「作曲ってどう始めるの?」
「自分に合った作曲の始め方が知りたい」
このように、作曲の始め方について知りたいという方は多いでしょう。
実は作曲には様々な始め方があり、その中には音楽初心者の方でもチャレンジできる方法が存在するのです。
今回は音楽初心者の方でも始めやすい作曲の方法と、作曲を始めるにあたり最低限覚えておきたい音楽知識を紹介します。
この記事を読んで簡単な作曲方法について理解し、作曲を通じて音楽を楽しみましょう。
目次
1.作曲とは
作曲とは、曲においてメロディとなる部分と主に伴奏の土台となるコード進行の作成を行う工程です。
どんな楽器をどのようなタイミングで、どんな音を組み込むか考えるのは主に編曲という工程で行います。
メロディとコード進行の作成は最低限の音楽知識を知っていれば簡単に挑戦できるため、作曲は実は音楽初心者でも始めやすいのです。
準備するものは、あなたの行いたい作曲方法によって異なりますが、ピアノやキーボードといった鍵盤楽器があるとスムーズに作曲を進めやすいでしょう。
キーボードであれば比較的安い商品も多いので、初期投資として2~3万円程度の商品を購入してから作曲を始めるのもおすすめです。
作曲は楽器の演奏ができなかったり、詳しい音楽知識を持っていなくても始めることができるので、ぜひ最初の一歩を踏み出して音楽の世界に飛び込んでみましょう。
以下の記事でも作曲を始めるために必要な準備を音楽初心者の方に向けて紹介しているので、ぜひご覧ください。
2.3つの簡単な作曲の始め方
ここでは3つの簡単な作曲の始め方を紹介します。
以下の3つの方法を参考に作曲を始め、自分だけのオリジナルソングを生み出しましょう。
- 鼻歌でメロディを作る
- ピアノやキーボードを使った作曲
- アプリでループ音源を作る
順に紹介します。
(1)鼻歌でメロディを作る
1つ目の簡単な作曲の始め方は、鼻歌でメロディを作ることです。
楽器も知識も準備も必要もない一番簡単な作曲方法となっています。
鼻歌で作曲するなんて作曲と言えないだろうと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、メロディのみの作成も作曲の定義には当てはまりますし、実際にプロのアーティストが作った曲のフレーズも鼻歌から生まれることが少なくないのです。
ただの鼻歌を楽曲として発表できるかと言われたら難しいですが、実際にやってみると鼻歌でまとまったメロディを作るのもそう簡単ではありません。
短いフレーズでも良いので、準備の必要がない鼻歌を使って曲を作ることを習慣化していくと作曲のコツを掴むきっかけにもなりますよ。
(2)ピアノやキーボードを使った作曲
2つ目の簡単な作曲の始め方は、ピアノやキーボードを使った作曲です。
一番ベーシックな作曲方法で、初心者から上級者まで多くの人がこの方法で作曲を行います。
音楽初心者の方からするとピアノなんて弾けないしこの作曲方法は自分にはできないと思うかもしれません。
しかし、作曲する際にはピアニストのように弾けるほどのスキルは必要ないのです。
最低限のコードを覚えて簡単な伴奏を弾けるようになれば、音楽初心者でも鍵盤楽器を使った作曲ができるようになります。
左手で伴奏を弾きながら右手でメロディも弾けることができれば良いですが、いきなり両立するのは難しいので、最初は左手で弾いた伴奏を録音し、それを流しながら右手でメロディを作っていくと良いでしょう。
(3)アプリでループ音源を作る
3つ目の簡単な作曲の始め方は、アプリでループ音源を作ることです。
ループ音源とは一定の小節で同じ音が繰り返される曲のことです。
スマホのアプリには無料で曲を作ることができるアプリが多く存在します。
中でも音楽初心者の方におすすめのアプリは、ループ音源を作ることができるアプリです。
このようなループ音源を作れるアプリにはあらかじめ様々なドラム音やベース音、機械音などが複数収録されており、それらを上手に組み合わすだけで音楽初心者でも簡単に立派な曲を作ることができます。
何よりループ音源を作成することで、音楽がどのような音がどのように重なることで成り立っているのかを知り、新たな音楽の聴き方を学ぶことも可能です。
最初はループ音源の作成を通して、一つひとつの音が重なって音楽として成り立っていく過程を知ると、より音楽を楽しめるようになるでしょう。
以下の記事では、無料で作曲ができるアプリを紹介しているのでぜひご覧ください。
3.作曲を始める際に覚えておきたい2つの音楽知識
作曲を始める際に覚えておきたい2つの音楽知識を紹介します。
以下の2つを覚えておくと、音楽初心者でも簡単にまとまった曲を作れるようになるのでぜひ覚えておきましょう。
- キー(調)
- コード
順に紹介します。
(1)キー(調)
作曲を始める際に覚えておきたい1つ目の音楽知識は、キーです。
キーとは、一つの曲に対してどの音を使っているかを指す言葉です。
キーは複数存在しますが、まとまった曲を作るには原則一曲に一つのキーを決めて作曲する必要があります。
例えば「C」のキーを使って作曲しようと決めた際には、基本的に「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の7音を使ってメロディを作ることで調和の取れたメロディを作ることが可能です。
「C」キーを使って作曲すると決めたのにも関わらず、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」に加えて他の音を組み込んでしまうと、まとまりがなく聴いていて心地よい旋律を作ることが難しくなります。
上級者になると敢えてキーから外れた音を使って表現の幅を広げることもありますが、音楽初心者の場合はキーのルールを守って作曲するようにしましょう。
(2)コード
作曲を始める際に覚えておきたい2つ目の音楽知識は、コードです。
コードとは、原則3つ以上の音が重なった音の集合体のことを指します。
一つひとつのコードはそれぞれ、明るい響きから寂しくて悲しいような響き、オシャレな響きや不気味な響きなど、個々の特徴を持っているのです。
また、これらのコードを連続的に鳴らすと「コード進行」といういわゆる「伴奏」となり、曲の雰囲気や展開を決める役割を果たします。
コード進行を作るには一定のルールを守る必要があり、ただ無闇にコードを連続的に鳴らせば良いという訳ではありません。
しかし、実はコード進行の種類は意外にも少ないため、曲を作る際にはいくつかのコード進行の例を覚え、そのコード進行にオリジナルメロディを乗せるだけでオリジナルの曲を作ることができます。
音楽理論を学ばなくても、コードを構成している音とコードを鳴らす順番を覚えるだけで作曲できるようになるので、ぜひいくつかのコード進行を覚え、作曲を始めてみてください。
以下の記事では、キーとコード進行の関係性についてより詳しく紹介しているので作曲を始める前に一度ご覧ください。
まとめ
今回は作曲の始め方について紹介しました。
一見非常に難しく感じる作曲ですが、実は音楽初心者でも作曲にチャレンジすることができ、自分でオリジナルソングを作ることも不可能ではありません。
多少の準備と勉強は必要ですが、一度曲を作ることができれば、新たな音楽の楽しみ方に気づけるはずです。
鼻歌を使った簡単な作曲方法から、鍵盤楽器を使用した少し本格的な作曲方法など、自分に合った、または挑戦してみたい方法を見つけて作曲を始めてみてください。
作曲を通して更に音楽の奥深さを楽しみましょう。
以下の記事では作曲を簡単にするためのコツを紹介しているのでこちらもご覧ください。