「曲作りをするときは何をしなければならないの?」
「曲を作るときに気を付けるべきポイントってあるの?」
楽曲制作に興味を持ってこれから曲を作りたいと思っている人の中には、実際に何をしなければならないのか分からない人も多いのではないでしょうか。
実は、曲作りでしなければならないことは決まっていて、いくつかのポイントを押さえるだけで初心者でも曲を作り上げることができるのです!
本記事では、曲作りでしなければならないことや曲作りのポイントを紹介します。
この記事を読めば、初めての人でもオリジナルの曲を作ることができますよ!
目次
1.曲作りでしなければならない4つのこと
曲作りで最低限しなければならないことを紹介します。
必ず行わなければならない作業は以下の4つです。
順に紹介するので、曲作りのイメージを頭に入れておきましょう。
(1)コード進行を作る
一般的に曲作りはコード進行から作ります。
コード進行の作り方は、異なるコードをつなげていくだけです。
コードには相性がありますが、知識がない状態でそこまで考えていると、いつまで経ってもコード進行は出来上がりません。
いくつかのコードを覚えて弾いているうちに、自然と流れが心地よいコード進行が分かるようになってきます。
そのため、初めのうちはきれいにコード進行を作ろうとするのではなく、とりあえず覚えたコードをつなぎ合わせてコード進行の形にしてみましょう。
なお、コードの組み合わせの検討が全くできない場合は、有名なコード進行を参考にするのもおすすめです。
以下の記事でコード進行の作り方を詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
(2)メロディーを作る
コード進行ができたらメロディーを作りましょう。
メロディー作りでは、コード進行を鳴らしながら実際にピアノやギターなどで音を出して相性がよい音を探していきます。
いくつかのパートに分けてメロディーを作ることがポイントです。
一音一音確かめながらメロディーを作り上げていくので、いきなり最初から最後まで作ろうとするとまとまりがなくなり、かえって完成が遅くなります。
メロディーはフッと思い浮かぶことがよくあるので、鼻歌でもよいので思いついたメロディーは録音して、後から振りかえられるようにしておきましょう。
なお、以下の記事でメロディーの作り方について詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
(3)編曲をする
メロディーを作ったら、編曲をして完成度を高めていきます。
編曲とは主旋律とは異なる部分を作り上げることで、たとえば、イントロやアウトロ、伴奏などを作ることです。
編曲では主に、ドラムやベースなどのリズムパートや、ギターやキーボードなどのリズムパート以外の譜面を作ります。
編集ソフトやアプリに音を打ち込み、各楽器音をミックスして一曲に仕上げるまでが編曲です。
初心者にとって最もハードルが高い工程なので、時間をかけてコツコツと進めていきましょう。
以下の記事で編曲のやり方を紹介しているので、あわせてご覧ください。
(4)歌詞をつける
最後は出来上がった曲に歌詞をつけましょう。
メロディーのリズムにあわせて違和感のない文字数を意識することがポイントです。
また、歌詞の内容に関しては、全体の歌詞のテーマを決めて、ストーリー仕立てにしましょう。
聴いている人に歌で何を伝えたいのか考えて、それが伝わるように5W1Hを設定するのが歌詞をつけるときの一般的な流れです。
どの歌詞を書けばよいか分からなくなったときは、When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)を考えてみましょう。
なお、以下の記事で作詞のコツを紹介しているので、行き詰ったときの参考にしてみてください。
2.曲作りの4つのポイント
初心者が意識しておくべき曲作りのポイントを紹介します。
今回紹介するコツは以下の4つです。
順に紹介するので、これらのポイントを意識して曲作りに挑戦してみましょう。
(1)3~5分を目処にする
一曲の長さは3~5分を目安にするとよいでしょう。
アーティストがリリースしている曲の9割以上がこの時間内に収まっています。
長くても5分程度が、聴いていても飽きないと感じる時間帯なのでしょう。
一曲にこだわり抜いて6分を超えた場合は特に問題ありませんが、曲のバランスを考慮すると長くても5分台で収めるのが無難です。
なお、歌と伴奏に分かれているので、伴奏を1分、歌を3分程度にしておくとちょうどよいバランスになります。
(2)曲のテーマを決める
曲のテーマを決めることが重要です。
聴いている人に何のメッセージを届けたいかによって、作る曲の雰囲気は変わります。
たとえば、落ち込んでいる人を励ます曲を作りたい場合は、リズミカルでメジャーコードが中心になっている明るい曲を作ることになるでしょう。
曲のテーマが決まれば、曲作りの方向性がある程度固まるので、曲作りがスムーズに進みますよ。
(3)楽器を使いながら作る
コード進行やメロディーを作るときは、楽器を使いながら行うことをおすすめします。
音楽を始めたばかりの人は、頭の中のイメージと実際の音にずれが生じることが多いです。
頭の中だけで曲を作って実際に音に出してみると、思っていたのと違う曲になっていることも多々あるので、作る工程から実際に音を確かめながら作った方が効率はよくなるでしょう。
(4)フックパートから作る
コード進行やメロディーは、フックパートから作ると曲作りがスムーズになります。
フックパートとは、思わず口ずさみたくなるような印象的なパートのことで、基本的にはサビが該当することが多いです。
フックパートさえ出来上がれば、フックパートに合わせて他のパートを調整していく形になります。
頭に残るパートを作ることは曲作りにおいて重要課題なので、まずはフックパートを集中して作りましょう。
まとめ
コード進行やメロディーを作って、編曲した後に歌詞をつけるのが曲作りの一般的な流れです。
編曲など大変な作業もありますが、曲が出来上がったときの達成感は計り知れないものがあります。
初心者はとにかく曲作りを楽しむことが重要なので、クオリティを気にせずに今回紹介したポイントを踏まえて一曲を作り上げてみましょう。