「MIDIキーボードってどのように使うの?」
「MIDIキーボードにはどんな機能があるの?」
これからDAWソフトを使って作曲しようとしている人の中には、MiDIキーボードの使い方が分からずに困っている人も多いのではないでしょうか。
実は、MIDIキーボードの使い方はシンプルで、流れを抑えておけば誰でも簡単にMIDIキーボードを使って作曲できるようになるのです!
本記事では、MIDIキーボードの使い方やおすすめ機能、他に揃えておくと便利な機材を紹介します。
この記事を読めば、初心者でもMIDIキーボードを使って作曲できるようになりますよ!
なお、以下の記事で楽曲制作の流れを紹介しているので、あわせてご覧ください。
目次
1.MIDIキーボードの使い方4ステップ
MIDIキーボードの使い方を紹介します。
主な流れは以下の4ステップです。
順に紹介するので、流れに沿ってmidiキーボードを使ってみましょう!
(1)MIDIキーボードをパソコンに接続する
MIDIキーボードを使うには、まずパソコンに接続しましょう。
USBケーブルで直接パソコンに接続するものが一般的ですが、中には、MIDIドライバーといった専用のソフトが必要な場合があります。
付属されているディスクやインターネット上からインストールできるので、説明書に従ってパソコンにつないでください。
(2)DAWソフトを起動する
MIDIキーボードをパソコンと接続したら、DAWソフトを起動します。
DAWとはDigital Audio Workstationの略語で、デジタル上で音声の録音や編集などの作曲作業ができるシステムのことです。
プロも楽曲制作では使用しており、MIDIキーボードを使うことによって、簡単に音の打ち込みができるようになっています。
DAWソフトには無数のソフトが存在しているので、まずは無料のソフトを使いましょう。
MIDIキーボードにDAWソフトが付属していれば、そのソフトを利用することをおすすめします。
DAWソフトの扱いに慣れてきたら、機能性が充実した有料ソフトを使って、作曲の幅を広げましょう。
なお、以下の記事でDAWについて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
(3)トラックを作成する
DAWソフトを使ってトラックを作成します。
トラックとは音源を立ち上げるためのスペースのことで、MIDIキーボードを使うには、インストゥルメント・トラックを作らなければなりません。
トラックを作成することで、MIDIキーボードの電子信号を変換して、電子データとして保存することができます。
インストゥルメント・トラックでは、音(ノート)の入力や削除、高さ(ピッチ)、長さ(デュレーション、強さ・ベロシティ)などを自由に修正することが可能です。
DAWソフト内で数回クリックするだけでトラックを作成できるので、MIDIキーボードを使う準備をしましょう!
(4)トラックを選択して作曲を始める
トラックを作成したら、トラックを選択してMIDIキーボードで音を打ち込んでいきましょう。
トラックを選択しなければ、MIDIキーボードを叩いても音はなりません。
音を打ち込む際は、ピアノロールというエディターを使うのが一般的で、MIDIキーボードの鍵盤とリンクするので、譜面が見やすくなります。
鍵盤を押して音が出るようになったら、作曲を進めましょう!
2.midiキーボードのおすすめの2つの機能
midiキーボードのおすすめの機能を紹介します。
押さえておくべき機能は以下の2つです。
順に紹介するので、この2つの機能を使ってみてください!
(1)ピッチベンド機能
ピッチベンド機能とは、音程を滑らかに修正できる機能のことです。
実際にMIDIキーボードを使って弾いた音の高さを自由に変えられるので、録音をし直す手間を省けます。
たとえば、音が徐々に高くなるメロディの部分を、聴きやすくするために音の上がりを滑らかにすることが可能です。
作曲作業をスムーズにするためには必須の機能なので、音の流れをマイルドにしたいときに使ってみてください!
(2)モジュレーションホイール機能
モジュレーションホイール機能とは、音の周波数を変えられる機能のことです。
この機能を使うことで、ビブラートや音量など連続的な変化を加えることができます。
特に、感情の表現を強くしたいときなど、アレンジするときに効果的です。
曲にちょっとしたインパクトを加えたいときなどに使っていきましょう!
3.midiキーボードと一緒に揃えておきたいアイテム3選
midiキーボードを使うときに、一緒に揃えておくと便利な機材を紹介します。
今回紹介するアイテムは以下の3つです。
順に紹介するので、予算に合わせて一緒に揃えておきましょう!
なお、以下の記事で機材を選ぶコツを紹介しているので、あわせてご覧ください。
(1)オーディオインターフェース
オーディオインターフェースは、MIDIキーボードを使う上で必須といえる機器です。
MIDIキーボードを直接パソコンにつないで録音することもできるのですが、その場合音質が悪くなってしまい、実際に聴いた音と録音した音にズレが生じてしまいます。
パソコンとMIDIキーボードの間にオーディオインターフェースを介すことで、音質をそのまま録音することができ、曲のクオリティを維持することが可能です。
1万円代で購入できるものもあるので、MIDIキーボードを使う前に一緒に揃えておきましょう!
(2)モニターヘッドホン
モニターヘッドホンも用意しておくことをおすすめします。
理想に近い曲を作るためには、正確な音を聴き取ることが重要です。
実際に作った曲がイメージに近い出来だったとしても、ノイズが混ざった状態で音を聴くと、変える必要のない音までいじってしまう可能性があります。
モニターヘッドホンを使うことで、録音した音質をそのままの状態で確認することができるため、低価格帯のものでもよいので揃えておきましょう!
(3)モニタースピーカー
モニタースピーカーは、スピーカーから音の聴こえ方を確認するために必要です。
リスナーの中には、ヘッドホンやイヤホンではなく、スピーカーで聴く人もいます。
ヘッドホンやイヤホンはノイズが混ざりにくいので、録音した状態のままで聴いてもらえますが、スピーカーの場合は、外部的要因によって録音した状態とは異なって聴こえる可能性が高いです。
ヘッドホンやイヤホンでの聴こえ方だけでなく、スピーカーからはどのように聴こえるのかをチェックして、イメージと違う場合は音の高さや強さなどを微調整しましょう!
まとめ
DAWソフトを使って楽曲制作をするためにはMIDIキーボードは必須です。
MIDIキーボードの使い方はどれもほとんど同じですが、DAWソフトによってトラックの作成方法が異なるため、説明書などを確認して作業を進めましょう。
今回紹介した3つの機材も一緒に揃えて、自分のイメージに近い楽曲を制作してみてください!
なお、以下の記事で作曲のコツを紹介しているので、よろしければ参考にしてみてください。