メロディーの作り方とは?初心者でも簡単に作曲できる3つのコツ

「メロディーってどうやって作ればいいの?」
「初心者でもできるようなメロディーを作るコツってあるの?」

音楽に興味を持ち始めた人の中には、メロディーを作ってみたいけど何から始めたらいいか分からないという人も多いのではないでしょうか。

メロディーを作るのは専門的な知識が必要と思われるかもしれませんが、実は要所を締めて学ぶことで誰でも簡単にメロディーを作れるようになるのです!

本記事では、メロディーを作るために必要な準備やメロディーの作り方、メロディーを作るときのコツを紹介します。

この記事を読めば、初心者でもオリジナルのメロディーを作れるようになりますよ!

1.メロディーを作るための4つの準備

メロディーを作るための4つの準備

メロディーを作るために必要な準備を紹介します。

メロディー作りに取り掛かる前に初心者がしておくべきことは以下の4つです。

  1. ダイアトニックスケールを理解する
  2. リズムのパターンを把握する
  3. メロディーの始まりのパターンを把握する
  4. コード進行を作る

順に紹介するので、スムーズにメロディーが作れるように事前に準備しておきましょう。

(1)ダイアトニックスケールを理解する

ダイアトニックスケールを理解する

メロディーを作る上で、ダイアトニックスケールは理解しておく必要があります。

ダイアトニックスケールとは、鍵盤上の12音のうち7つの音が規則的に並んで構成されたグループで、キーと呼ばれることが一般的です。

メロディーを作るためには、どの音をキー(主音)にするか決める必要があるので、どのようなダイアトニックスケールがあるのか頭に入れておきましょう。

なお、以下の記事でダイアトニックスケールについて詳しく解説しているので、ダイアトニックスケールのことをよく知らない人はあわせてご覧ください。

ダイアトニックスケールとは?初心者が覚えておくべき2つのパターン

2020.12.27

(2)リズムのパターンを把握する

リズムのパターンを把握する

リズムのパターンを把握することも重要です。

メロディーはリズムの連続で、音を伸ばしたりリズミカルに音を短く区切ったりしてメロディーを形成していきます。

「タタタ」と短く音を切ると疾走感が出てにぎやかな曲調になりますし、「ター」と長く音を使うとゆったりとした落ち着いた雰囲気の曲にすることが可能です。

バラードやラップなどジャンルの異なる音楽を聴いて、メロディーによってどのような曲の雰囲気になるのか頭に入れておきましょう。

(3)メロディーの始まりのパターンを把握する

メロディーの始まりのパターンを把握する

 メロディーの始まりのパターンを把握することもおすすめします。

メロディーの始まりのパターンは以下の3つです。

メロディーの始まりのパターン
  1. 伴奏が先に流れて、その後にメロディーが始まる
  2. 伴奏と同時にメロディーが始まる
  3. メロディーが先に流れて、その後に伴奏が始まる

それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

メロディーが始まるパターン特徴代表曲(サビ)
伴奏先、メロディー後伴奏に合わせて
スムーズに耳に入る
上を向いて歩こう
(坂本九)
伴奏、メロディー同時メロディーが
印象強く聞こえる
世界に一つだけの花
(SMAP)
伴奏後、メロディー先メロディーに
勢いがつく
TSUNAMI
(サザンオールスターズ)

特にサビは曲の重要なパートなので、どのようにサビのメロディーを始めるのか決めるときの参考にしてください。

(4)コード進行を作る

コード進行を作る

メロディーのベースとなるコード進行を作りましょう。

コード進行は、曲のテーマによってある程度パターンが決まっています。

ダイアトニックコード(ダイアトニックスケールの音で構成されたコード)をつかったり、定番のコード進行をアレンジしたりして、テーマに合わせてコード進行を作ってみましょう。

なお、以下の記事でコード進行の作り方について詳しく解説しているので、そちらの記事も参考にしてみてください。

コード進行の作り方4ステップ!初心者が押さえておくべき3つのコツ

2020.11.30

2.メロディーの作り方

メロディーの作り方

メロディーの作り方を紹介します。

メロディーの作り方
  1. コード進行を鳴らしながら、コードにしっくりくる音を見つける
  2. コードにしっくりくる音から、リズムを決める
  3. リズムを決めたら、一つ一つ音を当てはめながら、音の上下を決めていく

コードに合わせて音を始めることで、コード進行とずれが生じにくくなり安定感のあるメロディーにすることが可能です。

また、曲のテーマによってリズムは異なるため、音を決める前にリズムを決めることをおすすめします。

小刻みに音を当てはめるのか、1音でたっぷり表現するのかなど、先に決めておくとメロディーが作りやすくなるのです。

リズムが決まったら、音を合わせながらメロディーをつないでいきましょう。

なお、以下の記事でコード進行からメロディーをつけるまでの流れを紹介しているので、あわせてご覧ください。

初心者におすすめの作曲やり方とは?作曲前の4つの準備も紹介

2020.05.14

3.メロディーを作る3つのコツ

メロディーを作る3つのコツ

メロディーを作るコツを紹介します。

今回紹介するメロディー作りのコツは以下の3つです。

  1. サビから作る
  2. キーのスケールの音だけを使う
  3. メロディーの核を決めて繰り返す

順に紹介するので、これらのポイントを意識した上でメロディー作りに挑戦してみましょう!

(1)サビから作る

サビから作る

メロディーはサビから作るのが基本です。

一般的には、曲はAメロ、Bメロ、サビ、Cメロ、サビという構成になっています。

サビさえ先に作ってしまえば、後はサビに向かってAメロとBメロで盛り上がっていく流れになるので、メロディーが作りやすくなるでしょう。

サビに合わせてAメロとBメロを作れば曲のバランスがよくなるため、聴きやすくなりますよ!

(2)キーのスケールの音だけを使う

キーのスケールの音だけを使う

キーのスケールの音だけを使うことで、違和感のないメロディーになります。

コード進行を作る際にキーを決めているはずなので、そのスケールの構成音を中心に作ってみましょう。

スケールの構成音は7音なので、選択肢もある程度絞られることから、リズムに合わせて音を当てはめやすくなります。

ダイアトニックスケールの音だけでもクオリティの高い曲を作れるので、まずは7つの音を使ってメロディーを作ってみましょう。

(3)メロディーの核を決めて繰り返す

メロディーの核を決めて繰り返す

メロディーの核を決めて何度も繰り返すだけでも、立派な曲になります。

たとえば、「明日があるさ」のように、同じフレーズを何度も繰り返すだけでも曲を成立させることが可能です。

最初はクオリティよりもメロディーを作り上げることの方が重要なので、思いついたフレーズを音程を変えるなどして繰り返し使ってみましょう。

まとめ

メロディー作りは要所さえ押さえれば初心者でも簡単に行えます。

今回紹介したメロディー作りの前準備や、作り方、メロディーを作るコツを参考にしてオリジナルのメロディーを作ってみましょう。

ダイアトニックスケールやコード進行など音楽の知識がある程度必要ですが、メロディー作りは感覚でできる部分なので、クオリティは気にせずにメロディー作りを楽しんでみてください。

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