「気になるコード進行を検索するにはどうしたらいいの?」
「コード進行を検索するときに気をつけるポイントは何があるの?」
気になる楽曲のコード進行を知りたいけど、調べる方法が分からなくて困っている人は多いのではないでしょうか。
実は、全く音楽に精通していない人でも簡単に既存楽曲のコード進行を調べる方法があるのです!
本記事では、コード進行を検索する方法と検索して分析するときのポイントを紹介します。
この記事を読めば、いつでも知りたいコード進行を検索できるようになりますよ!
なお、コード進行のルールについて以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください!
目次
1.コード進行を検索する3つの方法
コード進行を検索する方法を紹介します。
今回紹介する方法は以下の3つです。
順に紹介するので、気になるコード進行があるときに実際に試してみてください!
(1)コード解析サイトを利用する
コード進行を検索する場合は、コード解析サイトを利用することをおすすめします。
コード解析サイトはたくさんありますが、その中でもchordifyがおすすめです。
chordifyはYouTubeにアップロードされている楽曲を読み込むだけで、自動でコード進行を解析してくれます。
YouTubeで楽曲を探す人は多いので、コード進行の検索に相性の良いサイトでしょう。
chordifyには無料版と有料版があるので、以下の特徴を比べて自分のニーズに合っている方を利用してみてください!
chordify | 特徴 |
---|---|
無料版 |
|
有料版 |
|
(2)アプリを利用する
スマホでコード進行を解析したい人は、アプリを利用するのも有効です。
コード進行を解析するアプリはたくさんあり、楽譜が作れたり自動演奏スキルがあったりするので、自分の目的に合わせて利用する必要があります。
コード進行を検索するためのアプリは、解析結果をコード表で表示してくれるものやデータとして活用できるものを選ぶと使い勝手が良いですよ!
なお、以下の記事でコード進行を検索するためにおすすめのアプリを紹介しているので、アプリの利用を検討している人はあわせてご覧ください!
(3)書籍で調べる
インターネットやアプリに頼るのが最も効率的ですが、書籍で調べることもできます。
インターネット上の情報は必ずしも正しいとは限らないので、信憑性が高いのは音楽に精通した人が著者の書籍です。
費用がかかるデメリットはありますが、インターネット上の情報よりも正確なコード進行を知ることができます。
実際に使用されているコード進行で定番のものはある程度記載されているので、定番のコード進行を調べたい人やデバイス機器に疎い人におすすめです!
なお、以下の記事でコード進行を調べることができる書籍を紹介しているので、あわせてご覧ください!
2.コード進行を分析するときの3つのポイント
コード進行を分析するときのポイントを紹介します。
今回紹介するポイントは以下の3つです。
順に紹介するので、これらのポイントを意識してコード進行を検索して分析しましょう!
なお、コード進行の種類について以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください!
(1)ダイアトニックコードを見つける
検索したコード進行を分析するときは、まずどのダイアトニックコードが使われているかを調べます。
ダイアトニックコードとは、キーを基準にして「ドレミファソラシ」と聴こえる7音のことです。
コード進行に使われているダイアトニックコードを特定することで、その楽曲のキーを判明することができます。
今回はメジャーコードをキーにしたダイアトニックコードを以下の表にまとめました。
キーコード | Ⅰ | Ⅱm | Ⅲm | Ⅳ | Ⅴ | Ⅵm | Ⅶm(♭5) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
C(ド) | C | Dm | Em | F | G | Am | Bm(♭5) |
D(レ) | D | Em | F♯m | G | A | Bm | C♯m(♭5) |
E(ミ) | E | F♯m | G♯m | A | B | C♯m | D♯m(♭5) |
F(ファ) | F | Gm | Am | B♭ | C | Dm | Em(♭5) |
G(ソ) | G | Am | Bm | C | D | Em | F♯m(♭5) |
A(ラ) | A | Bm | C♯m | D | E | F♯m | G♯m(♭5) |
B(シ) | B | C♯m | D♯m | E | F♯ | G♯m | A♯m(♭5) |
検索したコード進行の中に、どのダイアトニックコードが使われているのかチェックしましょう!
(2)キーを推定する
ダイアトニックコードをピックアップしたら、キーを推定します。
上記の表に記載されているダイアトニックコードが使われていれば、そのグループの1番目の音がキーです。
たとえば、「F♯m・G・Bm」の3音がコード進行に含まれていたとすれば、そのコード進行のキーはDと推定することができます。
中にはマイナーコードをキーにしている場合がありますが、その場合はダイアトニックコードが複雑になり、初心者がいきなり分析するのは困難です。
上記のダイアトニックコード表に当てはまらない場合は、その楽曲の分析を避けてメジャーコードがキーになっている楽曲の分析をしましょう。
(3)検索したコード進行を理論的に解釈する
キーを特定したら、コード進行を理論的に解釈します。
検索した状態ではコード進行は英字表記になっているので、応用して使用できるように度数表記(キーを基準に何番目かを示したもの)に書き換えるのです。
たとえば、「F→C→G→Am」というコード進行が検索で表示され、キーがCであることが判明したら、ダイアトニックコード表を参考に度数に変換すれば「Ⅳ→Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm」となります。
あとは、理論に合わせてキーごとにダイアトニックコードを当てはめると、キーに合わせて自由にコード進行を作ることが可能です!
状況に合わせてキーを変えたい場合は、コード進行の理論的な解釈が必須なので、コード進行を検索したら度数表記までできるようになっておきましょう!
まとめ
コード進行を検索する方法は大きく分けて3つあります。
一般的な方法はWebサイトやアプリの活用ですが、書籍でも検索可能です。
コード進行の知識を増やすことで、演奏スキルや作曲スキルが向上するので、クリエイター側になりたい人は、コード進行を検索したらコード進行の度数表記ができるように、今回紹介した3つのポイントを意識してコード進行の分析まで行いましょう!
なお、コード進行の覚え方について以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください!