「邦楽ダンスミュージックで盛り上がりたい!」
「有名な邦楽ダンスミュージック曲について知りたい」
大勢で盛り上がりたいときに欠かせない音楽と言えば、邦楽ダンスミュージックですよね。
実は、邦楽ダンスミュージックと一口に言っても、パリピ系やおしゃれ系など様々なジャンルがあるのです!
今回は、邦楽ダンスミュージックの定義、一度は聞いておきたい代表曲について紹介します。
邦楽ダンスミュージックの定義は広く、また、幅広いジャンルの音楽に応用できるので、作曲に興味がある人は、本記事を読めば、邦楽ダンスミュージックからインスピレーションを得て、曲作りに+αのアレンジを加えることが出来るようになりますよ。
この機会に、定番曲からパリピ系、おしゃれ系まで、中毒性がある邦楽ダンスミュージックの魅力にどっぷりハマってみてはいかがでしょうか?
以下の記事では、洋楽ダンスミュージックについて紹介しているのでぜひご覧ください。
1. 邦楽ダンスミュージックの定義とその魅力について
邦楽ダンスミュージックとは、日本人が手掛けた、ダンスのBGMとして機能する音楽、または踊るための音楽を指します。
その認識で考えると、ダンス用の各ジャンルの音楽だけでなく、ヒップホップ、クラブで流れるEDM(Electronic Dance Music)など幅広い音楽を含みます。
そのため、単独の音楽ジャンルを指す概念ではなく、複数の音楽ジャンルを総合する概念とみなすことが多いです。
邦楽ダンスミュージックと聞けば、いわゆるクラブでDJ(ディスク・ジョッキー)がかける音楽スタイルを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
しかしながら、私たちは日常の様々な場面で、邦楽ダンスミュージックを耳にしているのです。
例えば、映画のBGM、テレビやラジオのCM、アパレルショップでかかっている有線、また、ニュース番組の挿入歌として流れることもあります。
また、ポップスやロックなど他の音楽ジャンルの曲にも、リズムや音色、曲の展開などに邦楽ダンスミュージックの影響が見られるものも多いです。
このように「ダンスはしないから馴染みがない」と考える人にとっても、実は、身近なジャンルの音楽だということが理解できるでしょう。
さらに、有名曲の耳慣れたメロディーが、アップテンポにRemixされ、邦楽ダンスミュージックとして生まれ変わることも珍しくありません。
邦楽ダンスミュージックでは、ジャンルにこだわって音楽を評価するのではなく、「音を楽しむ」ことこそが最大の醍醐味と言えるでしょう。
(1)通なら知っておきたい邦楽ダンスミュージックの歴史
ダンスミュージックの歴史を辿ってみると、古代ギリシアまで遡ります。
ヨーロッパのバロック時代を経て、1950年代にロックンロール、ロカビリー、1960年代後半に入るとソウルやR&Bなどが人気を集めました。
1970年代半ばから1970年代後半にかけてはディスコブームが普及し、その後、ハウス、テクノ、ユーロビート、ドラムンベース、2ステップなど、様々な派生ジャンルが誕生しました。
日本でダンスミュージックが人気を博したのは1990年代以降のことで、小室哲哉のプロデュースによるTRF、安室奈美恵などがブームのきっかけを作りました。
2000年代になると、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)が台頭、2010年代以降はダブステップやエレクトロ・ハウスが流行し、現在までその人気は続いています。
2. 【2020年最新版】邦楽ダンスミュージックおすすめ6曲
邦楽ダンスミュージックのおすすめ6曲を紹介します。
- like that!! pt.2 feat.さなり / lol -エルオーエル-
- Fly with me / millennium parade × ghost in the shell: SAC_2045
- ウマーベラス / MONKEY MAJIK × サンドウィッチマン
- Show Time / E-girls
- Pretender / Official髭男dism
- TOKYO GIRL / Perfume
邦楽ダンスミュージックのあふれる魅力を、ぜひ体を揺らしながら堪能してください!
(1)like that!! pt.2 feat.さなり / lol -エルオーエル-
lol-エルオーエル-は、男女混成ダンス&ヴォーカル&DJグループです。
メンバーは佐藤友祐、小見山直人、hibiki、honoka、moca、DJ KOOで、全員がダンスとヴォーカルを担当できるスキルの高さに定評があるユニットです。
アーティストのさなりを迎えて、2019年10月30日にリリースされた「like that!! pt.2」は甘く切ないラブソングで、邦楽ダンスミュージックの代表曲にふさわしい1曲です。
前年にリリースされた同楽曲のミュージックビデオには、Popteenモデル、ふみめる(高橋文哉・生見愛瑠)、みうきい(鈴木美羽・きいた)、なちょころりん(徳本夏恵&那須泰斗)の3カップルが出演し、「床ドン」「壁ドン」など胸キュンシーンも話題になりました。
甘酸っぱい恋の世界にひたれる曲なので、夜のドライブデートや恋人との甘い時間のBGMにおすすめです。
lol-エルオーエル-にはこのほかにも「trigger」や「blaaaw」といった有名なダンスミュージック曲があります。
(2)Fly with me / millennium parade × ghost in the shell: SAC_2045
millennium paradeは、King Gnuとして活躍する、常田大希が率いるユニットです。
気鋭のクリエイティブ集団として大きな注目を集めながらも、活動期間が僅かしかなく、謎の多い集団として知られています。
2020年5月13日に発売された「Fly with me」は、『攻殻機動隊 SAC_2045』のオープニングテーマ曲に採用されています。
ビートに男女のボーカルが重なり合いながらビルドアップされていく展開で、”最強のパリピ曲”とも言われています。
EDM曲が好きなら、体の芯までズンズンと響くほどの重低音が気持ちを盛り上げてくれることでしょう。
このほかmillennium paradeの人気曲には、「lost and found」や「Stay!!!」などがあります。
(3)ウマーベラス / MONKEY MAJIK × サンドウィッチマン
「ウマーベラス」は、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」と、4人組ロックバンド「MONKEY MAJIK」の両名義で、2018年8月31日にbinyl recordsからリリースされた楽曲です。
サンドウィッチマンの冠番組であるTBC東北放送の「サンドのぼんやり~ぬTV」のオープニング曲として制作された曲を再構成したものです。
シングルの配信開始と同時にYouTubeでミュージックビデオが公開され、10日間で100万再生を突破し、その後1000万再生を突破しました。
ミュージックビデオで披露するダンスは、子供にもできるゆるい振り付けでありながら、謎の中毒性があります。
ダンスを覚えて、ぜひ家族やお友達と一緒になってノリノリで踊ってみてください!
(4)Show Time / E-girls
E-girls(イーガールズ)は、先輩グループEXILEの頭文字を冠するガールズダンス&ボーカルグループです。
2011年にLDH所属の3グループ(Dream、Happiness、Flower)のメンバーを中心に結成され、「Celebration!」でデビューを果たしました。
「Show Time」は、2018年5月23日にリリースされたアルバム『E.G.11』に収録されたリード曲です。
E-girls史上最も激しいキレキレのダンスと称され、MTV VMAJ 2018「最優秀振付け賞」を受賞しました。
ミュージックビデオも、ラテン、ヒップホップやEDMなど、様々なジャンルが混じった曲調に圧巻のパフォーマンスでファンを魅了しました。
グループ再編の紆余曲折を経て、現在では歌もダンスも本格派のグループとして人気を博しています。
スピード感溢れるサウンドが魅力の「Show Time」でダンスパーティを始めましょう!
E-girlsにはこのほかにも「別世界」や「Follow Me」といった有名なダンスミュージック曲があります。
(5)Pretender / Official髭男dism
JPOPバンドの最前線に君臨しているヒゲダンこと、Official髭男 dism。
「新しい音楽をインプットしながらも、自分たちの本質はしっかり守る」というバンドのスタンスが共感を呼んで、ヒゲダンの楽曲は多くの人を惹きつけています。
なかでも「Pretender」は映画『コンフィデンスマン JP』の主題歌として書き下ろした楽曲で、映画の公開と併せて大きな話題を集めました。
Apple MusicではリアルタイムランキングJ-POP部門1位、iTunesではトップソングランキングJ-POP部門1位、総合3位を獲得するなど各種音楽チャートも独占しました。
Pretenderを聴いて、Official髭男 dismが紡ぐ新世代のサウンドと、ストーリー性のある歌詞を思う存分堪能してください!
このほかにも、Official髭男 dismは「ノーダウト」や「宿命」といったダンスミュージック曲をリリースしています。
(6)TOKYO GIRL / Perfume
2005年にメジャーデビューを果たし、独特な楽曲や世界観を発信し続けている3人組ユニット「Perfume(パフューム)」。
テクノポップを中心にした数々のダンスミュージックの名曲を残しており、現在では男女問わず幅広い層から絶大な人気を誇っています。
「TOKYO GIRL」は、東京で夢を見る少女のストーリーが綴られた、近代的な雰囲気が満ちあふれている作品で、キャッチーなメロディーが印象的です。
本人たちによる振り付け動画もYouTubeで公開されているので、家族や友達とトライしてみてはいかがでしょうか?
このほかにもPerfumeには「FLASH」や「レーザービーム」といったダンスミュージックの人気曲があります。
まとめ
邦楽ダンスミュージックはクラブやパーティーを中心に展開することが多いですが、非常にキャッチーな音楽であるため、知らず知らずの間に耳にしたことがあるはずです。
邦楽ダンスミュージックの定義や歴史、さらに魅力を理解し、今後の作曲活動に役立ててください。
なお、以下の記事で作曲のやり方や注意点についてまとめているので、作曲に挑戦してみたいという人は参考にしてみてください。