「ギタリストはどうして爪を伸ばすの?」
「爪を伸ばしたいけど割れてしまって、短い爪に戻ってしまう」
ギタリストは右手の爪を長く伸ばしている人が多いですが、どうして爪を伸ばすのでしょうか?
演奏しやすいように爪を伸ばしたくても、うまく伸ばせない方もいるでしょう。
この記事ではギタリストが爪を伸ばすメリットとデメリットを解説し、爪を綺麗に伸ばす方法を解説します。
最後まで読めば綺麗な爪を手に入れて、ギター演奏に役立てることができるでしょう!
目次
1.ギタリストは左手の爪は短く・右手の爪を伸ばすのがおすすめ
ギタリストは左手の爪を短く切り、右手の爪を伸ばすと演奏しやすくなります。
左手の爪が長いとフレットが押さえられないため、正しくコードが押さえられません。
右手の爪を伸ばすのは、アルペジオや指弾きの際にピック代わりにするためです。
レフティの方は右手を短く切り左手の爪を伸ばし、演奏しやすく爪の長さを調整しましょう。
2.ギタリストは右手の爪を伸ばすべき?爪を伸ばす3つのメリット
ギタリストは右の爪を伸ばすべきなのでしょうか?
ギタリストが爪を伸ばすメリットを紹介します。
- ピックのようにはっきりした音が出せる
- ストローク・アルペジオをスムーズに行き来できる
- ピックと違い好みの角度・形に調整しやすい
爪を伸ばすか迷っている方は、後程説明するデメリットと比較した上で検討しましょう。
(1)ピックのようにはっきりした音が出せる
ギタリストが爪を伸ばすと、ピックのようにはっきりした音で演奏できます。
ピックを使わずに爪弾きでき、指弾きでは出せないシャープな音を出せることが爪を伸ばすメリットです。
爪が長いことでピックの代わりを果たしてくれます。
(2)ストローク・アルペジオをスムーズに行き来できる
ギタリストが爪を伸ばすと、ストロークとアルペジオをスムーズに行き来できます。
ストロークは通常ピックを用いて弾き、アルペジオは指で演奏するため、曲中でこの2つの奏法を使用する際はピックと爪を使い分けなければなりません。
持ち替えの際にピックを落とすなどのミスが起こり得るため、初心者のうちは演奏しづらいでしょう。
しかし、爪を長く伸ばしておけばストロークの際にピックを用いる必要がなくなり、アルペジオパートとストロークパートを両方とも手で弾きこなせます。
(3)ピックと違い好みの角度・形に調整しやすい
ピックはある程度形が決まっていますが、爪は自分好みの角度や形に調整しやすいです。
プロはピックをオーダーしたりしますが、初心者のうちはそこまでお金をかけられませんよね。
爪を長く伸ばし、ストロークしやすい角度・形に整えれば、ギターがより演奏しやすくなります。
3.右手の爪を伸ばすデメリットとは
右手の爪を伸ばすデメリットを2つ解説します。
- 爪が割れる可能性がある
- 生活で不便に感じることがある
爪を伸ばすことで多少不便を感じる可能性もあるため、事前によく考えてから伸ばしましょう。
(1)爪が割れる可能性がある
右手の爪を伸ばしていると、爪が割れてしまう可能性があります。
爪を綺麗に伸ばすためには、オイルを塗るなどのケアが必要です。
しかし、ケアなく爪を伸ばしていると爪が弱くなって割れてしまう、ギターを弾く際に爪がひび割れることがあります。
長いほど爪が割れるリスクは高まるでしょう。
(2)生活で不便に感じることがある
ギタリストが爪を長く伸ばしていると、生活する際に不便を感じることがあります。
例えば爪が長くてスマホをタップしづらい、キーボードが打ちづらかったり、缶ジュースのプルタブが開けられないことがあるでしょう。
今まで爪を長く伸ばしていなかった場合は、長い爪に慣れるまで不便を感じるかもしれません。
SUGIZOさんの右手。ギタリストの爪、長いのはわかるのだけども、なぜ人差し指と薬指は短いの??
素朴な疑問〜〜!!
ギター🎸弾く方、分かりますか?? pic.twitter.com/jlzN6yIiVZ— 金木犀 (@GPEbsW7lAc25tRB) January 29, 2022
ギタリストのSUGIZOさんは、爪の指を必要な部分だけ長く伸ばしています。
同じように自分がよく使う爪だけ伸ばすと日常で不便を感じづらいです。
3.ギタリストにおすすめな爪のお手入れ方法
ギタリストを目指す人におすすめな爪のお手入れ方法を3つ紹介します。
- 爪切りではなくヤスリで長さを整える
- ネイルオイルを塗って保湿する
- 日常生活で爪を使わないようにする
- コーティングをして爪を強くする
せっかく爪を伸ばすなら、綺麗に爪を伸ばしてギター演奏に役立てましょう。
(1)爪切りではなくヤスリで長さを整える
爪の長さを調整する際に、爪切りを使うと爪が割れやすくなるためヤスリを使いましょう。
ガラスヤスリは爪に刺激が少なく、綺麗に爪先を整えることができます。
また、ヤスリを使えば長さだけでなく爪の形を自分好みに調整してピック代わりにしやすくなるのがメリット。
爪ヤスリを使って長さを整えるようにすると、爪が割れるリスクを抑えられるため長さを調整する際はヤスリを使いましょう。
(2)ネイルオイルを塗って保湿する
爪は乾燥すると割れやすくなり、爪を伸ばすこと自体が難しくなってしまいます。
爪を綺麗に伸ばすためにはネイルオイルを塗り、保湿してなるべく爪の潤いを保ちましょう。
男性の場合はハンドクリームを爪に塗り込むようにする、女性の場合はネイルオイルを用いると良いです。
爪を保湿することで爪が割れづらくなり、強い爪になるためギターを弾いた際に割れづらくなるでしょう。
(3)日常生活で爪を使わないようにする
爪が割れたりすることを防ぐため、あまり爪を使わないように気を遣って生活しましょう。
指先にある爪は刺激が集中しやすく、些細な刺激でも割れやすいものです。
例えばキーボードを打つ際は指の腹を使うように意識したり、缶を開ける際は爪ではなくスプーンをプルタブに差し込んで開けるようにしましょう。
CORSAIRキーチェーン(栓抜き)は、プルトップを起こすときも使えるので女性やギタリストなど、爪の長い方にもオススメ。でも、そのままプルトップを起こそうとすると、中身溢れますけどね(経験済み)ww pic.twitter.com/luiWiJgcIa
— CORSAIR JAPAN (@CORSAIR_JP) September 27, 2018
缶を開ける際に爪を使わないための器具を購入するのもおすすめです。
なるべく爪を使わないように気を使うことで、刺激を最低限にして綺麗に爪を伸ばせます。
(4)コーティングをして爪を強くする
爪でギターを弾く際は、ある程度の爪の強度が必要です。
ネイル専用のコーティング剤などを用いて、爪を保護しましょう。
女性の方はピック代わりにする爪に薄くジェルネイルをして保護する方法もあります。
弦の強さに負けて爪が割れづらくなり、ギター演奏がしやすくなりでしょう。
爪を綺麗に伸ばしピック代わりにするなら、爪専用のコーティング剤を使用することをおすすめします。
まとめ
ギタリストは右手の爪が長い人が多いです。
ピック代わりに使え、シャープな音を出せるようになります。
爪を伸ばす際にしっかりケアをしないと綺麗な爪を伸ばせないため、ヤスリを使ったりコーテイングをするなど気を使う必要はありますが、演奏しやすくなることがメリットです。
あなたも自分がよく使う指の爪を伸ばして、ギター演奏に役立ててくださいね!