「配信用のオーディオインターフェースを選ぶときのコツはあるの?」
「ライブ用におすすめのオーディオインターフェースは何なの?」
音楽活動を始めた人の中には、どんなオーディオインターフェースを配信用に使えばよいのか分からなくて困っている人も多いのではないでしょうか。
実は、配信用のオーディオインターフェースを選ぶときに着目するポイントがあるのです!
本記事では、配信用のオーディオインターフェースを選ぶコツとおすすめのアイテムを紹介します。
この記事を読んで、自分に合った配信用のオーディオインターフェースを選びましょう!
なお、以下の記事で路上ライブ用の機材を紹介しているので、路上ライブを検討している人はあわせてご覧ください!
目次
1.配信用のオーディオインターフェースを選ぶ4つのコツ
配信用のオーディオインターフェースを選ぶコツを紹介します。
押さえておくべきポイントは以下の4つです。
順に紹介するので、オーディオインターフェースを選ぶときに注目してみましょう!
(1)対応しているOSを確認する
オーディオインターフェースを選ぶときは、対応しているOSを確認します。
OS(Operating System)とは、コンピューターを動かすためのソフトウェアのことで、オーディオインターフェースの中には、OSが限定されているものがあります。
価格が3万円未満の初心者向けの配信用のオーディオインターフェースは、Windows、Macどちらも対応していることが多いですが、どちらかに限定されている場合もあるので、必ず確認しておきましょう。
また、スマホやタブレットの使用を検討している人は、Android、iOSに対応しているかもチェックしておく必要があります。
ただし、一般的にiOS対応と記載されているものが多く、Android対応と記載されているオーディオインターフェースはほとんどありません。
そのため、iPhoneユーザーは配信用のオーディオインターフェースを探すのに苦労はしないかもしれませんが、Androidユーザーはなかなか見つけられない可能性が高いです。
まれにAndroid対応と記載されていないオーディオインターフェースでもAndroidと接続できる場合がありますが、動作保証がないのでトラブル等が起きたときは自己責任になるため、Androidユーザーはパソコンを使用することをおすすめします。
商品のスペック欄を見れば簡単に見つけることができるので、一番に対応OSを確認しておきましょう!
(2)入出力数が配信に必要な分揃っているか確認する
入出力数が配信に必要な分揃っているか確認してください。
入出力とは音楽データを出し入れすることで、それぞれ以下のような役割があります。
- 入力(IN):マイクや楽器などの音をオーディオインターフェースに送る
- 出力(OUT):送られてきたデータ(マイクや楽器から送られてきた音)をオーディオインターフェースから音響装置に送る
たとえば、ギターを使って弾き語りをするときに、別々にスピーカーから音を発信したい場合は、2つの入力数と2つの出力数が必要になります。
入力数は使う楽器の数だけ必要ですが、出力数に関して1つでも音を出すことは可能です。
しかし、出力数が1つの場合、ボーカルとギター音がまとまって出力されてしまうので、個別に音を管理することができません。
ギター音だけボリュームを下げたり、ボーカルだけにエフェクトをかけたりすることが難しくなるので、入力数と出力数が同じオーディオインターフェースを使うことをおすすめします。
入出力数は2IN2OUTのように表記されているので、楽器を使いたい人は必ず数をチェックしておきましょう!
(3)ファンタム電源があるか確認する
ファンタム電源があるか確認しておくこともおすすめします。
ファンタム電源とは微弱な電流を流すための電源で、コンデンサーマイクやアクティブタイプのDI(ダイレクトボックス)を使用するときに必要です。
一般的には48Vに設定されていますが9Vや24Vの場合もあります。
コンデンサーマイクは感度が高いので、繊細な音までリスナーに届けたいという人はファンタム電源付きのオーディオインターフェースにしましょう!
なお、安価なダイナミックマイクを使う場合はファンタム電源は必要ありませんが、将来コンデンサーマイクを使う可能性がある人は、買い替えずに済むようにファンタム電源付きのオーディオインターフェースにすることをおすすめします。
(4)ループバック機能があるか確認する
ループバック機能があるか確認しておくことも重要です。
ループバック機能とは、ボーカルやギターなどのオーディオインターフェースに出力した音に、パソコンからエフェクトやBGMをズレることなく加える機能のことをいいます。
たとえば、パソコンのカラオケ音源に合わせてオーディオインターフェースを通して自分の歌をかぶせる場合、ループバック機能がなければ、リスナーの耳に届くときに多少の誤差が生まれてしまうのです。
マイクとギターなど他の音を一切使わない場合はループバック機能は必要ありませんが、配信のクオリティを上げるためにエフェクトをかけたいときや音源を増やしたいときはループバック機能を使う必要があります。
ライブ配信に慣れてくれば、さまざまな工夫をしたくなる可能性があるので、初めからループバック機能があるオーディオインターフェースを使っておきましょう!
2.初心者におすすめの配信用オーディオインターフェース3選
初心者におすすめの配信用のオーディオインターフェースをピックアップして紹介します。
今回紹介するオーディオインターフェースは以下の3つです。
順に紹介するので、機材選びのときの参考にしてください!
(1)【YAMAHA】AG03
YAMAHAのAG03は、初心者におすすめのオーディオインターフェースです。
ライブ配信用に設定されたオーディオインターフェースで、YouTubeなどのライブ配信や歌ってみた動画でよく使われています。
本体にエフェクトが搭載されており、スイッチを切り替えるだけなので簡単に操作できる仕組みです。
コストパフォーマンスが良いので、最初の1台におすすめですよ!
価格(税込) | 16,500円 |
対応OS | Windows/Mac |
入出力数 | 2IN(マイク端子は1個)2OUT |
ファンタム機能 | あり |
ループバック機能 | あり |
メーカーサイト商品ページ | 【YAMAHA】AG03 |
(2)【Steinberg】UR22C
SteinbergのUR22Cは、ボーカルとは別に楽器音をマイクで拾いたい人におすすめです。
マイク端子が2つついているので、エレキギターやキーボードにマイクを使うことができます。
価格も【YAMAHA】AG03と差がないので、マイクをフル活用したい人は使ってみてください!
価格(税込) | 17,820円 |
対応OS | Windows/Mac/iOS/iPadOS |
入出力数 | 2IN2OUT |
ファンタム機能 | あり |
ループバック機能 | あり |
メーカーサイト商品ページ | 【Steinberg】UR22C |
(3)【MOTU】M2
初心者の中でも機能性にこだわりたい人には、MOTUのM2がおすすめです。
数十万円クラスのオーディオインターフェースの性能になっており、パソコンを介したデータの送受信が速く、100種類以上のインストゥルメンツや数十のエフェクトが搭載されています。
初めの内は使いこなすのに苦労するかもしれませんが、本格的に配信活動をするのであれば、買い替える費用がもったいないので、MOTUのM2でデビューしてみてはいかがでしょうか!
価格(税込) | 23,980円 |
対応OS | Windows/Mac/iOS |
入出力数 | 2IN2OUT |
ファンタム機能 | あり |
ループバック機能 | あり |
メーカーサイト商品ページ | 【MOTU】M2 |
まとめ
ライブ配信を行うのであれば、専用のオーディオインターフェースを使うことをおすすめします。
全てのスペックを比べるとどれを使えばよいのか迷うので、いくつかポイントを絞って選びましょう。
今回紹介した3つのオーディオインターフェースは初心者におすすめなので、購入するときの参考にしてみてください!
なお、以下の記事で路上ライブのやり方を紹介しているので、路上ライブで配信をしようとしている人はあわせてご覧ください!