「リズム感を鍛えるにはどうしたらいいの?」
「リズム感を効果的に鍛えるコツはないの?」
歌が上手くなるために練習している人の中には、リズム感を鍛える方法を知りたがっている人もいるのではないでしょうか。
実は、リズム感を鍛えることは可能なので、訓練すれば誰でも正確なリズムを取れるようになるのです!
本記事では、リズム感を鍛える方法やコツ、リズム感がある人とない人の違いについて紹介します。
この記事を読めば、リズム感を効率良く鍛えて、歌唱力アップを目指すことができますよ!
目次
1.リズム感を鍛える3つの方法
リズム感を鍛える方法を紹介します。
主な方法は以下の3つです。
順に紹介するので、自分に合う方法を試してみてください。
(1)メトロノームでテンポを覚える
リズム感を鍛える上でおすすめなのは、メトロノームを活用することです。
メトロノームは一定のリズムを刻み続けるので、正確にテンポを覚えられます。
リズム感を鍛える上で大切なウラの拍(音と音の間)を身体に覚えさせることができる点もメリットです。
たとえば、メトロノームで「1(ワン)、2(ツー)、3(スリー)、4(フォー)」とリズムを刻む場合、「1、エン、2、エン、3、エン、4、エン」のように「エン」と拍を取るすることで、ウラの拍(各音の間のリズム)も刻んでいきます。
ウラの拍を自分で刻めるようになれば、ぶれることなく一定のリズムを刻み続けることが可能です。
最初は30秒や1分と短い時間でスタートし、慣れてきたら5分、10分と長い時間でリズムをキープできるように練習しましょう。
(2)口でリズムを唱える
メトロノームを使ってリズム感を鍛えるときに、頭で音を鳴らすのではなく口で実際に唱えましょう。
実際に口で発することによって、身体だけでなく脳でも記憶しやすくなります。
先ほどは、ウラの拍の取り方をエンで紹介しましたが、自分が発しやすい声で問題ありません。
「タッ」「タカ」「タン」「ツク」など言いやすい言葉を使いましょう。
ちなみに、16分音符のように早いリズムを刻むときは「タッ」が一番発音しやすいかもしれません。
また、「タカツク」のように、表のリズムを「タカ」ウラのリズムを「ツク」と発声してもよいでしょう。
リズムを刻みやすい歯切れのよい言葉がおすすめです。
(3)ボイストレーニングに通う
ボイストレーニングに通うのも1つの選択肢です。
独学でリズム感を鍛えるには限界があり、変なクセが付く可能性があります。
ボイストレーナーに指導してもらうことで、変なクセが付くことなく、正確なリズムを刻めるようになるのでおすすめです。
最近では、オンラインレッスンを実施しているところもあるので、スマホさえあればどこでもレッスンを受けられます。
防音設備が整っていない場合は、音楽スタジオやカラオケでオンラインレッスンを受講してみましょう。
2.リズム感を鍛える3つのコツ
リズム感を鍛えるコツについて紹介します。
意識すべきポイントは以下の3つです。
当たり前のことかもしれませんが、意識するだけで練習の成果は大きく変わります。
これらのポイントを意識して、リズム感の訓練をしましょう。
(1)リズムゲームを活用する
リズム感を手軽に鍛えるのにおすすめなのはリズムゲームです。
スマホアプリでいくつものリズムゲームが登場しているので、楽しくリズム感を鍛えられます。
最近では、「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」など爆発的な人気のあるリズムゲームがあるので、試しに遊んでみてください。
(2)身体と口でリズムを刻む
口である程度リズムを取れるようになったら、身体も動かしていきましょう。
ウラのリズムで手拍子をしたり、足で地面を踏んだりして、リズムに合わせて身体を動かします。
身体が一定のリズムで動かせるようになったら、リズム感が身に付いている証拠です。
不規則にテンポを早くしたり遅くしたりして、柔軟に対応できるようになりましょう。
(3)歌を徹底的に聴き込む
歌を徹底的に聴き込むことをおすすめします。
特にプロの歌手はリズム感がずば抜けているので、お手本にするには最適です。
完コピするくらいの意識で好きな歌手や好きな歌を聴き込んで、原曲通りに歌えるように練習しましょう。
特にカラオケの採点機能を活用すると、効率良くリズム感を鍛えられます。
カラオケ採点基準の1つにリズムがあり、テンポがずれていれば評価で指摘してくれるため、採点結果でリズムがちゃんと取れているか確認しましょう。
3.リズム感がある人とない人の違い
リズム感がある人とない人の違いについて紹介します。
リズム感がない人の特徴に該当する場合は、より意識を高く練習することが重要です。
自分のリズム感の有無を確認して、訓練に活かしましょう。
(1)リズム感がある人の特徴
リズム感がある人は、とにかくタイミングの取り方が上手です。
ウラのリズムも自分で取れるため、ブレることなく一定のリズムを取り続けられます。
表のリズムだけを追うとどうしてもずれが生じますが、ウラのリズムが取れれば曲の最後まで最適なリズムを維持することが可能です。
リズム感は身体を動かす上で重要なので、音楽の才能だけでなくスポーツセンスも良くなります。
運動神経が良い人は、リズム感が良い傾向があります。
(2)リズム感がない人の特徴
リズム感がない人は、どうしても音の出だしが遅れてしまいます。
上手く間を取ることができなければ、合唱や合奏で周囲のテンポと合わせることが困難です。
同じパートを繰り返すことで一定のリズムが生まれるので、音の周期性を把握できない人は、最後までリズムをつかめずに楽曲が終わってしまうことがあります。
リズム感は音楽をする上では避けては通れない要素なので、音の出だしが遅れる人や周囲とテンポが合わない人は、歌唱技術や演奏技術を磨く前に、リズム感の訓練をしましょう。
まとめ
リズム感を鍛えることは誰にでもできます。
メトロノームを活用し、発声したり身体を動かしたりして、ウラの拍を意識してリズムを刻むことがポイントです。
リズムゲームを活用するなど、楽しくリズム感を鍛えましょう。