どのDTMアプリを選べばいい?3つの選び方とおすすめアプリ4選

「おすすめのDTMアプリはどれ?」
「DTMアプリを選定する際はどのような観点で選ぶのが良い?」

このように悩んでいませんか?

DTMアプリには、有料・無料それぞれに多くの種類があり、自分に適した難易度やジャンルのものを選ぶことが大切です。

今回の記事では、DTMの概要とDTMアプリの3つの選び方を紹介するとともに、実際におすすめのDTMアプリ4選も紹介します。

この記事を読んで、自分に適したDTMアプリを見つけ、ぜひ曲作りにチャレンジしてみてください!

1.DTMとは

DTMとは、Desk Top Musicを略した言葉で、パソコン・スマホ上で録音・編集・ミックスなどの音楽制作を行うことを意味します。

DTMが普及したことで、楽譜が読めない人や楽器の演奏ができない人でも気軽に曲作りを楽しめるようになったり、作曲者が編曲までトータルで楽曲制作を行えるようになりました。

ところで、DTMにはパソコンやスマホなどのデバイスと、そのデバイス上で動かす音楽制作ソフト(DAW)が必要です。

DAWの基本的情報については以下の記事でも詳しく述べていますので、参考にしてください。

DAWとは何?DAWでできる3つの機能とソフト選びの2つのコツ

2021.06.20

今回の記事ではDAWの中でも特にスマホ上で使用するDTMアプリについて次章以降で詳しく紹介していきます。

DTMアプリを使えば、場所や時間を問わず、良い曲がひらめいた瞬間にすぐに曲作りを進めることができます。

スマホを使って手軽に曲作りを始めてみたい方にも、スマホとパソコンを併用しながら本格的に楽曲制作を行いたい方にも是非一度は試していただきたいツールです。

このように、DTMはパソコン・スマホ上で音楽制作を行うことを意味し、DTMアプリを使えばいつでもどこでも手軽に曲作りを楽しむことが可能になります。

なお、DTMの概要についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

初心者必見!DTMを始める際の2つの機材と習得するための3ステップ

2021.05.20

2.DTMアプリの3つの選び方

音楽配信をする方法

DTMアプリにはさまざまな種類がありますが、以下の3つの観点に注目しながら自分に適したものを選ぶことが大切です。

価格
  • 有料・無料いずれのものもあり、有料のものは、機能の豊富さ・操作性・サポート体制に優れている
  • まず費用をかけず試してみたい場合は無料版がおすすめ
  • 本格的な曲作りにチャレンジしたい場合は有料版がおすすめ
操作性
  • パソコンに比べて画面が小さいため、タッチパネルで簡単に操作できることが重要
  • 初心者向けの直感的な操作で進められるものか、本格的な曲作りに対応した細かい作業ができるもののうち自分に適したものを選ぶ
対応OS
  • Android・iOSの対応状況を確認する
  • パソコンと併用したい場合は、スマホで作った曲をパソコン側に引き継いで作業を続けられるか確認する

このように、DTMアプリを選ぶ際には、価格・操作性・対応OSなどの観点から自分に適したものを選びましょう。

3.おすすめDTMアプリ4選

最後に、おすすめのDTMアプリを有料のものから2つ、無料のものから2つ以下の通り紹介します。

  1. 無料アプリ1:有料アプリに負けない豊富な機能「GarageBand」
  2. 無料アプリ2:2,000種類ものループ素材「Soundtrap Studio」
  3. 有料アプリ1:音質の良さと40個以上の音源「KORG Gadget2」
  4. 有料アプリ2:デザイン性と操作性に優れた「FL Studio Mobile」 

順番に説明します。

無料アプリ1:有料アプリに負けない豊富な機能「GarageBand」

GarageBandは、無料とは思えないほどの質の高い音源と豊富な機能を兼ね備えたApple社純正のDTMアプリです。

録音・打ち込み・編曲・書き出しなどといった音楽制作に必要な機能を全て網羅しています。

また、音量やエフェクトなどの調整をタップだけで直感的に操作することができるため、初心者にもおすすめです。

アプリ名GarageBand
価格無料
対応OSiOS14.0以上
URL‎「GarageBand」をApp Storeで (apple.com)

このように、GarageBandは有料アプリにも引けをとらない豊富な機能と直感的な操作性が特徴の、世界中で使用されているDTMアプリです。

無料アプリ2:2,000種類ものループ素材「Soundtrap Studio」

Soundtrap Studioは、2,000種類以上の豊富なループ素材を使って直感的な楽曲制作をできるDTMアプリです。

ループ素材はロック・ジャズ・ヒップホップ・クラシックなどさまざまなジャンルのものが用意されています。

また、スマホアプリにありがちな簡易的な操作だけでなくPCソフトのような操作性で本格的な編集ができ、そのままタブレットやPC版で作業を続けることも可能です。

アプリ名Soundtrap Studio
価格無料(アプリ内課金あり)
対応OSAndroid8.1以上、iOS9.0以上
URLSoundtrap Studio – Google Play のアプリ
‎「Soundtrap Studio」をApp Storeで (apple.com)

このように、Soundtrap Studioは豊富なループ素材を有し、スマホだけでも本格的な編集作業を行えるDTMアプリです。

有料アプリ1:音質の良さと40個以上の音源「KORG Gadget2」

Korg Gadget2は、音質の良さに定評のあるDTMアプリで、過去には「APP Store Best of 2014 今年のベスト」に選出されたこともあります。

小型シンセサイザーやドラムマシンなどの40個以上の音源を自由に組み合わせ、直観的に作曲を行うことが可能です。

また、iOS版のほかにMac版・プラグイン版(MAC/PC)・Nintendo Switchでも使用することができ、さまざまな場所でそれぞれに適したデバイスで曲作りを行うことができます。

アプリ名Korg Gadget2
価格4,900円(税込)
対応OSiOS11.0以上
URL‎「KORG Gadget 2」をApp Storeで (apple.com)

 このように、Korg Gadget2は40個以上の音源を組み合わせて質の高い本格的な楽曲制作ができる人気のDTMアプリです。

有料アプリ2:デザイン性と操作性に優れた「FL Studio Mobile」

FL Studio Mobileは、洗練されたデザインとタッチパネルにも対応した柔軟な操作性が魅力のDTMアプリです。

パソコン版ソフトとして人気の「FL Studio」のモバイル版として開発され、iPhoneだけでなくAndroidにも対応しています。

有償版の中では比較的安価に購入できる点も魅力です。

アプリ名FL Studio Mobile
価格Android版:$14.99(税込)、iOS版:1,720円(税込)
対応OSAndroid4.1以上、iOS10.0以上
URLFL Studio Mobile – Google Play のアプリ
‎FL Studio Mobile on the App Store (apple.com)

このように、FL Studio Mobileはデザインや操作性に優れていながらも比較的安価なDTMアプリです。

まとめ

今回の記事では、DTMの概要とDTMアプリの3つの選び方を紹介するとともに、実際におすすめのDTMアプリ4選も紹介しました。

DTMアプリには、有料・無料それぞれに多くの種類があり、自分に適した難易度やジャンルのものを選ぶことが大切です。

この記事を読んで、自分に適したDTMアプリを見つけ、ぜひ曲作りにチャレンジしてみましょう!

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