「アニソンでよく使われるコード進行ってどんなものがあるの?」
「コード進行をアニソンっぽくするにはどうしたらいいの?」
コード進行を作成しようとしている人の中には、アニソンのようなコード進行にするにはどうしたらいいのか困っている人も多いのではないでしょうか。
実はコード進行をアニソンっぽくするコツが存在し、押さえて作成することでアニソンのようなコード進行にすることができるのです!
本記事では、アニソンの定番と言えるコード進行やコード進行をアニソンっぽくするコツを紹介します。
この記事を読めば、アニソンのような盛り上がるオリジナル楽曲を作成することができますよ!
なお、コード進行のルールについて以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください!
目次
1.アニソンで使われる定番のコード進行3選
アニソンで使われる定番のコード進行を紹介します。
今回紹介するコード進行は以下の3つです!
順に紹介するので、アニソンでどのようなコード進行が使われることが多いのか確認しましょう!
なお、以下で紹介するコード進行のキーはCです。
他にも以下の記事で定番のコード進行について紹介しているので、コード進行の知識を増やしたい場合はあわせてご覧ください!
(1)爽やか系のコード進行
爽やか系のコード進行を紹介します。
恋愛ものや友情ものなど青春をテーマにしたアニメでよく疲れるコード進行です。
爽やかで落ち着いた雰囲気の楽曲を作成したい人は、以下のコード進行を参考にしてみてください。
C→C7→F→Fm
ルート音(コードのベースとなる音)はCとFの2音だけですが、C7によって爽やかな印象を出すことができます。
イメージと違う場合は、「メジャーコード→セブンスコード→メジャーコード→マイナーコード」の順で色々なルート音で試してみてましょう!
(2)サビ冒頭におすすめのコード進行
サビ冒頭におすすめのコード進行を紹介します。
アニソンのサビは物語を盛り上げるための重要な要素になるので、サビでいかに期待感を抱かせるかがポイントです。
アニソンでは、サビの最初で以下のコード進行がよく使われています。
F→C
シンプルですが、F(Ⅳ)からC(Ⅰ)につなぐことでサビへの入りが締まるのでかっこいい曲にすることができます。
バトル系のアニソンのサビをイメージしている人は、試しに使ってみてください!
(3)可愛い系のコード進行
可愛い系のコード進行を紹介します。
女性キャラクターがメインの日常系のアニメでよく使われることが多いコード進行です。
可愛い楽曲を作りたい人は、以下のコード進行をおすすめします。
Em→Am→Dm→G
マイナーコードが多いのがこのコード進行の特徴です。
度数で表記すれば「Ⅲm→Ⅵm→Ⅱm→Ⅴ」となるので、見た目の割にはシンプルなコード進行と言えます。
思わず微笑んでしまうような楽しくなる楽曲を作りたい人は参考にしてみてください!
2.アニソンっぽいコード進行を作る3つのコツ
コード進行をアニソンっぽくするコツを紹介します。
押さえておくべきポイントは以下の3つです。
順に紹介するので、コード進行を作成するときの参考にしてください!
(1)コード進行にストーリー性を持たせる
アニソンの特徴の1つにストーリー仕立てになっている点が挙げられるので、コード進行にストーリー性を持たせることがポイントです。
ストーリー性を持たせるとは、1つの楽曲で物語が進むようにコードを大きく展開することをいい、ストーリー性があることでイントロやAメロ、Bメロ、サビで曲の雰囲気を変えることができます。
ストーリー性を持たせる例は以下の通りです。
- イントロ(前半):静かに入りゆっくりきれいな音で始まるパート
- イントロ(後半):徐々に激しく壮大な音でAメロにつなげるパート
- Aメロ:希望に満ち溢れたような明るいパート
- Bメロ:大きな壁にぶち当たり希望を打ち砕かれたような暗いパート
- サビ:絶望を乗り越え、希望の光を掴んだような開放的でノリの良いパート
1つの楽曲で何度も展開を行うのがアニソンなので、アニソンのようなコード進行にするにはつながりのある大きなコードの展開を入れることが重要です。
聴いていて飽きないようなストーリー性のあるコード進行を意識しましょう!
(2)参考にしたい曲を3曲集める
アニソンのコード進行を作るには、参考となる曲を3曲集めることをおすすめします。
1から作り上げるのは初心者にとってハードルが高いので、まずは既存のアニソンのコード進行を組み合わせて作るのが効率的です。
たとえば、以下のようにコード進行を組み合わせてみましょう。
- 楽曲A:イントロとアウトロのパート
- 楽曲B:AメロからBメロへとつながるパート
- 楽曲C:サビのパート
1つの楽曲のコード進行を全て参考にしてしまうと、メロディは異なっても同じ楽曲の印象になってしまうので、複数の楽曲のコード進行を組み合わせることをおすすめします。
ただし、楽曲によってキーが異なる場合があるので、必ずコード進行を組み合わせるときはキーの確認をしておきましょう!
(3)イントロ部分を短くする
イントロ部分を短くすることもアニソンのコード進行を作るポイントの1つです。
初心者はついイントロを長くしてしまいがちな傾向があるので、イントロをあえて短くすることを意識してみましょう。
リスナーはイントロの時間が30秒を過ぎてしまうと長いと印象を持ってしまう傾向があるので、イントロの時間の目安は10秒~20秒で、長くても30秒以内には抑える必要があります。
もしイントロが長くなるようであれば、Aメロの前にサビを入れて、あえてイントロを無くすことも効果的ですよ!
まとめ
コード進行の中には、アニソンでよく使われるものがあります。
アニソンは1つの楽曲のジャンルとして確立されており、アニソンならではの特徴があるのです。
今回紹介した定番のコード進行を使えば、初心者でもアニソンっぽいコード進行を作ることができるので、3つのコツを参考にしてコード進行を作ってみましょう!
なお、以下の記事でコード進行の作り方を紹介しているので、あわせてご覧ください!