「音楽業界の志望動機がうまく書けない!」
「音楽業界へ未経験から転職する場合、志望動機はどう書けば良いの?」
音楽業界への志望動機を書くときは、音楽が好きという情熱だけでなく、客観的にあなたのスキルや音楽業界を選んだ理由を伝える必要があります。
しかし、業界未経験者の方は特に転職の志望動機に何を書けば良いか混乱してしまいますよね。
この記事では、音楽業界の志望動機のテーマを5つ、志望動機を書くうえでの注意点、志望動機の例文を3つ紹介しています。
最後まで読めば、音楽業界の志望動機に書くべきことや書き方がわかり、採用側の心を打つ志望動機が書けるでしょう!
目次
1.音楽業界の志望動機のテーマ5選
音楽業界の志望動機に書くべきテーマを5つ紹介します。
- なぜその企業を選んだかを明確に書く
- エンタメ業界の中で音楽業界を選んだ理由を書く
- 前職の経験と志望企業の仕事内容を紐付けて書く
- 自分の経験や職歴で志望企業に貢献できることを書く
- 音楽業界の今後を踏まえた展望を書く
志望動機を書き始めたものの、全くペンが進まない方は参考にしてください。
1つずつ音楽業界の志望動機のテーマを説明します。
(1)なぜその企業を選んだかを明確に書く
音楽業界の志望動機には、その企業を選んだ理由を明確にしましょう。
よくある「音楽が好きです」などの熱意をアピールする志望動機では、その企業を選んだ理由が伝わりません。
「すぐに転職してしまうのでは」と採用側へ思わせる可能性があるため、その企業の理念への共感・取り組みへの賛同を含めて志望動機を書きましょう。
志望動機は音楽業界の中でなぜその企業でないとダメなのかを明記してください。
(2)エンタメ業界の中で音楽業界を選んだ理由を書く
エンタメ業界の中で、音楽業界を選んだ理由を書きましょう。
音楽業界で長く勤められる人は、音楽が好きで熱意がある人です。
ただ「好き」と書いても内容が伝わらないため、音楽によって受けた影響や人生が変わった出来事などを書くと良いでしょう。
音楽業界に入りたい理由を、エピソードを含めて書いてください。
(3)前職の経験と志望企業の仕事内容を紐付けて書く
音楽業界の志望動機には、前職での経験や志望企業の仕事内容を紐付けて書きましょう。
未経験の場合は特に、前の仕事で身につけたスキルがどう役立つか具体的に思い描く必要があります。
たとえば、マーケター経験者はレコード会社などのマーケターと職種自体は同じなので、消費者心理を理解したマーケティング活動ができるなどと記述しましょう。
可能なら客観的な数値などを用いて、よりあなたのスキルが伝わりやすいように工夫してください。
(4)自分の経験や職歴で志望企業に貢献できることを書く
音楽業界の志望動機には、自分の経験や職歴で志望企業へ貢献できることが何か書きましょう。
企業が採用したい人材とは、会社の利益になる人物だからです。
あなたを採用すると企業にどんなメリットがあり、利益をもたらせるのかを伝えてください。
たとえば、前職で営業をしておりマネージャー職を志す場合は、営業スキルによって担当アーティストの活躍の場を増やせるなどが適切です。
(5)音楽業界の今後を踏まえた展望を書く
音楽業界の志望動機に音楽業界の課題や今後を踏まえた展望を書き添えましょう。
業界への理解が深いことを採用側に伝えて、書類審査での印象を強められるためです。
たとえば、音楽業界はCDの売り上げが伸び悩み配信サービスが主流となってきていますが、レコード会社がオリジナルの配信プラットフォームを持っていないことが問題となっています。
これを踏まえて「私は前職でプラットフォームの運用に関わっており、その経験を活かしてオリジナルのプラットフォーム開発にて、音楽をより多くの人へ流通させたいと考えます」など、展望を書きましょう。
音楽業界が抱える課題については、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
2.音楽業界の志望動機を書くときの注意点
音楽業界の志望動機を書くときは、以下の2つに注意しましょう。
- 好き・情熱だけを押し出さない
- 業界や志望企業の特徴を必ず入れる
月並みの志望動機では、難易度の高い音楽業界の書類選考を通過できません。
1つずつ注意点を解説します。
(1)好き・情熱だけを押し出さない
音楽業界の志望動機に、音楽が好きなことや情熱を押し出さないようにしましょう。
業界を志望する転職者は、音楽が好きなのが当たり前であり、特にアピールポイントになりません。
また、かえって音楽業界への憧れだけで転職を志望している印象を与え、入社後のギャップで落胆して辞めるかもしれないと判断されます。
業界研究の成果を志望動機に入れ込めば、音楽業界への熱意は伝わるため、あえて言葉で「音楽が好き」と書かないようにしましょう。
音楽業界のギャップについては、以下の記事で解説しています。
(2)業界や志望企業の特徴を必ず入れる
音楽業界の志望動機には、業界や志望企業の特徴を入れましょう。
志望動機で他の志望者と差別化するために、深く業界や志望企業について考察している人材だとアピールするためです。
たとえば、音楽業界の今後の課題や問題についての考察を入れたり、志望企業の理念を引用して共感を示すと効果的です。
音楽業界への志望動機には、オリジナル要素を入れて他の志望者と差別化しましょう。
3.【例文あり】職種別・音楽業界の志望動機
音楽業界への志望動機を職種別に解説します。
- 音楽プロダクションの志望動機
- レコード会社の志望動機
- 音楽出版社の志望動機
1つずつ紹介するので、参考にしてください。
私が貴社を志望したのは、貴社所属アーティストの「〇〇」さんに、救われた経験からです。
過去にプロを目指して続けていたスポーツで挫折を経験し、その際に「〇〇」さんの歌で心を救われました。
その際に歌によって人の気持ちが救えることに感動し、将来は音楽業界へ入りたいと決めていました。
新卒で美容関係のマーケターとして働いてきましたが、「〇〇」さんを育てた貴社へ入る夢を諦めきれず、この度志望しました。
マーケターとしての活動によって得た消費者心理の分析、コミュニケーション能力には自信があります。
貴社に入社したあかつきには、アーティストのマネジメントやマーケティングに携わり、より多くの人に貴社所属アーティストの歌を聞いてもらいたいです。
私は前職で音楽出版社のプロモーターとして活動していました。
より音楽制作に関わる現場を経験したく、この度はレコード会社で多数の実績を持つ貴社を志望しました。
貴社の企業理念は、私が仕事上で大事にしている「〇〇(信念等)」と共通する点があります。
前職での経験や音楽業界への知識を活かし、貴社の理念に沿って音楽作りに参加したいと考えています。
私は前職でパラリーガルの仕事についていました。
もともとバンドをやっていたほど音楽が好きなこともあり、近年前職の事務所でも著作権関係の案件を担当し、音楽業界で法務実務の知識が役に立つと思い貴社を志望しました。
特に貴社は多くのアーティストの権利を守るための試みに積極的な部分に共感し、ぜひ貴社で働いたいと思っています。
私が前職で得た法的な知識や実務のスキルは、貴社の実務においても役立つと確信しています。
どうしても音楽業界の志望動機が書けないとお悩みの方は、エンタメ特化の転職エージェントの利用がおすすめです。
エンタメ業界に強い転職エージェントについては、以下の記事で紹介しています。
まとめ
音楽業界の志望動機は、音楽が好きという情熱だけを書いても他の人と差別化できません。
どうしてその志望企業が良いのか、音楽業界が良いのかを伝えるようにしましょう。
また、未経験者は前職での経歴やスキルを転職志望先企業の仕事と紐づけることが大切です。
志望動機がどうしても書けないと悩んでいる方は、音楽業界に強い転職エージェント助けを借りて、内定につながる志望動機を作りましょう!