リップロールできない原因とは?おすすめの3つの練習方法

「リップロールができない原因って何が考えられるの?」
「リップロールを練習するコツってあるの?」

ボイトレとしてリップロールを行っている人の中には、上手くリップロールができなくて困っている人も多いのではないでしょうか。

実は、リップロールができないのには理由があるので、原因を解消することにより誰でもリップロールができるようになるのです!

本記事では、リップロールができない原因や練習方法を紹介します。

この記事を読めば、なぜリップロールができないかを把握し、適切な練習を繰り返してリップロールができるようになりますよ!

なお、以下の記事でリップロールのやり方を紹介しているので、やり方が分からない人は参考にしてみてください。

リップロールとは?4つの効果と初心者でもできるやり方・コツを紹介

2021.11.12

1.リップロールができない3つの原因

リップロールができない3つの原因

リップロールができない原因を紹介します。

主な原因は以下の3つです。

  1. お腹に力が入っていない
  2. 吐く息の量が少ない
  3. 表情筋が固まっている

順に紹介するので、自分と照らし合わせて、なぜリップロールができないかを明確にしましょう。

(1)お腹に力が入っていない

お腹に力が入っていない

リップロールができない原因の一つに、お腹に力が入っていないことが考えられます。

お腹に力が入っていない状態では、息の量が安定しません。

リップロールは吐く息の量を安定させることが重要なので、腹式呼吸でお腹を使って一定量の息を吐き続けなければ、長くリップロールを継続することができないのです。

腹式呼吸のやり方が分からない人は、以下の方法で行ってみてください。

腹式呼吸のやり方
  1. 背筋を伸ばしてお腹に手を当てる
  2. 一度息を全部吐き出す
  3. 頭の中で3秒カウントしながら鼻から息を吸う(息を吸っているときにお腹が膨らんでいることを確認)
  4. 頭の中で3秒カウントしながら鼻から息を吐く(息を吐いているときにお腹が凹んでいることを確認)

リップロールをしてみて、お腹に力が入っているか確認してみましょう。

(2)吐く息の量が少ない

吐く息の量が少ない

吐く息の量が少ない場合も上手くリップロールはできません。

リップロールは吐く息が弱ければ、上手く唇を震わせることができないので、ある程度強めに息を吐くことが求められます。

実際にリップロールをしてみて、強めに息を吐いてみてください。

一瞬でも唇を上手く震わせることができれば、吐く息の量が少ないことが分かります。

もし、強めに息を吐いたときに一瞬でも上手くリップロールができたら、深く息を吸って腹式呼吸を意識して吐く息を長く安定させてみましょう。

(3)表情筋が固まっている

表情筋が固まっている

表情筋が固まっていると口周りの動きが悪くなります。

腹式呼吸ができて息の量に問題がなければ唇に力が入っている可能性が高いので、早口言葉で表情筋を和らげてみましょう。

たとえば、早口言葉には以下のようなものがあります。

早口言葉例
  • 生麦 生米 生卵
  • 赤パジャマ 黄パジャマ 青パジャマ
  • 隣の客は よく 柿食う 客だ
  • バス ガス 爆発
  • 東京 特許 許可 局
  • 買った 肩たたき 高かった

はっきり発音することを意識して3回繰り返してみましょう。

早口言葉を言うときは、脱力することがポイントです。

2.リップロールの3つの練習方法

リップロールの3つの練習方法

リップロールのおすすめの練習方法を紹介します。

今回紹介する練習は以下の3つです。

  1. 一瞬のリップロールを繰り返す
  2. 息の量を増やす
  3. プーと声に出しながら唇を震わせる

順に紹介するので、これらのポイントを押さえて練習してみましょう!

(1)一瞬のリップロールを繰り返す

一瞬のリップロールを繰り返す

始めのうちは長くする必要はなく、一瞬でもよいのでリップロールをする感覚を身につけましょう。

まずは唇を震わせる感覚を覚えれば、あとは長くできるように練習するだけです。

何度もリップロールをしていくうちに、自然とコツを掴んで長くできるようになります。

継続時間は気にしなくてもよいので、とにかく数をこなして一瞬のリップロールができるようになりましょう。

(2)息の量を増やす

息の量を増やす

息の量を増やす訓練をすることで、吐く息が安定するようになります。

吐く息を増やすためには、腹式呼吸で深く息を吸うことがポイントです。

お腹を膨らませて目一杯息を吸い込み、吐く息を一定にすることを意識して長時間を息を吐いてみましょう。

最初は10秒を目安に息を吐き続け、15秒、20秒、30秒と少しずつ息を吐く時間を伸ばしていってください。

このとき、時間だけでなく吐く息を少しずつ多くすることも意識すると、強めに長時間息を吐き続けられるようになります。

ある程度長い間息を吐けるようになったら、少し強めに息を吐くことを意識してリップロールに取り組んでみてください。

(3)プーと声に出しながら唇を震わせる

プーと声に出しながら唇を震わせる

プーと声に出しながら唇を震わせると、リップロールができやすくなります。

ちなみに、はっきりとプーと発音するのではなく、周囲に声が聞こえるかどうか分からない程度に抑えて発声するのがポイントです。

プーと発音する形にすれば、唇に力が入りにくくなり、脱力した状態でリップロールができる体勢になります。

安定してリップロールができない人は、初めに気持ちプーと発声する意識で挑戦してみましょう。

まとめ

リップロールができない人は、腹式呼吸ができておらず、唇に力が入っている場合が多いです。

吐く息を強く安定させることがリップロールのポイントなので、長い間息を吐き続けるトレーニングを中心に行ってみましょう。

最初は長くすることは意識せずに、一瞬でも確実にリップロールができるように練習してみてください。

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