「ベーシストに向いている指ってどんな指?」
「指が短い人はベーシストを目指せない?何か対策は?」
ベーシストは指が長く手が大きい人の方が向いてはいますが、指が短いとベーシストを目指せないわけではありません。
しかし、ベースが弾きづらかったり指が痛くなってしまうと、演奏に支障が出てしまいますよね。
この記事では、ベーシストに向いている指の特徴と指が短い人向けのベース選び、指が痛くなる場合の対処法を紹介します。
指の短さや痛みで悩んで練習に支障が出ている人は、ぜひ最後まで読んで練習に役立ててください!
目次
1.ベーシストは指が長くないとダメ?ベーシスト向きの指とは
ベーシストは手が大きくないと向いていないと言われてますが、確かに演奏には手が大きくて指が長い方が向いています。
- 指が長めである
- 爪が短めに整えてある
- 手がしっかりしていて大きい
ここからはベーシストの指の特徴について解説します。
指が短い方向けの対策は次の項目で説明しますので、指が短めの人は参考にしてください。
(1)指が長めである
ベーシストは指が長めの方が、演奏しやすい傾向にあります。
ベースのネックに手が届いてコードを押さえやすいためです。
指が短いとネックがうまくつかめず、コードが抑えられなくて音が安定しません。
また指が短いと不要な力が入りやすく、指弾きする際に余計な力が入って出音がバラバラになってしまいがちです。
ベーシストの指は指が長めの方が向いていると言えるでしょう。
(2)爪が短めに整えてある
ベーシストの爪は基本的に短めに整えてあることが多いです。
特に指弾きをする人は指の腹で弦を弾かなければならないため、爪があるとうまく演奏できません。
爪の長さは短めにして、指の腹を使ってベースを弾く必要があるでしょう。
そのため、爪の長さが短めに整えてある方がベース演奏はしやすい傾向にあります。
(3)手がしっかりしていて大きい
ベーシストは手がしっかりしていて大きい傾向にあります。
ギター・ベースはネックが太めであり、手が小さいとネックに十分に指が届きません。
また指や腕の筋肉を使うため、演奏しているうちに手の筋肉が発達してきてがっしりしてくるでしょう。
指の力を十分に発揮できる筋肉がある方が、ベーシストに向いています。
2.指が短い人はベーシストになれない?
指が短い人は「ベースに向いていない」と言われますが、実はそうではありません。
- 小さめのベースを選ぶ
- ネックの細いベースを使う
- 弦の高さを低めに設定する
- 弾きやすいフォームを探す
指が短かったり、手が小さくてもベーシストになれます。
指が短い人がベーシストを目指すにあたり、ベース選びなどで工夫するようにしましょう。
ベーシスト向けの手ではない人向けの対策を1つずつ解説します。
(1)小さめのベースを選ぶ
ベーシストとしては指が短めの方は、小さめのベースを選ぶと良いでしょう。
大きなベースは小柄な人や指が短い人にとっては弾きづらいです。
具体的にいうとロングスケールではなく、ミドルスケール以下のベースを選んでください。
女性や小柄な方が選びベースですが、音質には変わりありませんので安心してくださいね。
小さめのベースを選べば、ネックも小さめで指が短くても演奏しやすいです。
(2)ネックの細いベースを使う
指が短めのベーシストは、ネックが細いベースを使うと演奏しやすくなります。
ベースにはジャズベース・フレシジョンベースの2種類がありますが、ジャズベースの方がネックが細め。
ネックが太いと正確にコードが抑えられず、音が出づらいなどのデメリットがありますので、ネックが細いジャズベースを使いましょう。
メーカーによってネックの細さが違うため、実際に店舗で握ってみて余裕を持ってコードを押さえられるか確認してから購入してください。
(3)弦の高さを低めに設定する
ベースの弦の位置が高すぎると、押さえる際に指の力が必要となり指の短いベーシストには演奏しづらいです。
しっかり弦を抑えられなければ、出音にばらつきが出るため、しっかりとして音が出ません。
弦の高さを低めに設定すれば、押さえる際の力が弱くなるため、指が短くても演奏しやすいでしょう。
(4)弾きやすいフォームを探す
ベースを演奏する際に、どの位置が一番弾きやすいかフォームを模索しましょう。
ストラップを短くしすぎても弾きづらいですし、逆に長すぎると指が届かないことがあります。
指で弦を押さえたときに不要な力が入らず、スムーズに指を動かせる位置は個人個人で違うはず。
何度もベースを調整して、自分が演奏しやすいベースの位置を探してみてください。
3.ベースを弾いていて指が痛くなる場合の対処法
ベースを弾いていて、指が痛くなってしまう方向けの対処法を解説します。
- 力を抜いて演奏する
- 指弾きからピックに切り替える
- 指と手のトレーニングをする
指弾きをしている方は、指の腹に水膨れができて演奏できなくなるケースもあるでしょう。
ベーシストとして練習を欠かしたくない方のために、指が痛くなりづらい練習方法を解説します。
(1)力を抜いて演奏する
ベースを弾いていて指が痛くなる方は、不要な力が入ってしまったまま演奏しています。
演奏前に手をぶらぶらと振ったり、指のストレッチをして力を抜きましょう。
またベース自体が指にあっておらず、不自然に力を込めて演奏していることもあるため、先ほど紹介したベース選びを参考にしてベースを変えるのもおすすめ。
演奏中に力が入っていることに気づいたら、意識して力を抜いてみてください。
指を振りかぶっていたり、ぎゅっと弦を不必要に押さえる癖がある方は、個人練習の際にどれくらい押さえれば音が出るかを確認して、力の調整をする癖をつけてみると、普段から力を抜いてベースが弾けるようになります。
不要な力が入っていることに気づいたら、指を振りかぶらずに力を入れずに弾くことを意識しましょう。
(2)指弾きからピックに切り替える
指弾きに憧れるベーシストは多いですが、どうしても指が痛いならピックで演奏しても良いでしょう。
指弾きの方がはっきりとした太い音が出やすいですが、ピックでも練習すればはっきりとした音を出せます。
水膨れが治るまではピックで対応するなどして、練習に支障が出ないようにすると良いでしょう。
何度試しても指弾きで指の腹が痛くなってしまう場合は、ピックでも指弾きと同じような音が出るように練習し、ピックを用いて演奏することをおすすめします。
(3)指と手のトレーニングをする
ベーシストとして指や手のトレーニングをして、筋肉を鍛える方法も有効です。
指や手の筋肉がつけば指がスムーズに動かせるようになり、不要な力を入れなくなります。
ベーシストは特に薬指・小指の筋肉が弱いと指や手が痛くなりやすいため、フィンガートレーナーを用いて訓練すると良いでしょう。
指の力が満遍なくついてくれば、演奏が楽になり指が痛くなることもなくなるはずです
まとめ
ベーシストの指は長く、手はがっしりしていることが多いです。
指弾きをする方は爪をなるべく短めに整えて、演奏に支障がないようにケアしておきましょう。
ベーシストは指が長い人の方が向いていると言われますが、指が短い方でもネックが細く小さめのベースを用いれば演奏しやすくなります。
記事の中で紹介した指の短い人向けの練習方法や指が痛くなる人向けの内容を参考にして、快適に演奏してベーシストを目指しましょう!