステージ出演の切符を手に入れました。

過去にはバンド時代の星野源をはじめ、My Hair is Bad、Suchmos、Yogee New Waves、SIX LOUNGE、King Gnuなどが輩出されています。

(3)Emergenza Music Festival(エマージェンザ・ミュージック・フェスティバル)

Emergenza Music Festivalは、世界36か国で行われている世界最大級のインディーズコンテストです。

エマージェンザを経てメジャーデビューしたバンドも数多く、今では世界への登竜門的な音楽イベントとなっています。

各バンドの演奏持ち時間は転換込で30分で、オリジナル曲を演奏するバンドスタイルであれば、ジャンル・国籍・年齢・性別は不問で出演することができます。

国ごとで決定される最優秀バンドはドイツ、タウバタールで行われる国際決勝大会へ出場でき、国際決勝大会で優勝すれば、3週間のヨーロッパ・ツアーへの参加など特典も魅力的です。

(4)eo Music Try(イオ・ミュージック・トライ)

eo Music Tryは、オプテージ主催の関西の音楽オーディションです。

応募条件は関西2府4県で活動していることで、ジャンル・グループ・個人・国籍は不問です。

一次審査において約40組に絞られ、そこからインターネット投票を経ての最終ライブによりグランプリが決定します。

グランプリ受賞者には現金100万円と世界118カ国のiTunes Storeでの配信デビューが、準グランプリ受賞者には活動援助金現金20万円が贈られます。

これまでにKANA-BOON、感覚ピエロ、ココロオークション、シナリオアート、ナードマグネット、パノラマパナマタウン、ハンブレッダーズ、ヤバイTシャツ屋らを輩出しました。

(5)未確認フェスティバル

未確認フェスティバルは、10代アーティストのみによるロック・フェスティバルです。

ラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」、企業共同型プロジェクト「Eggsプロジェクト」が主催しています。

全国各地で活動する10代のアーティストがオーディションで選出され、優勝者には賞金100万円が与えられるほか、タワーレコードからCDを全国リリースできます。

審査員は蔦谷好位置らが務め、ステージで最も多くの評価・投票を集めたファイナリストが優勝者となります。

2019年の応募総数は3,101組、ファイナリストには東京のカモシタサラ、玉名ラーメン、Bamboo、MINOR THIRD、北海道のSULLIVAN’s FUN CLUB、長野のあるくとーーふ、山梨のヒライス、新潟の伊津創汰の8組が名を連ねました。

2.バンドオーディションに通過する3つのヒント

大きなオーディションにはたくさんの応募があり、予選通過はとても難しいものです。

初めのうちは、1次審査で落ちてしまうことも多いかもしれませんが、夢を叶えるためには諦めずに挑戦し続けましょう。

バンドオーディションに通過するヒントは以下の3つです。

順に解説を行ないます。

(1)書類審査は差別化がポイント

オーディションに通過するための1つ目のヒントは、書類審査において差別化を図ることです。

「音楽が好き」という自己PRは審査員は聞き飽きています。

というのも、オーディション参加者が歌や演奏が得意、また、バンド活動が好きだからというのは当然のことだからです。

そこで、自分たちにはそのほかにどのような魅力があるのかを具体的にアピールしましょう。

この場合求められる魅力とは以下のようなことを指します。

バンドのアピールポイント
  • 表現力はどうか
  • 今までの実績はどうか
  • 今後の伸びしろはどれくらいあるか

もし秀でたスキルや魅力を持っていない場合には、「どのような目標をもってバンド活動を行い、今どのような努力をしているのか」など現状での魅力を最大限アピールしてください。

数多くの参加者がいる中、そして短い審査時間の中で「気になる存在」として良い意味でのインパクトを残すことができればぐっと有利になるでしょう。

(2)合否は選曲次第を念頭に

オーディションに通過するための2つ目のヒントは、曲選びです。

バンドオーディションでは、選曲次第で合否が分かれることも珍しくありません。

流行りの曲や名曲を選べば良いというわけではなく、自分たちの強みを生かせる曲で、いかに審査員の目に留まるかが大事です。

コピー曲を選択するなら、本物に寄せようとするのではなく、自身の声や演奏で表現しましょう。

なぜならレコード会社やプロダクションは「新しくヒットする人材」を探していて、既にいるバンドに似ているということよりも個性を知りたいと思っているからです。

審査員の印象に残るように、他のオーディション参加者と差がつくポイントをアピールするようにしてください。

以下の記事ではバンド初心者のための記事選びのポイントについて解説を行っています。

(3)web投票はファンの数で決まる

オーディションに通過するための2つ目のヒントは、web投票に備えファンを増やしておくことです。

近年ではWEB投票型のオーディションが増えています。

主催者にとってはオーディションの盛り上がりの演出ができることがメリットで、参加者にとっても自分たちの音楽がどのくらいの人に支持されているかが数字でわかります。

しかしWEB投票型のオーディションでは、実績を持ちネームバリューのあるバンドが有利です。

投票数を増やすには、周りの友人や知人に協力を要請することが求められます。

投票は殆どの場合ワンクリックなので、ライブに来てもらうよりも投票を呼びかけるほうがハードルが低いです。

WEB投票型のオーディションを受けるなら、自分たちの宣伝の頑張りが数字に反映されるため、ファンを増やすことを日頃から意識しておきましょう。

まとめ

この記事では、有名なバンドオーディションとその概要について紹介しました。

バンドオーディションを受けることで、実力を確認したり、デビューの切符を手にしたりすることができます。

バンドオーディションを通過するヒントを頭に入れて、ぜひ大きく羽ばたいてください!

バンドオーディションに通過することができたらインディーズやメジャーでデビューをする道に一歩近づくことができます。

以下記事ではメジャーデビューについて解説を行っているのでぜひ読んでみてください。

メジャーデビューに必要な4条件とは?デビューの方法を徹底解説!

2020.11.30

関連記事