アコギとエレキの大きな違い5つ!アコギとエレキのメリット・デメリットまとめ

「アコギとエレキで迷ってるんだけど、違いって何?」
「初心者はアコギとエレキ、どちらを買うべき?」

アコギとエレキは弦を弾いて音を出す点では同じですが、音を響かせる仕組みが全く違い、音色も異なります。

適当にアコギ・エレキどちらかを買うと「俺がやりたかった音楽はこれじゃない!」と思ってしまうかもしれません。

そこでこの記事では、アコギとエレキギターの違いとそれぞれのメリット・デメリット、そしてアコギとエレキに向いている人の特徴をまとめています。

最後まで読めばアコギとエレキの概要が理解でき、自分に向いているギターが見つかるでしょう!

1.アコギとエレキギターの違いとは?

アコギとエレキギターの違いについて解説します。

  1. ギター単体で音が出せるかどうか
  2. ギター単体で出せる生音の音量
  3. 弦の太さの違い
  4. 本体の重量
  5. 表現できる曲調・ジャンル

アコギはアコースティックギターの略称で、エレキギターはエレクトリックギターです。

どんな部分が違うのか1つずつ解説します。

(1)ギター単体で音が出せるかどうか

アコギとエレキギターの大きな違いはギター単体で音が出せるかどうかです。

アコースティックギターは、特殊な構造になっており、ギター単体で大きな音が出せます。

エレキはアンプに繋いで初めて音が出るため、単体で大きな音は出ません。

アコギとエレキはそもそもの構造が全く違います。

(2)ギター単体で出せる生音の音量

アコギとエレキの2つ目の違いは、ギター単体で出せる生音の音量です。

アコースティックギターは内部が空洞になっていて、音が響くため単体でも大きな音を出せます。

しかし、エレキはアンプに繋がないとほぼ音が出ないため、単体で大音量を出せない仕組みです。

ギター1本で大きな音で演奏したいかどうかによって、ギター選びが変わってきます。

(3)弦の太さの違い

アコギとエレキの3つ目の違いは、弦の太さの違いです。

アコースティックギターは、単体で音が出る仕組みであり弦が太めで硬いです。

エレキはアンプで音を拡張して響かせる仕組みとなっているため、弦は柔らかいものが多いでしょう。

アコギとエレキは弦の太さも構造上違います。

(4)本体の重量

アコギとエレキの4つ目の違いは、本体の重量です。

アコースティックギターは木製で内部が空洞になっているため、重量自体は軽いものが多いです。

しかし、エレキは電子機器のため重量はアコギよりも重め。

持ち運びにはアコギの方が便利なので、その点も考えてギターを選ぶと良いでしょう。

(5)表現できる曲調・ジャンル

アコギとエレキの5つ目の違いは、表現できる曲調・ジャンルです。

アコギはフォークソングや弾き語りなどに向いています。

エレキはロックやメタルなど、激しい曲調の演奏に向いている楽器です。

アコギとエレキは音が全く違うため、演奏に向いているジャンルも全く違います。

2.アコギとエレキそれぞれのメリットとデメリット

アコギとエレキそれぞれのメリットとデメリットを解説します。

  1. アコギのメリット・デメリット
  2. エレキのメリット・デメリット

どちらのギターを選ぶか迷っている方は、メリットとデメリットを比較して選ぶのもおすすめです。

それでは1つずつ説明していきます。

(1)アコギのメリット・デメリット

まずはアコギのメリットとデメリットについて解説します。

アコギのメリット
  • 一人で自由に演奏できる
  • コードを覚えやすい
  • 本体の重量が軽い

アコギは元々弾き語りなどに向いているので、1人でも楽曲が完成します。

またコードが覚えやすく、初心者の方におすすめです。

本体の重量自体も軽いため、持ち運びにも便利なのはメリットと言えます。

アコギのデメリット
  • ネックが太く弦が硬い
  • 音量調整ができない

ただしアコギはネックが太めで、弦が硬いため女性や手が小さい方は引きづらいことがあります。

弦を押さえる指が痛くなる人も多い点に注意してください。

またアコギは音量調整ができないため、集合住宅に住んでいる方や家族と同居の方は家で練習しづらいというデメリットがあります。

(2)エレキのメリット・デメリット

次にエレキのメリットとデメリットを解説します。

エレキのメリット
  • エフェクターでさまざまな音を楽しめる
  • ネックが細く弦が柔らかいので弾きやすい
  • 自宅で練習できる

エレキはエフェクターを使用して、幅広い音を楽しめるのがメリットです。

アコギのように1つ調子の音しか出せないわけではないので、幅広いジャンルに挑戦したい方向けでしょう。

またネックがアコギと比べて細くて弦が緩めなので、女性や手が小さい方は弾きやすいのがメリット。

アンプに繋がなければ音が出ないため家での練習にも向いています。

エレキのデメリット
  • バンドと演奏する必要がある
  • コード進行が難しい
  • 機材を揃えるのにお金がかかる

ただし、エレキはバンドと演奏しないと楽曲が完成しづらいのはデメリットです。

またコードが難しく弾きこなすのが大変な点は覚えておかなければなりません。

機材も複数あり、全て揃えるためにはある程度のお金がかかります。

3.アコギとエレキギターで迷ったらどちらを選ぶべき?

アコギとエレキで迷ったらどちらを選ぶべきでしょうか?そんな方のために、向いている人についてまとめました。

  1. アコギがおすすめなのはこんな人
  2. エレキギターがおすすめなのはこんな人

メリットとデメリットを踏まえた上で、自分に向いているギターを見つけてみましょう!

(1)アコギがおすすめなのはこんな人

アコギがおすすめなのはこんな人です。

アコギがおすすめな人
  • 弾き語りに挑戦したい人
  • バンドを組む予定がない
  • フォークソングや落ち着いた曲調が好き
  • 持ち歩いて街頭で歌いたい
  • なるべくコストを抑えたい

アコギは弾き語りや落ち着いた曲調に向いている音質なので、ジャンル的にフォークソングや弾き語り系が好きな方におすすめのギターです。

バンドを組む予定は特になく、1人で演奏していきたい人にも向いているでしょう。

また街でストリートシンガーとして歌ってみたいという方も、持ち歩くときに便利なのでアコギの方がおすすめです。

手が大きめの女性で、持ち運びして歌いたい方もアコギの方が軽いので力が要りません。

アコギは安いもので数千円から中古で購入でき、その他の機材も不要です。

そのため、なるべくギターにかけるコストを抑えたい人もアコギから始めるのがおすすめです。

(2)エレキギターがおすすめなのはこんな人

エレキギターがおすすめなのはこんな人です。

アコギがおすすめな人
  • 女性・手が小さい人
  • バンドを組んで演奏したい人
  • ロックやメタルなどを弾きたい人
  • 音作りにこだわりたい

エレキは弦が柔らかくネックが細いので、女性や手が小さい方に向いています。

比較的弾きやすく、音が出しやすいでしょう。

またバンドを組んで演奏したい方や、将来的にロックやメタルなどを演奏したい方はエレキ一択です。

憧れのギタリストと同じメーカーのギターを買うと、モチベーションも上がります。

激しい演奏や派手なプレイをしたいなら、エレキを選ぶべき。

エレキは好きなバンドの演奏をアンプを使って再現することもできるので、音作りにこだわりたい人にもおすすめです。

まとめ

アコギとエレキは似ていますが、音色や演奏に向いているジャンルが全く違います。

一番良いのは将来演奏したいジャンルに合わせてギターを選ぶことです。

アコースティックギターは弾き語りや歌を聴かせる系の音楽に、ロックやメタルが好きな方はエレキがおすすめ。

そのほか弦の太さや重量、価格などの要素を合わせて自分に合ったギターを選んでみてくださいね。

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