「耳コピの練習に向いている曲ってあるの?」
「耳コピの練習曲はどうやって選べばいいの?」
耳コピスキルを向上させるために、どのような曲で練習すればよいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
基本的には自分の好きな曲で練習するのがよいのですが、実は耳コピを練習するのに適した曲があるのです!
本記事では、耳コピの練習に向いている曲の特徴や耳コピの練習のコツを紹介します。
この記事を読んで、自分に合った練習曲を見つけて耳コピスキルを向上させましょう!
なお、耳コピのメリットややり方について以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
目次
1.耳コピ練習に向いている曲の4つの特徴
耳コピの練習に適した曲の特徴を紹介します。
今回紹介する曲の特徴は以下の4つです。
順に紹介するので、練習曲選びの参考にしてください。
(1)楽器構成が少ない
耳コピにおいてまず聴くことに慣れる必要があるので、使用楽器が少ない曲を選びましょう。
楽器構成が少なければ、楽器ごとのメロディがシンプルになりやすく分かりやすいので、1つの楽器に集中して音を拾うことができます。
初めの内はギターやピアノにベースやドラムを加えた構成の曲を聴くと、音を聴く練習をすることが可能です。
楽器構成が少ない楽曲はたくさんありますが、たとえば、back numberの「ヒロイン」は、シンプルなメロディで聴き取りやすいでしょう。
自分の好きなアーティストの中で、楽器構成が少ない曲を探してみてください!
(2)テンポがゆっくり
音をしっかり聴き取るためには、テンポがゆっくりの曲がおすすめです。
テンポが速くコードの展開が激しい曲ほど、音が複雑で初心者が聴き取るのにハードルが高いといえます。
バラード調の曲やピアノやギターを用いたアコースティックな曲が比較的テンポがゆっくりしているので、初心者に易しい曲です。
例を出すと、スピッツの「チェリー」はまさに初心者にぴったりの曲といえます。
ギターの練習曲としても有名で、耳コピの練習にもおすすめです。
他にもテンポがゆっくりな曲はどのアーティストの楽曲にもあるので、自分の好きなアーティストの中から選びましょう!
(3)エフェクトがかかっていない
エフェクトがかかっていない曲の方が音が聴き取りやすいです。
エフェクターを使えば、楽器音に歪みなどの音響効果を加えることができ、重厚感をもたらすことができます。
しかし、音響効果がかかっていると正確な音名やコードの特定が難しいので、耳コピの練習には不向きです。
たとえば、ビートルズの「Let It Be」はシンプルな楽器音で、初心者でも聴き取りやすいでしょう。
エフェクトがかかっている曲が好みの人は、耳コピの練習のときは我慢して、エフェクトがかかっていないシンプルな楽器音の曲を選んでみてください!
(4)ボーカルが入っていない
耳コピの基本は使用楽器の音名やコードを特定することなので、ボーカルが入っていない曲の方が耳コピの練習に適しています。
ボーカルが入っていない曲のことをインストゥルメンタルといい、楽器のみで構成されているのが大きな特徴です。
インストゥルメンタルで有名な曲といえば、ハリーポッターでおなじみの「Hedwig’s Theme」や葉加瀬太郎さんが作曲した「情熱大陸」などが挙げられます。
インストゥルメンタルは私生活で意外と耳にすることが多いので、ふと頭に思い浮かんだ曲で耳コピの練習をしてみましょう!
2.耳コピの練習の4つのコツ
耳コピの練習のコツを紹介します。
押さえておくべき練習のコツは以下の4つです。
順に紹介するので、練習曲が決まったらこれらのコツを意識して練習しましょう!
以下の記事で具体的に耳コピのコツを紹介しているので、あわせてご覧ください。
(1)アプリでテンポを遅くする
耳コピを効率良くするために役立つ専用のアプリを使えば、曲のテンポを遅くすることができます。
曲のテンポが遅くなると、音の展開についていけるようになり、1つ1つの音を丁寧に聴き取ることが可能です。
耳コピ用のアプリには、他にもイコライザー機能という便利な機能があります。
イコライザー機能を使うことで、音源の周波数を変更することができ、通常では聴き取りづらい低音域や高音域の音まではっきり聴こえるようにすることができるのです。
他の楽器に音をかき消されやすいベース音やストリングス音(弦楽器の音)を聴き取るときに役立つ機能なので、積極的に耳コピ用のアプリを活用しましょう!
なお、以下の記事で耳コピ用のアプリを紹介しているので、あわせてご覧ください。
(2)細かくパートを区切る
耳コピの練習をするときは、聴き取り部分を細かく区切りましょう。
集中して音を拾うためには一度に全体を聴くのではなく、細かくパートを区切るのが基本です。
短い部分を集中的に聴くことによって、音の聴き漏れを防ぐことにもつながります。
実際に耳コピをするときの鉄則でもあるので、本番のように集中して音を拾う練習をしましょう!
(3)正しい音感を鍛える
効率良く耳コピの練習をするためには、正しい音感を身につけることが重要です。
耳コピをするためには、聴いて自分が思い浮かべた音と実際の音との感覚の差が小さいほど作業効率が高くなります。
曲を聴いて思い浮かべた音名と実際の音名が離れすぎてしまうと耳コピができないので、まずは自分の音感と実音との差を埋めるトレーニングをしましょう。
絶対音感を持っていなくても正しい音感を身につけることは可能です。
曲を聴いては音をイメージし、実音と聴き比べるなどして音感を地道に鍛えましょう!
(4)楽器の演奏スキルを高める
楽器が弾けるようになると、効率良く音を確認することができます。
曲を聴いて音を拾い音名やコードを推測した後、楽器を演奏して確かめるのが耳コピの練習の大まかな流れです。
自分の思った音を自在に楽器で出せるようになっておけば、音を出すたびに音の出し方を調べる必要がなくなります。
また、音の出し方が分かっても正確に音を出せないこともあるので、楽器演奏スキルの有無は作業効率に大きな影響を与えるのです。
スペースを取らないギターや音を出しやすいピアノが初心者におすすめですが、自分の好きな楽器があれば、弾けるように練習しましょう!
まとめ
耳コピを練習するときにおすすめの曲は、楽器構成が少ないシンプルな曲やテンポが遅く音響効果がかかっていない楽器音で構成された曲です。
耳コピ用のアプリを用いたり音楽スキルを取得したりすることで、耳コピの練習効率を高めることができます。
今回紹介した4つのコツを参考に、自分の好きな曲で耳コピを練習しましょう!
なお、以下の記事で耳コピの練習方法について紹介しているので、あわせてご覧ください。